アニメ『ゆるキャン△』の聖地「ころぼっくるひゅって」
白樺湖から車で約16分、上諏訪駅からは車で約30分、霧ヶ峰の小さな山小屋「ころぼっくるひゅって」。雪のない季節はカフェもオープンしていて、アニメ『ゆるキャン△』に登場する場所としても有名な人気店です。筆者が休日訪れたときも、開店30分前からかなりの人が並んでいました。席の事前予約はできません。
お盆の期間、通常カフェ営業のほか、早朝カフェ(6:00-8:00)が営業されている日もあります。平日メニューと休日メニューがあり、看板メニューのボルシチが提供されるのは、休日メニュー日のみ。くわしくはころぼっくるひゅって【公式】Twitterにてご確認ください。
注文はカウンターにて先に会計
店内に入ると、目に入るのはお土産やグッズのコーナー。コーヒーを淹れるためのサイフォンがたくさん並んでいます。
天気のいい日はテラス席で絶景をのぞみながら食事やお茶をいただけますよ。
太養パンのワッフル 200円 アマンドガレット250円
こちらはレジ横スイーツ。太養パン店は創業100年を超える長野・諏訪の老舗パン屋さんです。
看板メニューのボルシチが最高!サイフォンコーヒーやトーストもうまい
ボルシチ(パンとドリンクのセット)※数量限定で売り切れ次第終了
筆者がオーダーしたのは、やはり看板メニューのボルシチセット! 単品パン付き 1,050円、パンとドリンクのセットは1,400円です。ドリンクは、瓶ビール・ギネスビール以外から選べます。
ドリンクは王道のサイフォンコーヒーにしてみました。ロシア風に煮込まれた牛肉と野菜のトマトスープは、お肉はホロホロ、野菜の旨味がたっぷり溶け込んでいて、一口いただいただけで幸せな気分に。雪の中をひたすら歩いてこの山小屋に辿りついた登山者にとっては、このボルシチはまさに神の恵みのように感じただろうなあ、生きててよかったって感じるだろうなあ。そんなことを思いながらいただきました。
パンがまたやわらかくって、香ばしくて、いくらでも食べられてしまいそう。
厚切りバタートーストいちごジャム 600円 ※数量限定で売り切れ次第終了
厚切りの食パンをこんがり焼いたトーストは、たっぷり塗られたバターと斜め格子の切れ目がポイント。丁寧に作られていることがわかる、パンと山小屋に感謝したくなる味わいです。
「ころぼっくるひゅって」のメニュー
ころぼっくるひゅっては、山小屋でありながら意外とメニューが豊富です。とはいえ、上水下水はなく、山に流れる水を井戸水として汲み上げて使用しています。山小屋のお水はとっても貴重。お冷やは飲み残さないのがマナーです。
ドリンクメニュー例
- サイフォンコーヒー 550円
- ミルクコーヒー 600円
- ミルクココア 650円
- 高原牛乳 500円
- サワーミルク(カルピスの冷たい牛乳割り)550円
- ぶどうジュース 500円
- 国産缶ビール 550円
スイーツメニュー例
- コロボックルのニューヨークスタイルチーズケーキ 550円
- 手しぼりティラミス 600円
- シュトレンとコーヒーのセット 700円
- アップルパイ 550円
- クルミのタルト 550円
厚切りバタートースト はちみつ・いちごジャム・シナモンシュガー 各600円など
甘辛ポークサンド、しっとりチキンサンドなど 単品800円、ドリンクセット1,200円
登山者の安全を守る避難小屋の役目をしていた
ビーナスラインが開通する前からここ車山肩に佇む「ころぼっくるひゅって」。1956年の創業から31年間は、ランプ生活だったそうです。当時はこの辺りは無人の大草原で、隣の白樺湖へ行くにも6kmの道のりを歩くしかなかったといいます。
昔は霧ヶ峰も遭難する人が多く、ころぼっくるはそうした登山者の安全を守る避難小屋の役目をしていたのです。そんな歴史や山への敬意を感じつついただくと、より一層ありがたさと滋味深いおいしさが感じられると思います。
※価格はすべて税込です。
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
kanoa ライター
自由とときめきを愛するライター。2児の母。都会のマンション暮らしを満喫しつつも、いつか田舎に移住し、縁側のある古民家に住みたいと憧れている。旅先で「ここでしか買えないお土産グルメ」を探すのが好き。特にパン屋を見つけると買わずにはいられない。
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