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【日本三大うどん】香川「讃岐」・秋田「稲庭」、もうひとつは?

Posted by: あやみ
掲載日: Jan 20th, 2023.

寒いシーズンは、温かいうどんが恋しくなりますね。また、気温が上昇し、暖かくなると冷たいうどんを食べてクールダウンしたくなるものです。そんなうどんは、日本のソウルフードのひとつ。トッピング次第でアレンジ無限大なのも魅力です。さて、「日本三大うどん」といわれているのは、香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」、あともうひとつは何でしょうか?

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うどんのイメージ
 


 


県民のうどん消費量日本一! コシのある麺が主役の「讃岐うどん」(香川県)

讃岐うどん
「うどん県」と呼ばれるほど、うどんで有名な香川県。県民のうどん消費量は日本一で、コシのある麺が主役の「讃岐うどん」は、古くから愛されています。香川県にうどんが根差したのは、気候や土壌が小麦の栽培に適していたからです。また、塩や醤油の生産も盛んで、うどんのだしに使ういりこの一大産地でもありました。

讃岐うどんの歴史には諸説ありますが、智泉大徳が、叔父の空海から「うどんの祖」を伝授され、両親にうどんでもてなしたのが始まりと伝えられています。とはいえ、当時のうどんは団子汁状のものだったとか。さらに江戸時代前期の屏風絵にはうどん屋の絵が見られることから、そのころから本格的に発展したのではないかという説もあります。

讃岐うどんの命とされるコシは、職人が「土三寒六常五杯」という塩加減に徹底的にこだわり、伝統的な「足踏み」を行う製造方法にあります。この足踏みが、讃岐うどんのコシの秘訣なのです。

香川では、うどんの汁のことをすべて「だし」といい、主役はあくまで麺です。温めた麺を冷水で締めた後、温め直してだしをかけたシンプルな「かけうどん」や、茹であがった麺を冷水で締め、濃いめのつけだしを直接かける「ぶっかけうどん」、茹であがった後に冷水で締めた麺に直接しょうゆをかけて食べる「生じょうゆうどん」といった、さまざまな食べ方があります。香川県には600店を超すうどん店が! ぜひうどんの食べ歩きを楽しみたいですね。

つるつる&なめらかな食感、約350年の歴史を誇る「稲庭うどん」(秋田県)

稲庭うどん
秋田県の稲庭地区は奥羽山脈に囲まれた豪雪地帯です。雪がある生活はなんと半年にもおよびます。その厳しい冬を乗り切るために小麦の栽培が始められました。そして、冬の保存食になるように、手間をかけ、工夫を加えながら考えられたのが、「稲庭うどん」につながったとされています。

約350年の歴史を誇る稲庭うどん。その始まりは江戸時代初期に稲庭地区小沢に住んでいた佐藤市兵衛が、地元産の小麦粉を使って干しうどんを製造したことだといわれています。

また、手作業による職人技と、手間をかけたうどん作りが最大の特徴です。稲庭うどんは、その日の温度、湿度により水分・塩分の配分を微調整して練り上げ、3~4日の時間をかけて、手を加え、寝かせて熟成することで、独自のコシの強い食感を引き出します。光にかざすと美しい透明感を帯びた平たい麺は、見た目よりもコシがあり、なめらかな舌ざわりと、つるつるとした喉ごしです。

地元秋田県湯沢市では、風邪を引いたり、食欲のないときに、細かく切った「まごうどん」を食べる文化があります。贈呈品としてのイメージが強い稲庭うどんですが、本場では家族でうどんに親しんでいるのです。そんな稲庭うどんのおいしい作り方についてはこちらをご覧ください。

秋田県湯沢市やその近郊には、稲庭うどんを提供しているお店が点在しています。秋田旅行ついでに、稲庭うどんを味わうのもいいですね。

3つ目のうどんには諸説あり! それぞれの特徴

三大うどんに挙げられる3つ目は、「五島うどん」(長崎県)、「水沢うどん」(群馬県)、「氷見うどん」(富山県)と諸説あり、はっきりとは決まっていません。しかし、いずれも独自の魅力あふれるうどんです。それぞれの特徴を見ていきましょう。

シンプルでありながらも、コクが強く上品な「五島うどん」(長崎県)

五島うどん
「五島うどん」は、五島の特産である食用の椿油を塗布しながら、棒状の生地を2本の箸にかけて引き延ばしては束ねるを繰り返し、紐状の細い麺に仕上げます。しっかりと熟成を重ねるため、コシが強く、切れにくいのが特徴です。

艶やかで、プルンとなめらかな舌触り。麺の風味と椿油が混ざり合った奥深い味わいがたまりません。あご(飛魚)を炭火で焼き、乾燥させて作る焼きあごを使って作る上品なだしにも注目を!

400余年の歴史を持つ! やや太めで透明感がある「水沢うどん」(群馬県)

水沢うどん
「水沢うどん」は、飛鳥時代に水澤寺(群馬県・伊香保町)の創建に力を注いだ高麗の渡来僧がうどんの製法を伝授し、その後、水澤寺の参詣客向けに上州産の小麦と水沢山から湧き出た名水でつくられた手打ちうどんが奉仕されたのが始まりとされます。

小麦にこだわり、清らかな水と塩だけで丹念に作られた麺は、やや太めで透明感のある艶を帯び、つるっとした喉ごしのよさが魅力。冷たいざるうどんで提供するのが一般的で、つけ汁は、主にしょうゆだれとゴマだれです。水澤寺(水澤観音)付近には、水沢うどんのお店が点在しています。

伝統の手延べの手法を用いて作られる、歯ごたえのよい「氷見うどん」(富山県)

氷見うどん
Wikipediaより

「氷見うどん」は、江戸時代中期に高岡屋創業の弥三右衛門が、能登門前の総持寺のうどんを作り、能登輪島のそうめん座から技術などを取り入れ、「糸うどん」の製法を編み出したのが始まりと伝わります。以来、加賀藩前田候の御用達うどんに。

伝統の「手延べ」の手法を用いて作るのが、氷見うどんの最大の特徴です。それが独特の強いコシと、歯ごたえのよさを生み出します。うどんの細さなどは、お店によって異なるので、いくつかの店舗を巡り、好みの氷見うどんを探すのもおすすめです。

[All photos by Shutterstock.com]

あやみ

Ayami ライター
都内在住のフリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。


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