【福井県のアンテナショップ人気商品ランキング】油揚げ王国の特大サイズのおあげが絶品すぎた

Posted by: わたなべ たい

掲載日: Mar 3rd, 2024

東京の有楽町や銀座は、日本全国のアンテナショップが集まる一大密集地なのですが、そんな東京で買える、ローカル色豊かな各都道府県の人気商品・お土産をランキング! 第16回目は「ふくい食の國 291」を取材。福井県の人気商品・お土産を実食ルポで紹介します。

ベスト1 福井県の人気商品・お土産「水羊かん」

真っ白い暖簾に「二九一(フクイ)」の文字が揺れる、スタイリッシュな店構えの福井県のアンテナショップ「ふくい食の國 291」。

店内も整然と商品が並び、その数は約2,000種類。各県のアンテナショップの中でも群を抜く豊富な品揃えを誇っています。

その中から販売個数第1位に輝いたのは、福井を代表する冬の風物「水羊かん」。冬に水羊かん? と思うことなかれ。福井ではこたつに入りながらツルンと水羊かんをいただくのが昔からのスタイル。11~3月までの期間限定販売。

パッケージの彩りも豊かな10種類ほどの水羊かんの中から、ダントツ人気なのはえがわの「水羊かん(カリョーパック)」740円(税込)。

箱を開ければ、うるうるでトゥルンとした黒色の輝き! 口に含めば、ひんやりツルン! 上品な黒糖の甘みが優しく広がり、なめらかなこし餡が喉を滑り下りていきます。

冬に食べる水羊かんのおいしさを実感するようなコクとうるおい。ブラックコーヒーとの相性も抜群にいいので、おこたに入りながら楽しみましょう。

 

ベスト2 福井県の人気商品・お土産「谷口屋の、おあげ」

コレ、パンケーキじゃないですよ! ほら、大根おろしや青ネギがのっているでしょ。このこんがり肉厚の正体は“おあげ”。端的に言えば油揚げや厚揚げですが、それらとは別格のおいしさを楽しめるのです!

福井県は、なんと“油揚げ王国”でもあるんです! その購入額や消費量は全国平均の約2倍とも言われ第1位。その油揚げのキングとも称されるのが「谷口屋の、おあげ」648円(税込)。

ほぼ正方形のおあげは、一辺約14㎝、厚さ約3㎝もある大きなもの。そのまま食べることもできますが、そのおいしさを無限大に楽しむなら“おあげステーキ”。パッケージから取り出す→ラップをかけず電子レンジで約50秒→フライパンで表面(包装内の上部)を約2分焼く→裏面を約2分焼く→表面を約20秒焼く。ポイントは焼くときは動かさないこと、焼き色をしっかり確認すること。

お好み焼きやパンケーキを思わすようなフォルム。薬味をトッピングしてかぶりつけば、外はかりっかり、中はふわっふわの驚きの食感! 食卓の主役になる油揚げを作ろうとの想いが伝わってくるようなおいしさです。ぜひ、アツアツのできたてを食べて!

ザクッと音を立てる香ばしい外側の揚げ部分と、中の豆腐のふんわり感がたまりません。キムチ+クリームチーズなども試してみたのですが、大根おろし+青ネギ+醤油の王道スタイルが絶品!

ベスト3 福井県の人気商品・お土産「羽二重餅」

福井県のお土産の代表格とも言える羽二重餅(はぶたえもち)。数種類の羽二重餅を扱っていますが、明治30(1897)年創業の松岡軒の「羽二重餅」147円(税込)が第3位。

小分けにされて手に取りやすいお値段も魅力ですが、松岡軒は羽二重餅の発祥とされる老舗。「羽二重」とは福井名産の絹織物ですが、その上品でなめらかな肌触りを和菓子で表現できないかと試行錯誤を重ねたうえに誕生したとか。

光を通すような乳白色の色合い、ひらひらとしたしなやかさはまさにシルクのような優しさ。口の中でふんわり溶けるような風味が特徴的。1パッケージに2枚の羽二重餅が入っています。

 

スタッフがイチオシする福井県の人気商品・お土産「大福あんぱん」

卸・広報担当の三浦さんが、迷わずおすすめしてくれたのがヨーロッパンキムラヤの「大福あんぱん」250円(税込)。パンの中に大福を入れちゃうってどういう発想? と思ったのですが、福井県鯖江市で1927年に創業したヨーロッパンキムラヤの2代目が、パリに住む友人を訪ねるとき彼の母から好物の大福を頼まれ、驚かすためにパンの中に入れて持って行ったのが始まりだとか。

そんな誕生秘話の残る「大福あんぱん」。パンの中には丸々の大福が入っているのですが、バターや卵を豊富に使った特製ブリオッシュのパン生地が、もちもちと風味豊かでおいしいこと!

中からは北海道産の小豆を使った大福がお目見え。求肥のねっとりしたやわらかさに小豆餡の程よい甘みが加わり、1個で十分満足できるボリュームをもっています。
 

ライターが思わず買った福井県の人気商品・お土産「ほたるかきもち」

福井県の東部、蛍が舞う清流で知られる美山地区などで栽培されるもち米や野菜で作られる「ほたるかきもち」680円(5枚入り・税込)。1枚1枚丁寧に揚げられ、手のひらを超える大きさなのですが食感はとってもライト。持ち帰るときは割れやすいので注意してください。

季節ごとに練り込まれる野菜が異なり、その数は16種類にも及ぶとか。2月に購入したかきもちは、赤かぶら・よもぎ・カボチャ・サツマイモ・生姜の5種類。赤かぶらとよもぎの区別は色からもできたのですが、各野菜の風味はほのかに香る程度。ザクザクと小気味よい軽い食感が特徴的です。

ふくい食の國 291
住所:東京都中央区銀座1-5-8
営業時間:ショップ10:30~19:00 イートイン(レストラン)11:00~15:00(LO14:30)/17:00~21:00(LO20:00)(土・日曜・祝日は11:00~20:00(LO19:00))
定休日:不定休
アクセス:東京メトロ「銀座一丁目駅」5番口よりすぐ
URL:https://fukui291.jp/ginza/

[Photos by ©︎tawawa]
 


 

PROFILE

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
https://taijin.mystrikingly.com

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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