【日本のベニス】ノスタルジックな港町・内川を歩く!ゆっくり流れる時間に身をゆだねて|富山県射水市

Posted by: Chika

掲載日: Aug 17th, 2026

富山県射水(いみず)市の内川(うちかわ)エリアは、昔ながらの漁師町の風景が残る、ノスタルジックな港町。川沿いに並ぶ漁船や古い民家や番屋、デザインが異なる10以上の橋から眺める景色は、どこか懐かしさを感じます。特に夕暮れどきは幻想的な雰囲気に。近年では「日本のベニス」とも呼ばれ、映画やドラマのロケ地としても人気が高まっています。外国人も少なく、国内旅行先としても穴場! 古きよき日本を思う存分満喫できますよ。

【日本のベニス】ノスタルジックな港町・内川を歩く!ゆっくり流れる時間に身をゆだねて|富山県射水市 夕焼け

富山県射水市「内川」ってどんなところ?

富山県射水市内川 港町
富山県射水市にある内川は、富山新港から東西約3.4〜3.5km続く運河で「海から海へつながる珍しい川」。両岸には漁船がずらりと停泊し、漁師さんたちの暮らしが今も身近に感じられます。

射水市は富山市に隣接しており、電車であれば富山駅から1時間強、車であれば北陸自動車道小杉ICから約20分でアクセスOK。富山市内から足をのばしやすいのも魅力です。

冬から春先に見たい!港町と雪化粧した立山連峰のコラボ

© 富山県

川沿いに民家などが立ち並び、漁船が停泊している景色の向こうには、立山連峰を望むことができます。空気が澄んでいる冬のほうがよく見えるようで、湿度が高くなる夏は見えないことが多いそう。筆者が訪れた7月上旬も天気はよかったですが、うっすら見えるか見えないかぐらいな感じでした。

風情ある港町と雪化粧をした立山連峰のコラボレーションが見たいなら、空気が澄んだ冬の晴天日から、山に雪が残る春頃が狙い目。ただし、春先は黄砂や霞の影響で見えにくい日もあるため、天候条件を確認して訪れるのがおすすめです。

ずっと眺めていたくなる夕暮れの風景

筆者がここ内川で見たかったのが、港町が夕焼け色に染まっていく風景です。

川沿いを歩きながらどこの橋の上から見るのがいいか、ベストポジションを探っていると、「中の橋」にすでに3名の人が集まっていました。うち1人は三脚を立ててカメラをセット。ほかの2人も手にはスマホを持っていて、日没の瞬間を待っていることがすぐにわかりました。

筆者が訪れた7月上旬・平日の日中は暑かったこともあってか、歩いていてもほとんど人とすれ違うことはありませんでした。しかし、日が傾き始めるころになると、カメラやスマホを手にした人たちがどこからともなく集まってきます。

【日本のベニス】ノスタルジックな港町・内川を歩く!|富山県射水市 夕暮れ

もれなく筆者もそこに加わり、橋の上からひたすら日が沈んでいく様子を眺めます。ただぼうっと空を眺めることなんて、いつぶりでしょうか。海のある場所に行ったときぐらいしか思い出せません。それくらい、とても久しぶりのゆっくりとした時間です。

日没を待つときの注意点はひとつ。夏場は虫よけスプレーをしていった方が安全です。

カモメに餌やりもできる「新湊観光船」

新湊観光船
内川とつながっている海を巡る「新湊観光船」に乗ると、また違った景色を楽しむことができます。歩いて見る内川とは違い、水面から見上げる橋や海の景色まで楽しめるのが観光船ならでは。短時間で内川の雰囲気を味わいたい人にもおすすめです。バスで来たツアー客で定員に達してしまうこともあるそうなので、予約しておくのが確実

乗船場所は、海王丸パーク川の駅新湊の2カ所があり、所要時間は約50分です。筆者は宿泊場所から近かったこともあり、川の駅新湊から乗船しました。

川の駅新湊

川の駅新湊には川の駅カフェがあり、お土産なども売っている

スタッフさんによると、デッキ席が視界が開けていておすすめとのこと。3名程度しか座れないので早い者勝ちです。確かにデッキ席のほうが、船の天井ぎりぎりで橋の下をくぐるときも、臨場感があってワクワクします。

夏はずっとデッキにいると直射日光を浴びるので、日焼け対策は必須。船内は扇風機が設置されていますが、冷房はないため暑さ対策グッズを準備しておくと安心です。

新湊観光船 カモメ
内川を航行したあと海に出るので、カモメに餌やりもできます(餌代150円)。乗客の誰かが餌をやると、どんどんカモメがやってきました。

富山県射水市 赤い灯台
海に出ると赤い灯台が見えたり、新湊大橋の下をくぐったり、「海の貴婦人」と称される練習帆船「海王丸」が見えてきたりと、景色もどんどん変わるので退屈しません。あっという間の50分間でした。

