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【台湾夜市の世界2023特集】台中はトロットロで旨い豚足と学生の街だった!「台中市第二市場」「一中街夜市」

Posted by: 石黒アツシ
掲載日: Sep 19th, 2023.

コロナ禍を経て、以前のように気軽に旅できるようになった台湾。台北から、基隆、花蓮、嘉儀、台中、そして台北に戻るという5泊6日の旅で、各地の夜市を訪ねて、各地のおいしいものを食べ歩きました。5日目は、前日宿泊した嘉儀から台中に移動して、旨い「豚足」をいただきます。

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「臺灣鐡道(台湾鉄道)」と「台灣高鐵(台湾高鉄)」は別の会社です

さて、今回の移動に使ったのが「臺灣鐡道(台湾鉄道)」。日本の鉄道なら「在来線」です。一方、台湾北部の台北から台湾南部の高雄までを、早ければ1時間30分で結ぶのが台湾新幹線とも呼ばれる「台灣高鐵(台湾高鉄)」。じつはこの二つは別の会社なんです。そのため、台湾鉄道の駅から台湾高鉄の駅まで、ひとつながりの乗車券というものはなく、別々に購入する必要があります。

嘉儀から台中に移動する際には、台湾鉄道の路線で向かうことも、台湾高鉄を利用することも可能ですが、台湾高鉄の駅はいずれも市街地から離れているということで、台湾鉄道の特急(特急は「自強号」と呼ばれます)を利用しました。ちょっとレトロな感じがする客車で、1時間30分ほどの車窓の旅です。

ちなみに台湾高鉄を利用する場合だと、嘉儀の市街地からだとタクシーやバスを利用する必要があってプラス30分ほどかかり、さらに台湾高鉄の台中から市街地にある台湾鉄道の台中駅までは接続する路線に乗ってプラス20分ほどかかります。これだと在来線の台湾鉄道での移動と時間はあまり変わらず、乗り換えの手間が多いということになります。

というわけで台湾鉄道の台中の駅に到着。上の写真は新しい駅舎ですが、レンガ造りの古い駅舎(現役です)から拡張したもの。古いものを大切にしながら、新しいものを足していくっていいなと思います。

「臺中第二市場(台中市第二市場)」で最高の豚足を!

台中の中でもかなりの古株である日本統治時代に建てられたという「臺中第二市場(台中市第二市場)」。台中駅から徒歩で15分程です。麺類、肉まん、飲茶など様々な「食堂」が入っていますが、一番人気と言われているのが「山河魯肉飯」です。

(ちなみにこの市場は「夜市」ではなく、営業時間は早朝から夕方まで。別の夜市の情報は記事の後半で)

窓の装飾も、素っ気ないテーブルとイスも、いかにも台湾といった風情で盛り上がります。ちなみに冷房はなく、7月の中旬に訪問しましたが、座っているだけでも汗だくでした。

豚足は部位を選んでオーダーできます

こちらが「猪脚飯」100元、約460円です。皮つきの豚もも肉がいい感じに煮込まれていて、その甘じょっぱい煮汁がご飯に沁みています。ほんの一切れの大根の漬物だけが付け合わせ。かなりシンプルなのに、おいしさが止まりません。

これも同じ「猪脚飯」ですが、部位違いで豚足のほうです。こちらはちゅるちゅるのゼラチン質がたっぷり。ほねからほろほろと身が取れる柔らかさ。ももの部位と豚足の部位、注文するときに選べます。

他にもおかずやスープがいろいろ

カウンターには煮込まれた豚足にもう一方は魯肉飯の具。そうそう、こちらはその店名の通り魯肉飯もおいしいのですが、お客さんたちの目当ての1番人気は猪脚飯とのことでした。

他にもおかずやスープも並んでいます。今回は「おやつ」だったので猪脚飯だけをいただきましたが、これならいろいろ一緒にきっちり1食いただけます。

山河魯肉飯
住所:400 台湾 Taichung City, Central District, 公有第二零售市場
営業時間:月~日 5:30~15:00

学生街にある「一中街夜市」をそぞろ歩き!

夕方早い時間から賑わいます

さて、台中駅のすぐそばには予備校などの学校が林立する区画があって、この辺りにあるのが「一中街夜市」です。

沿道の建物に入っているお店もあれば、車道にせり出している屋台も並んでいて、夕方の早い時間でも賑わっています。

こちらが予備校が入るビルにはさまれた通りで、奥が夜市です。

アパレルのお店と並ぶB級グルメのお店

海産物や練り物、野菜などの串刺しを揚げてくれる「炸串」のお店のすぐ隣にはキャップを売るお店が。

牛乳をたっぷり使ったというドーナツのお店の隣には靴の店が。こんなに隣り合ってるのは珍しいと思います。

韓国のから揚げ入りチーズがけの麺料理「部隊麺」や、日本のタコ焼きも。

「泰式涼麺」、タイ風の冷たい麺料理のお店もあります。その奥にあるのが台湾のさつまいもをふっくらと揚げた「地瓜球」のお店です。

鶏肉を大きく広げて揚げる「鶏排」(ジーパイ)も。これは若い学生に人気がありそうです。

福建風の焼きそば「福建炒麺」のお店では中華鍋の具が火に包まれていました。

「大腸包小腸」は、ご飯の腸詰「大腸」で肉の腸詰「小腸」を挟んだもの。見た目はホットドッグに似ていますが、ご飯たっぷりでボリュームありです。

「大熱狗」はアメリカンドッグのこと。こちらはフランクフルトソーセージに衣をつけて揚げたものですが、衣がないフランクフルトソーセージのことをいう場合もあるようです。

一中街夜市
住所:Yizhong St, North District, Taichung City, 台湾 404
営業時間:月~日 11:00~22:00(店舗により異なる)

 

というわけで、台湾第2の大都市台中は豚骨の街!そして学生街でもありました。

ここから台北に戻って、次は鴨と海鮮の隠れ家夜市「遼寧街夜市」へと繰り出します。

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。 ※店舗営業については最新情報をご確認ください。

[All photos by Atsushi Ishiguro]

   

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。


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