出雲大社正門前ご縁横丁「出雲ぜんざい餅」

出雲ぜんざい餅は、出雲大社の勢溜（せいだまり）の鳥居からほど近い、ご縁横丁にあります。明治5年創業の老舗和菓子店 坂根屋が展開する店舗で、求肥を使った柔らかい食感の和菓子「宿禰餅（すくねもち）」でも有名です。

店舗前には、「生菓子バー（各300円）」も販売されていました。美しい生菓子が食べ歩きしやすいようにと、工夫された商品。金額の「円」は出雲大社の縁結びにあやかって、「縁」と表記されています。

ぜんざい発祥の地でぜんざいを食す

今回は、ぜんざいを食べたくて店内へ。レジで注文して会計を済ませてから、商品の準備ができたら呼ばれます。靴を脱いで座れるスペースがあり、落ち着く雰囲気。ちょっと休憩したいときにもぴったりです。

筆者は抹茶ぜんざい（750円）、同行者は出雲ぜんざい・温（600円）を注文。ぜんざいのほかにご縁にちなんで「5円」が入ったご縁袋と、うさぎおみくじがついてきました！　わあ、なんだかうれしい。

ご縁袋の裏面には、「このご縁袋はやぶらないようにして大切にお持ち帰りください。願いが叶ったらぜんざい餅のご縁箱にお入れください」と書かれています。

早速おみくじを開いてみると、2人とも「吉」でした。

出雲ぜんざいには紅白のお餅が入っています。抹茶ぜんざいは、きれいな緑色が映えます。お抹茶をそのままぜんざいにしたような感じで、甘くなく仕上げてあるのが大人向けの味わいで、とてもおいしくいただけました。

出雲ぜんざいのほうも甘すぎないほどよさが絶妙で、最後まで飽きることなくおいしくいただくことができました。ぜんざいに添えられた漬物がまた、箸休めにちょうどよくて。気が利いてるなあって思いました。

気軽に入れて、リーズナブルでおいしいぜんざいが味わえる、出雲ぜんざい餅。どこかほっこり落ち着くお味のぜんざいに、心もお腹も満たされたのでした。

[All Photos by TABIZINE編集部]

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
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Chika

Chika

都内在住、京都をこよなく愛する、コテコテの大阪人。飛行機好きが高じて航空会社のグランドスタッフとして勤務していた経験も。海があるところに行くと癒される。