【福井県「永平寺」観光の魅力】米新聞ワシントン・ポストにも選ばれたミシュラン2つ星のお寺。外国人にも人気

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Mar 12th, 2024

【2024年3月12日更新】福井県に永平寺という禅宗(曹洞宗)のお寺があります。北陸を代表する修行寺で、今もなお200人近い僧侶が修業をしている場所です。同時に全国から多くの観光客を集めている人気の観光スポットでもあります。さらに米新聞ワシントン・ポストが発表した「2024年に混雑せず旅行できる場所」の世界12都市に、日本で唯一、福井県が選ばれました。永平寺の写真とともに、この国の最もスピリチュアルな場所の1つとして福井が紹介されたのです。

福井県「永平寺」米新聞ワシントン・ポストにも選ばれたお寺

永平寺は曹洞宗の開祖である道元禅師が作った座禅の修行場

永平寺は曹洞宗の開祖である道元禅師が作った座禅の修行場
©︎beeboys / Shutterstock.com

そもそも永平寺とは、曹洞宗の開祖である道元禅師が1244年に開いた座禅のための修行道場で、曹洞宗の大本山の1つになります。1244年と言えば鎌倉時代、曹洞宗とは禅宗の一派で、ひたすら座禅に専念する宗派です。

福井県 永平寺 10万坪という広大な敷地内には樹齢700年近くの老杉が林立し、大小70塔の建物
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10万坪という広大な敷地内には樹齢700年近くの老杉が林立し、大小70塔の建物が200人余りの修行僧を受け入れています。そうした荘厳な雰囲気を求めて全国から観光客が集まってきており、フランスの旅行ガイド本「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(日本編)」では2つ星を獲得しました。

福井県 永平寺 道
©︎beeboys / Shutterstock.com

永平寺の門前には門前町も栄えており、そば屋や土産物屋、宿など観光客や参拝者向けのお店が並んでいます。寺内を見学するだけでなく、門前町のにぎわいも含めて楽しみに出掛けたいですね。

>>門前町MAP

泊まり込みの本格的な修行体験も可能

福井県 永平寺
福井県 永平寺 見学
©︎beeboys / Shutterstock.com

永平寺は単に寺内を見学して回り、寺そのものの建築を楽しんで終わりという観光地ではありません。希望をすれば泊まり込みで座禅の修行も体験が可能です。

1泊2日コースでは、坐禅(2日間で4回)、坐禅講話、21時に就寝、早朝4時に起床、朝課(朝のお勤め)、作務(部屋清掃)などを体験できます。事前予約が必要ですが、女性を含めて誰でも参加が可能。心身を洗い流したいという方は、ぜひとも参加してみてください。

寺内の回廊を歩いていると、当たり前のように僧侶とすれ違います。彼らの歩く姿には独特の凛々しさがあり、思わず目を奪われてしまいますよ。
 

大本山永平寺
福井県吉田郡永平寺町志比5-15
時間 8時30分~16時30分(季節により変更あり)※年中無休
https://daihonzan-eiheiji.com

 
[大本山永平寺 – ふくいドットコム]
[Where to travel in 2024, without crowds| The Washington Post]
 


 

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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