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好きなものを好きなだけ召し上がれ!
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船の大きさによってその数は異なりますが、一般的にはクルーズ船には複数のレストランがあります。主に利用することになるのは、ビュッフェレストランとメインダイニングでしょう。
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古き良き豪華客船の伝統を受け継ぐキュナード・ラインの客船は現在も階級制を維持していて、4つの船室カテゴリーにより、使用できるメインダイニングが異なります。映画『タイタニック』気分が味わえますよ! とはいえ、もっともスタンダードなカテゴリーのゲストが利用するメインダイニング「ブリタニア・レストラン」でもじゅうぶんゴージャス! 洗練された空間で、コース料理がいただけます。
クイーン・エリザベスに限ったことではなく、クルーズの一般的な特徴ですが、メインダイニングでは、メニューの中から追加料金なしで自由にオーダーが可能。
今回は2泊3日のショートクルーズだったので、普通(?)に、前菜、スープ、メイン、デザートとオーダーしましたが、長期に渡るクルーズで胃が疲れている時は、前菜とスープだけ、あるいはワイン(有料)と前菜2種、なんてオーダーもできます。
もちろん、メインダイニングを使わず、ビュッフェレストランで済ませるのもあり。筆者は、個人的にこの自由さこそがクルーズの醍醐味だと考えています。
ドレスコードを楽しむ!
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英国伝統の文化ともてなしを受け継ぐクイーン・エリザベスでは、「ドレスコード」が設けられています。今回、最後の夜となる2泊目は、「ガラ・イブニング・アタイア」という、フォーマルウエア着用のドレスコードが設定されていました。
日が傾き始めたあたりから、船内はおしゃれをした紳士淑女たちで途端に華やいだ雰囲気に。フォーマルな服を着ることなんて、こんな機会でもないとなかなかありません。そんな非日常、この際、とことん楽しんじゃいましょう。ディナーのあとはボールルームでダンスに興じてみてはいかがでしょう?
アフタヌーンティーはぜひトライして
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クイーン・エリザベスの船内には、ほかにも“おいしい”スポットがたくさん! 洋上最大級の広さを誇るダンスホール「クイーンズ・ルーム」では、毎日15時から16時まで、アフタヌーンティーを提供しています。
アフタヌーンティーを提供するクルーズ船は決して珍しくありませんが、クイーン・エリザベスのアフタヌーンティーはとびきりエレガント! セットになっているのではなく、好きなものを、好きなだけいただけるのもいい感じ。白い手袋をしたウエイターがサーブしてくれます。なかでも伝統のレシピで作るスコーンは絶品。この後、ディナーが控えているとわかっていながら、つい欲張ってしまいます(笑)。
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毎日入り浸りたい英国風パブ
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筆者のお気に入りは、英国風パブ「ゴールデン・ライオン・パブ」。キュナードのオリジナルビールをはじめ、英国産を中心に気になるビールがそろっています。
ビールは有料となりますが、ランチタイムには、パブ・ランチと称し、フィッシュ&チップスなどのランチを無料で提供しています。これが、当然ながら(笑)、ビールに合うこと! 終日、入り浸っていたいほどでした。
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歴代のコモドアーをイメージしたカクテルはいかが?
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まだまだ飲み足りなければ、大きな窓越しに大海原を眺められる「コモドアー・クラブ」へ。デッキ10の船前方にあり、解放感も抜群です。キュナードの船をイメージして作られたクラフトジン「3クイーンズ・ジン」を使ったカクテルはぜひトライしてみたいところ。
ちなみに「コモドアー」とは、キュナードの歴代キャプテンの中でも特に偉大な業績を残した人物に贈られる最高位の称号。「コモドアー・クラブ」では、歴代7人のコモドアーをイメージしたシグネチャー・カクテルも用意されています。「全部、試したい?」、ええ、ぜひチャレンジしてみてください。多少、酔っぱらっても、部屋はすぐそこ。遠い客室でも10分はかからないはずです。
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なお、追加料金が必要となるスペシャリティレストラン「ステーキハウス・アット・ザ・ベランダ」の存在も無視できません。今回は、利用する時間がなかったのですが、海の上で、赤ワインを片手にステーキにがっつく──、なんて素敵な体験、次に機会があれば、ぜひトライしてみたいところです。
好きな場所で、好きな料理を選べるのはクルーズの特徴のひとつ。疲れていて部屋の外に出たくない日はルームサービスをお願いすることもできます。天気の良い日には、バルコニーでルームサービスの朝食をいただくというのも素敵ですね。
英国伝統のエレガンスな雰囲気のなか、自由な時間を過ごせるクイーン・エリザベスは、いよいよこの春、日本発着クルーズを再開します。
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取材協力:キュナード・ライン
https://www.cunard.jp/