横浜にある有名な橋と同じ名前
橋のギネス世界記録と言われたら、おそらく「長さ」が真っ先に思い浮かぶと思います。しかし、今回紹介するギネス世界記録は「幅の広さ」世界一の話です。
これだけの情報で、どこの国にある何の橋か、言い当てられる人は、かなりの旅好きか、土木マニア、あるいは現地在住者だと思います。ヒントは、アメリカのサンフランシスコにある橋です。
「ゴールデンゲートブリッジ!」
と思った人、さすがですね。しかし、今回の答えは、ゴールデンゲートブリッジのほうではありません。
サンフランシスコといえばもう1つ、有名な話があります。かつて、TABIZINEの別記事でも取り上げました。その時は、日本の横浜にある有名な橋と、同じ名前だよねという文脈で紹介しました。
小学館『大辞泉』によると完成は、1936年(昭和11年)と記載されています。第二次世界大戦の前、不況対策の一環として架けられました。いかがでしょうか?
世界で最も幅の広い橋
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答えは、「サンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジ」です。サンフランシスコの東岸から、サンフランシスコ湾を越えて対岸のオークランドを結ぶ橋です。
その巨大さゆえか、エルバ・ブエナ島を経由して架かる橋で、ギネス世界記録には「Widest bridge」と記載されています。記録樹立の年は2013年(平成25年)。
どうして、橋の完成と記録の認定がそこまでずれているのでしょうか。1989年(昭和64年・平成元年)の地震で、途中の島からオークランドへ通じる東側の区間が損傷を受け、架け替えされたからです。
その架け替えられた東側の区間は、上下5車線ずつの自動車レーンを含む道路幅が、トータルで78.740mに達したため、記録認定となったのですね。
『小学館の図鑑NEO+もっとくらべる図鑑』を調べると、エジプトで座っているスフィンクスの前脚からお尻までの長さ(約73.5m)よりも長いとわかります。
橋を封鎖しようと、スフィンクスを横向きに置いても、その脚先とお尻の脇からぎりぎり通り抜けできる計算になります。実際、スフィンクスを置いたら、重さで橋が崩れるかもしれませんが。
実は、この橋、経由地のエルバ・ブエナ島でくぐる掘削トンネルの直径も世界最大とされています。
サンフランシスコ旅行に出かけたら、ゴールデンゲートブリッジだけでなく、サンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジも確実に通過しておきたい観光名所と言えそうですね。
[参考]
※ Widest bridge – Guinness World Record
※ San Francisco-Oakland Bay Bridge – Metropolitan Transportation Commission
※ サンフランシスコ‐オークランドベイブリッジ架け替えプロジェクト – 国際建設技術協会
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