TABIZINE編集部の山口です。
先日出席した北陸観光PR会議の地域ブースで、ちょっと不思議な形のあんこ餅を発見しました。
石川県七尾銘菓「ながまし」の由来
ユネスコ無形文化遺産にも認定されている、能登で最も盛大な祭礼である5月の「青柏祭(せいはくさい)」。その青柏祭の祝い菓子やお土産として、人生の節目の贈答品として、無病息災の象徴として大好評なのが「ながまし」です。
そんな縁起のよいお菓子として地元で愛される石川県七尾の銘菓「ながまし」ですが、端が赤か緑に染められているのが特徴で、形もちょっと不思議。パッケージには、こう書かれています。
ながましの由来
文明五年(1415)、酒見助右エ門という人物が竜門寺の宝形型と云われる本堂を、大けやき一本で魚寄せといわれる工法で健立されたのを祝い、その形を型どった「ながまし」が発案されました。 七尾菓子業組合
絶妙な塩味がクセになる!モッチモチ感も◎
「ながまし」は、ひらべったいあんこ餅。地元産のもち米・カグラモチを使用しています。
中はこしあん。味は普通のあんこ餅なのかなと思っていただくと、一口食べてびっくり。なんだこれは! 絶妙な塩味があり、餅の食感がモッチモチ。これはただのあんこ餅ではないぞ。クセになるあんこ餅だ。地元では飛ぶように売れると聞いたけれど、確かにこれが家の近くで売っていたら何度もリピしてしまいそう。
七尾銘菓「ながまし」は、お店によって、微妙に形や食感、味が異なるそう。今回筆者がいただいたのは、毛利生菓子舗のものでした。いつか現地を訪れて食べ比べを楽しんでみるのもいいなあと思いました。