「アトリエうかい」と「L’ABEILLE」のはちみつスイーツ誕生
東京と神奈川を中心にレストランを展開するうかいグループの洋菓子店「アトリエうかい」。秋の新作には、高尾山麓と八王子にあるはちみつ専門店「L’ABEILLE(ラベイユ)」の養蜂場から採れた「東京はちみつ」を使ったお菓子が登場します。
「春・初夏・夏」の時期により風味が異なる3種の百花蜜に合うお菓子をパティシエが考案。偶然にも、そのはちみつも、八王子のうかいグループの創業店「うかい鳥山」の近くで採蜜されたものという、この物語性にも胸が高鳴ります!
「L‘ABEILLE」養蜂場の百花蜜「東京はちみつ」食べ比べ
1946年創業、東京都八王子市に広がる高尾山山麓に養蜂場を展開するはちみつ専門店「L’ABEILLE」。生産者としての歴史と経験で培った独自の品質基準で生産・仕入から販売までを一貫しています。
全国に19店舗ある各店舗には、世界12か国80種類以上の高品質のはちみつを取りそろえ、2020年には砂糖不使用のはちみつスイーツを販売するパティスリー「ミエラティエ」をオープン。都市部では屋上養蜂を実施し、都市部の人間・自然・生き物の共存を目指す活動も担っています。
今回の「東京はちみつ(東京店舗限定販売)」は、左から「春・初夏・夏」。同じ場所に巣箱を置いていても、季節ごとで香りも色も違います!
「春」は5月上旬頃までに咲く花(桜・菜の花・藤など)の蜜。桜の香りが余韻に残る、優しい花咲く春の甘み。
「初夏」は5月〜6月頃に咲く花(アカシア・トチ・ユリノキなど)の蜜。艶やかでアカシアが強く、なじみのある香りとまろやかな甘み。
「夏」は6月中旬〜7月中旬頃に咲く花(クローバー・栗・サルスベリなど)の蜜。色が濃く、奥深い甘み。ミツバチが栗の花から花粉を運ぶので栗の風味があります。花々もブレンドされているので、“栗の単花蜜”より食べやすいです。
高尾山山麓とその周辺には、日本の植物の5,300種類の内1,600種類以上が生育し、その規模は英国と同じ程で、世界でも稀なのだそう。
そんな3種の東京はちみつが、シェフ渾身の3つのお菓子となりました。パッケージもお花で飾って、贈り物にしたくなるものばかりです!
カラフルな焼き菓子セット
3種のはちみつの特徴をカラフルな焼き菓子にした「プティフール ミエル」(6種8個入)。ミツバチが花の周りを舞い蜜を集める光景をイメージしたそうで、もったいないほどの可愛らしさ。
ピンクのお花の「イチゴはちみつサンド」(上下の2個)。イチゴ味のクッキーに、イチゴのバタークリームをサンドして、表面にはフリュイルージュジャムをトッピング。クリームとジャムには「春の百花蜜」を加え、ミツバチも飾ったベリーな焼き菓子。
「春の百花蜜」を使った生地の「マドレーヌ ミエル」(右)は、縁はカリっと中はふわんと。はちみつシロップを染みこませ、花の優雅さと食感を楽しめます。
焼き栗の形をした「マドレーヌマロン」(上)は、力強いコクのある「夏の百花蜜」を使った生地に、ラム酒漬けのマロングラッセも刻んで包んでいます。ビターなチョコレートも飾り、相性抜群の秋の味に。
ハチの巣の形をしたチョコレートをのせた「フィナンシェ ミエル」(左)。「春の百花蜜」を合わせた焦がしバター香る生地で、表面のくぼみにははちみつソースも入れてます。とろ〜とソースで、焼き菓子だけど生菓子のような新感覚!
