妖怪と紙一重の存在だった神々【本当は怖い日本の神話1】
妖怪と聞くと奇怪でおどろおどろしいイメージがあるかもしれないが、元々は神に近い存在だったとか。人間を水中に引きずり込む河童、山に潜んで人を惑わす天狗、怪力で村々を破壊する鬼などは、いずれも神が変異した存在だと考えられている。
夜の神社参拝は神の加護が受けられない【本当は怖い日本の神話2】
神社を参拝するときには、マナーを守る必要がある。鳥居の前で一礼してから手水舎(ちょうずや)で両手を清めたり、一礼してからお賽銭を入れて鈴を鳴らす、二礼二拍手一礼で拝礼してから最後に会釈をする……といったことはよく知られている。
一方で、午後5、6時から日の出まで、夜間の参拝は、基本的に避けるべきだとされている。では、それはいったいなぜなのだろうか?
動物の生首を供物に捧げていた諏訪大社【本当は怖い日本の神話3】
長野県にある諏訪大社(すわたいしゃ)では、動物の首や体を供物にしている。毎年4月15日に諏訪大社の上社で実施される、五穀豊穣を願う儀式「御頭祭」では、御霊の宿った神輿を担いだ人々が本宮から前宮までを練り歩き、神前に供え物を捧げるのだが、その供え物が、なんと鹿の首だという。
あの世とこの世を結ぶ琵琶法師がいた神社【本当は怖い日本の神話4】
『平家物語』の弾き手としても知られる琵琶法師(びわほうし)。琵琶を弾くのは、主に盲目の僧侶や身分の低い僧侶で、彼等は物語の弾き語りや演奏によって、日銭を稼いでいたという。そんな琵琶法師は意外にも、平貴族や権力者に重用されていた。その理由とは?
皇位継承に欠かせない三種の神器の謎【本当は怖い日本の神話5】
天皇家に古代から連綿と受け継がれている神宝「三種の神器」とは、「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」「八咫鏡(やたのかがみ)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」の三種類のこと。
現在でも皇室の重要な儀式に欠かせない秘宝として神聖視されているが、その神聖さゆえ、俗人の目に触れてはならず、天皇でさえ見ることが許されないため、数々の怪奇譚が残されている。
【出典】
『本当は怖い日本の神話』(古代ミステリー研究会・編/彩図社)
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