リーズナブルな一人ひと鍋チェーン店「8鍋」
「8鍋」は一人ひと鍋スタイルのチェーン店で、台湾北部を中心にいくつかの支店があります。
一人ひと鍋スタイルの鍋屋さんは、他の人に気を遣わずに好きなスープを選んだり、好きなタイミングで具材を入れながら食べることができるので、便利だなと感じています。同店の鍋は1つ140元(約630円)からと、リーズナブルな価格設定が魅力です。
イートインの場合は、ご飯が食べ放題で魯肉(煮込んだ豚肉)もかけ放題、ドリンク2種類が飲み放題、アイスクリーム4種類も食べ放題に。安くお腹いっぱい食べたい時にぴったりで、友人とよく通っていました。
一人分の鍋もテイクアウトできちゃう
でも、台湾では2022年6月現在、新型コロナウイルス感染症が大流行中です。人口が日本の約5分の1であるにもかかわらず、1日の新規感染者が5〜8万人ほどという状況……。ということで、感染対策も考えて今回筆者はテイクアウトで購入してみました。
購入したのは「原味羊肉鍋(オリジナル羊肉鍋)」。テイクアウトだと10元引きになるようで、130元(約585円)でした。鍋に加えてご飯とドリンクがセットで付いてきます。
ビニール袋に調理済みの鍋が
それにしても「鍋料理をテイクアウトってどうやって?」と思う人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? 台湾のテイクアウト方式はなかなか大胆。今回は大きな紙カップの中に、ビニール袋に入れられた鍋料理が入っていました。
紙カップよりも鍋の具材の方が多いのでは?と感じたので、まずスープを別のお椀にそそぎ、具材を紙カップの中に入れ、後からお椀に入れておいたスープを上からかけてみました。
無事、こぼさずに紙カップに写すことに成功! さっそくいただきたいと思います。
具沢山がうれしい!羊肉鍋のお味は?
肉や野菜の出汁がしっかり出ているやさしい味のスープにほっと温まります。台湾の羊肉は実はヤギの肉なのですが、歯ごたえがあって肉の旨味がぎゅっと広がります。付け合わせの豆板醤との相性もよいです。
他にもキャベツなどの野菜やエノキ、タコさんウインナーに肉団子、魚のすり身団子やモチモチした餅のようなトッピング、かまぼこや昆布、玉子も入っていました。具材が盛りだくさんな鍋です。
今回はじめて同店で鍋をテイクアウトしてみましたが、家でゆっくり一人鍋をいただくのもよいなと感じました。一人分の鍋物だって気軽にお持ち帰りできちゃうのは、台湾ならではですね。
公式ホームページ:http://www.8pot.com.tw
[All photos by Yui Imai]
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