入国の制限や条件
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陰性証明書は不要
2022年6月12日午前12時1分(米国東部時間)より、米国への入国には陰性証明書の提出は不要になりました。
日本からアメリカへの入国に必要なもの
パスポート
基本的には帰国日まで有効なもの。ただし、入国時90日以上の余裕があるほうが望ましいとされています。
日本政府発行のワクチン接種証明書(2回以上)
書類の入手方法は2つ。1つは、接種を受けた際に住民票のあった市区町村(通常は接種券の発行を受けた市区町村)で、「海外渡航用」のワクチン接種証明書を発行してもらう方法です。発行に時間がかかる場合もあるので、申請は時間に余裕を持って行いましょう。
もう1つは、デジタル庁の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」を使用する方法です。アプリを使ってオンラインから証明書を取得することも可能です。
ビザ免除プログラム
ビザ免除プログラムを利用して渡米するためには、渡航者は下記条件を満たさなければなりません。
- ビザ免除プログラム参加国(日本は含まれます)の国籍であり、有効なVWPパスポート条件に準じたパスポートを所持していること
- ESTAが承認されていること
- 米国での滞在期間が90日以下であること
- 渡米目的が:
ア. 商用-取引先との会合、科学、教育、専門、ビジネス分野の会議への参加、財産の処理、契約交渉
イ. 観光/旅行-旅行、休暇、娯楽、友人や親族の訪問、休養、治療、同窓会や社交、奉仕活動など、及び報酬を伴わない音楽やスポーツなどイベント或いはコンテストのアマチュア参加
ウ. 通過-米国を通過する
ESTA申請
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ESTAは、ビザ免除プログラム(VWP)を利用して渡米する旅行者の適格性を判断する電子システムです。ビザ免除プログラムを利用して、90日以下の短期商用・観光の目的で渡米しようとするビザ免除プログラム参加国の国籍の方は、米国行きの航空機や船に搭乗する前に、電子渡航認証を受けなければなりません。
申請時期
航空券の予約時にESTAを申請するか、少なくとも渡米日の72時間以上前にESTAの申請をすることが強く推奨されています。
出発日当日にESTAを申請する場合は、搭乗前に渡航認証を取得できないリスクが生じます。また、承認されたESTAを持っていないと搭乗を拒否されます。
申請料金
21ドル
有効期限
ESTAは通常一度認証されると2年間有効で、米国への複数回の渡航が可能です。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になります。
帰国の際の水際対策
ワクチン接種証明書(3回以上)
2022年9月7日から、有効なワクチン接種証明書を保持している人は、出国前72時間以内の陰性証明書の提出が不要になりました。
ただし、ワクチンの接種が3回未満の人は、72時間以内の検査による陰性証明書が必要です。
Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)
2022年11月1日から、日本入国時に必要な検疫・税関等のオンライン手続きが「Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)」に一元化されました。11月14日以降に日本に入国する場合は、Visit Japan Webを利用してください。
日本入国前にVisit Japan Web上でパスポートや証明書等を登録し、検疫手続きを行うことができるファストトラック(FAST TRACK)を利用すると、スマホに表示させたQRコードを提示するだけで済むので、入国時の検疫手続きを簡略化できます。
今回の情報は、外務省が公式に発表している情報(2022年11月18日現在)を中心にまとめています。新型コロナウイルスをめぐる各国の対応策は刻一刻と変化していますので、内容の変更がある可能性もあります。渡航を検討する際は、各国大使館等のサイトを参照し、最新の情報を十分に確認するようにしてください。
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