海王丸

海王丸

新湊大橋

新湊大橋

新湊観光船
乗降場所:海王丸パーク、川の駅新湊
運航時間:【通常営業】10月31日まで 9時〜16時/11月1日〜12月13日 10時〜15時/2月20日〜2月28日 10時〜15時/3月1日〜 9時〜16時
【冬期休業】12月14日〜2月19日
定休日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は、木曜日)
料金:通常運賃 大人(中学生以上)2,200円/子ども(小学生)1,100円 ※大人同伴、未就学児無料
子供への対応可・バリアフリー 車椅子乗船(好天時のみのデッキでの乗船、また付添人の方がご同乗頂き車椅子3台まで乗船可能)
公式サイト:https://shinminatokankousen.jp/

雰囲気のあるリノベカフェでひと休み

cafe uchikawa 六角堂
散策に疲れたら、近くにあるカフェで休憩を。かつての畳屋をリノベした「cafe uchikawa 六角堂」。特徴的な外観が目をひくカフェは2階席もあり、ランチからカフェ、ディナーまで楽しめます。

六角堂ルーベンサンド

好きなサンドイッチとセットにできるランチセット。筆者は旬の有機野菜サラダ・ドリンク・デザートが付いたスイーツセットを選択(好きなサンドイッチ+1,300円)

看板サンドイッチである「六角堂ルーベンサンド(コンビーフサンド)1,500円(税込)」は、チャバタ(パン)にコンビーフとチーズ、酸味があるザワークラウトをサンド。ほかでは食べたことのない珍しいサンドイッチです。

コンビーフの塩気とザワークラウトの酸味がほどよく、暑さでバテ気味の身体に染みわたっていきました。

番屋カフェ
内川をすぐ目の前に望む場所にある「番屋カフェ」。古民家をリノベーションした雰囲気のあるカフェで、映画「人生の約束」のロケ地として使用されたスポットです。

番屋カフェからの景色

窓側のカウンター席からは川沿いの風景が楽しめます

川沿いにはカフェのほかリノベした宿、お店などもあります。夕方に営業を終了する店舗もあるため、あらかじめ営業時間をチェックしておくのをお忘れなく。

富山に行ったら必ず食べたい!地魚のお寿司

浪花鮨

浪花鮨 富山湾鮨(10貫)3,600円(税込)

富山を訪れたら絶対食べたいのがやっぱりお寿司。県内では、「富山湾鮨」といった、富山湾で水揚げされた旬の地魚を使った寿司10貫に、富山県産米と富山らしい汁物を組み合わせたメニューをさまざまなお店で味わうことができるんです。

浪花鮨も富山湾鮨が楽しめる店のひとつ。この日は、富山湾の宝石と呼ばれる白エビや、キジエビ、バイ貝など、普段都内で食べる機会のない新鮮なネタを味わうことができて大満足でした!

内川に架かる個性的な橋

内川には10以上の橋が架かっていて、橋の上からノスタルジックな風景を楽しむのが定番ですが、歩いているとそれぞれ橋のデザインが異なる点にも気がつきます。特に印象的だった橋を中心にいくつか紹介しましょう。

東橋 富山県射水市

東橋

べんがら色の屋根付きが珍しい東橋は、歩行者・自転車用の橋で、スペインの建築家 セザール・ポルテラ氏が設計しました。屋根付きのため日差しを避けられ、風が吹き抜けると心地よい涼しさを感じます。週末にマルシェが開催されることもあるのだとか。

山王橋 富山県射水市

山王橋

山王橋は、遠くからでも目立つ手の彫刻が印象的です。人、心、愛、夢をテーマに表現されており、地元出身である竹田光幸氏が大理石で制作しました。

新西橋
新西橋は、モダンでスタイリッシュなデザインがひときわ目をひきます。文化勲章を受章した金属造形作家・蓮田修吾郎氏がデザインした黒褐色の金属と灰色のコンクリートで造られた橋です。

港町でのんびりレトロ散歩

ニューヨーク・タイムズ紙「2025年に行くべき52カ所」に富山市が選ばれたことで注目を集める富山県。隣接する射水市・内川は、インバウンドで混雑している印象はなく、ゆったりと散策を楽しめる港町です。

橋の上から漁船が行き交う川や赤く染まっていく空を眺めていると、日常の慌ただしさから解き放たれ心も身体もほどけていくよう。昔から変わらない風景が残る内川は、レトロさが残る町が好きな人、旅先でのんびりとした雰囲気を味わいたい人にはぜひ訪れてほしい場所です。

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
©︎ Chika

PROFILE

Chika

Chika

都内在住、京都をこよなく愛する、コテコテの大阪人。飛行機好きが高じて航空会社のグランドスタッフとして勤務していた経験も。海があるところに行くと癒やされる。

都内在住、京都をこよなく愛する、コテコテの大阪人。飛行機好きが高じて航空会社のグランドスタッフとして勤務していた経験も。海があるところに行くと癒やされる。

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