夏みかん丸漬ってどんなお菓子?
山口県・萩名菓の「夏みかん丸漬」。筆者が購入したものは、たけなかの商品ですが、他メーカーからも販売されています。たけなかは、山口県萩市で夏みかんなどの晩柑類の地方発送をはじめ、干菓子やゼリー、ジュース、マーマレードなどに加工し販売している会社。
夏みかん丸漬は、すっぱい夏みかんを丸ごと使い、中身をくりぬいて羊羹を流し込んだもの。明治時代から萩地方に伝わる和菓子なんだとか。
どこで買える?
筆者は山口宇部空港にあるANA FESTAで購入しました。たけなかのオンラインショップでも通販可能です。
想像以上のインパクトだった
箱に包装紙で包まれた夏みかん丸漬。「夏蜜羹(なつみつかん)」と書かれています。
箱を開けると、どーーん!と夏みかん丸漬が鎮座。想像以上の存在感です。
ビニールでくるまれた夏みかん丸漬を取り出すと、ふわっと柑橘の香りが漂い、手にはずっしりとした重みを感じます。これは……中に流し込まれた羊羹の重みですね。
手のひらに乗せてみました。この大きさ、伝わりますか? ちなみに、表面は砂糖らしきものがまぶされておりベタベタとしているので、手のひらに乗せるのはおすすめしません。このインパクト抜群の夏みかん丸漬は、ちょっと他にはない和菓子ですね。
外側は夏みかんの皮ですが、丸ごと食べられるということなので、まずは半分にカットしてみました。中にみっちりと羊羹が詰まっています。
半分にカットしてもかなりの大きさ。食べやすいようにさらにカットしていただくことに。
皮の苦みと羊羹の上品な甘さがちょうどいいですね。皮は砂糖のおかげで、ちょうどよい苦みがあり酸っぱさは感じません。そして、小さくカットしても食べ応えがあります。本当に結構なボリュームなので、数人でシェアしていただくか、少しずつカットしていただくのがよいかと。保存料は一切使用していないとのことなので、なるべく早くいただきましょう。
少しずつ食べれば食べるほど、皮の苦みと羊羹の甘みがクセになるさわやかな味わい。お茶と一緒にいただくのもよいですが、コーヒーと一緒にいただくと、和菓子とコーヒー、それぞれの味が引き立っておいしくいただけると感じました。
見た目以上にボリュームもあって食べ応えがある萩名菓。夏みかんの皮の苦みと羊羹の甘さのハーモニーをぜひ楽しんでみてください。
価格:980円(税込)
賞味期限:製造日を含め1カ月
萩みかんのたけなかオンラインショップ:https://takenaka.ocnk.net/
山口宇部空港 ANA FESTA
公式サイト:https://www.anafesta.com/
[All Photos by Chika]
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