「フィナンシェ テ アグリューム ミエル」(右)は、紅茶風味の生地に「初夏の百花蜜」とオレンジジャムのソースを重ね、柚子のパートドフリュイをのせています。はちみつと柑橘でレモンティーのよう。
お花の形をした「はちみつサンド」(左と右奥の2個)は、しっとり食感のクッキーに、「初夏の百花蜜」のマイルドなバタークリームをサンド。表面と中にもはちみつソースを添えて、さくほろクッキーにバタークリームがほどけて甘くとろけます……。
ファンタジーな世界観の焼き菓子セットは、今後も季節ごとに展開されていくようです。
価格:6種8個入/冷蔵タイプ(3,240円・税込)
販売店:エキュート品川・大丸東京店(催事)
サクッと3種のクッキー
東京はちみつを一口サイズのクッキーに凝縮した「クッキーアソルティ(はちみつ・はちみつカカオ・はちみつ紫芋)」。外側の砂糖がカリカリでサクッと軽い上品な3種のクッキーです。
プレーンの「はちみつ」(右)。「春の百花蜜」とバターの風味を純粋に味わえるからこそ、素材の甘みと香りが豊か。
「春・夏」の百花蜜をブレンドした「はちみつ紫芋」(中)。紫芋の甘みに黒ごまを飾り“大学いも”をイメージし、心奪われる和風なクッキー!
「はちみつカカオ」(左)。「春」の百花蜜に、ウガンダ産の非加熱のカカオニブをブレンド。一口目から初夏の栗の風味、次にビターなカカオ、最後は百花蜜の深みで幕を閉じるという、風のように訪れる味わい。2種の百花蜜を配合することで、単一では出せない奥深さを表現しているという、シェフのこだわりがキラリ。
「はちみつ・はちみつカカオ(2種入)限定パッケージ」の花満開のデザインも素敵です!
価格:各種単品(900円・税込)
販売店:エキュート品川・高島屋大阪店・大丸東京店(催事)
価格:はちみつ・はちみつカカオ(2種入)限定パッケージ(1,600円・税込)
販売店:アトリエうかい各直営店・オンライン・大丸東京店(催事)
春~夏を感じるプリン
コロンとした小瓶に入った「はちみつプリン」。断面が見えないので食べた時のワクワク感も格別。
蓋を開けると柑橘の香りがふわ〜っと舞う、ジュレ・プリン・ソースの3層仕立て。「初夏の百花蜜」を使ったジュレはとろっとして、レモンの爽やかさにまろやかな甘み。
プリンには「春の百花蜜」を使い、はちみつ感をしっかりと。あっという間に消えてしまうほどとろとろ……。底には「春の百花蜜」を使ったフランボワーズ&はみちつソースを忍ばせて、甘酸っぱくて色鮮やかな赤がパッと明るく登場。春から夏を追うようなプリンで、食べた後はお花を飾ってもいいですね!
価格:単品(590円・税込)、ギフトボックス(3個入1,770円、6個入3,540円・税込)
販売店:エキュート品川・トリエ京王調布・大丸東京店(催事)
直営店・オンライン・大丸東京店の限定販売
2022年10月26日(水)から、アトリエうかいの関東・関西の直営店、オンラインショップでの販売(各店舗で数量限定)。2022年11月1日(火)までの東京大丸店での催事では全商品がそろうとのこと。
引き寄せ合い生まれた「東京はちみつ」のお菓子たち。ミツバチを守ることが自然や花を守ることに繋がるという、未来の共存に関しても考えてみたくなりました。
HP:https://www.ukai.co.jp/atelier/
L‘ABEILLE
HP:https://www.labeille.jp/
(参考)ラベイユ~“花の都”高尾からお届けする8ストーリー~:https://www.ukai.co.jp/atelier_topics/labeille/
(催事情報)
催事期間:2022年10月26日(水)~2022年11月1日(火)
出店所:大丸東京店
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 1F
※商品の予約・取り置き不可
[all photos by kurisencho]