北陸の海産物製品を販売する老舗
日本海に面した金沢は、言わずと知れた海産物の宝庫。そんな魚介の味覚をお土産にしたいという人におすすめなのが「潮屋(うしおや)」です。海産物加工を行う老舗で、西金沢の直営店のほか、近江町市場やひがし茶屋街にも展開しています。棚には北陸ならではの調味料や珍味が勢揃い。あれこれ目移りしてしまうこと必至です。
潮屋の看板商品といえば「鰤(ぶり)のたたき」。脂ののった国産鰤を奥能登揚げ浜塩でたたいた後、手作業で炙ったものです。冷凍で持ち運びできる上、保冷バッグも販売されているので、長距離移動でも安心。
部位によって脂のノリや味が異なるので、購入の際はこちらの図を参考にしましょう。
②背部の後…脂が程よい、身がしまっている
③腹部の前…脂がかなり多め、身が柔らかい
④腹部の後…脂がやや多め、身がしまっている
解凍も簡単!
こってり派にいちおしなのが“腹部の前”。すべての部位が100g当たり1,080円で、筆者が購入したものは141gで税込1,523円でした。
解凍はさまざまな方法が推奨されていますが、冷蔵庫で半解凍にし、常温で15〜30分ほど置くのがベストだそう。急ぐ場合は、水をはったボウルに袋のまま10分置いてもOKとのこと。
袋から出すとこんな感じ。見事な炙り色で思わず食欲もそそられます。自宅では難易度が高いたたきを気軽に味わえるのはなんとも魅力的。
冷凍とは思えない歯応えと旨味
素材本来の味を堪能するなら、まずはお刺身でいただきましょう。腹部は幅が広いので、一度縦に切ってからスライスすると、きれいに仕上がりますよ。
冷凍品とは思えないほどのみずみずしい食感! 脂のノリはマグロの大トロ以上で、濃厚なコクが口の中にあふれます。表面の香ばしさも○。お酒好きの人に贈れば、喜ばれること間違いなしでしょう。
カルパッチョやマリネにもアレンジ可能。ジューシーな旨味は玉ねぎや大葉ともよく合います。辛口の白ワインとも見事にマリアージュ。冷凍庫に入れておくだけで、いつもの食卓が豊かになりそうな優秀な逸品です。
店員さんに聞いたところ「たたき」シリーズの一番人気は鰤だそうですが、「能登ふぐ」や「能登本まぐろ」もおすすめとのこと。旅中はもちろん、自宅に帰った後も北陸の味覚を楽しみたいという人はぜひお土産にしてみてはいかがでしょうか?
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
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