目的地までの移動時間をどれだけ快適にストレスなく過ごすかによって、体調をコントロールし、旅疲れを軽減することができます。ほんのちょっとした準備で段違いに旅が楽しくなる、とっておきのテクニックを、乗り物別にご紹介しましょう。
車編:運転しなくてもサングラスは必需品
気ままに移動できて、いつでも休息をとることができる車は、もっともストレスなく過ごせそうな乗り物です。しかし、忘れてはならないのが、サングラス。
長時間ドライブともなれば、その間、ずっと外を見ていなければならず、充血やドライアイなども心配です。夏場に限らず天気の良い日や進行方向によっても、太陽の強い光の影響をもろに受け、目に負担をかけてしまいます。このため、サングラスがあるのとないのとでは、疲れ具合が大きく変わってきます。
車にサングラスを常時置いているドライバーも多いのですが、盲点となるのが助手席です。運転しないとはいえ、助手席もドライバーと同じくらい目に負担がかかるため、忘れないように持っていきましょう。
バス編:酔い止めは30分前に
マイカーでは酔わないのに、バス旅行ではなぜか酔ってしまう・・・という人って結構いるものです。車体が大きいバスは、その分揺れも大きいため、いつもは車酔いしないという人でも酔いやすくなってしまうようです。
酔い止め対策として挙げられることは、まず前日の体調管理でしょう。飲み過ぎ・食べ過ぎ・睡眠不足の状態であれば、車酔いの可能性が高くなってしまうので注意しましょう。
ベストな体調で挑んでも、酔いやすい人はバスの中で本やスマホを見るのは避けた方がよさそうです。乗り物酔いは平衡感覚のズレが関係しているので、その影響を少なくするためにも、なるべく遠くの景色を眺めることがいいのだとか。移動時間の暇つぶしは本ではなく、音楽を楽しむようにしましょう。
また、市販の酔い止め薬を利用するのも手です。酔い止めは気分が悪くなってから服用しても効くというものもあるみたいですが、できれば乗車30分前に飲んでおいた方が安心です。
飛行機編:血行を妨げないリラックススタイルで
長時間同じ姿勢をとることになる飛行機では、体にかかるストレスも相当なものになります。
飛行機で旅行となるとファッションにも気合いが入りますが、ひとつ大切にしてほしいのは、血行を妨げない服装を心がけるということです。
スキニーパンツや細身のジャケット、伸縮性のないシャツなどは、体を圧迫し、血行を悪くしてしまうので、長時間フライトの際には避けた方がよさそう。反対にお勧めしたいのは、ウェストがゴム使用のパンツや、ゆったりしたデザインのワンピース、サロペットなどです。
同様に足元も、締め付けがきつい靴下や窮屈なパンプスはNGです。機内で利用できるように、ゆったりタイプの室内用靴下やスリッパを用意しておくといいかもしれません。リラックス効果に加えて冷え対策にもなりますよ。
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