磐梯山を望む広々としたホテルロビー「Books & Cafe」
「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」は、磐梯山(ばんだいさん)の麓に位置するリゾートホテル。日本百名山の一つである磐梯山と、雄大な猪苗代湖を目の前にした自然あふれる中に佇んでいます。
広々としたロビーには、階段を少し降りたところに全面が窓になっている「Books & Cafe」があります。ここでは、館内アクティビティが行われるほか、フリーのコーヒーやお茶などのドリンクが用意され、思い思いの時間を過ごすことができるんです。
館内には、会津地方の郷土玩具である「赤べこ」が木に吊るしてあったり、大きな赤べこと一緒に写真が撮れるフォトスポットがあったりと、会津らしさを感じられるちょっとした工夫があちこちに。
そして窓から見えるのは、裏手に広がるスキー場「星野リゾート ネコマ マウンテン」。冬場はスキー客で連日満室になるそう。夏場は、青々とした磐梯山に、広大な草原、そして青い空に白い雲という、冬とは全く違う風景を堪能できます。
また、夏限定でスキー場がキャンプ場・RVパークとしてオープン。壮大な磐梯山を眺めながら、キャンプを楽しめちゃうんですよ。
地酒を楽しめる「会津 SAKE Bar」で日本酒を満喫
「Books & Cafe」には、米どころである会津の酒蔵から約30種もの地酒を取りそろえる、日本酒専門バー「会津SAKE Bar」を併設。利き酒師がセレクトした地酒を楽しめます。
壁にはずらっと日本酒が! 本当に迷ってしまうほどありますよね。ここで試飲をして気に入った日本酒があったら、館内の売店で買うことも可能なので、お酒好きの方はぜひお試しを。
家族やグループでゆったりくつろげる「会津モダンスイート」
客室は、「会津モダン」をコンセプトにした全149室を用意。磐梯山が間近に迫る山側と、猪苗代を望む湖側があります。その中でも「会津モダンスイート」は2組限定のメゾネットタイプのスイートルームで、5名まで宿泊OK。家族やグループでの利用におすすめの部屋です。
1階のリビングルームには、会津の郷土玩具や食器、器などをあつらえた、ミニキッチンを用意。
さらに自由に飲むことができる日本酒セラーが備えられ、3種類の日本酒を好きに飲むことができます。もちろん、ここで気に入った日本酒は、ショップで購入が可能です。
奥には、小上がりになった広々としたソファスペースが。絨毯が敷き詰められているので、裸足になっても大丈夫。ソファは6人くらいは横に並んで座ることができる広さです。
壁には、雄大な磐梯山の姿が、モダンなイラストで描かれているのもおしゃれですよね。
部屋の奥には、メゾネット部分に上がる階段があります。この階段を登っていくと……。
2階部分にはベッドルームが。エクストラベッドを含めると、5人が泊まることができます。1階のリビングと別になっているので、静かに寝ることができそうですね。
アメニティは1階のロビーから持ってくるスタイル
なお、アメニティはロビーから自分で持っていくスタイルになっています。エレベーターの傍に屋台が用意されているので、こちらから好きなアメニティを選べます。
用意されているのは、歯ブラシ・ヘアブラシ・コットン・麺棒・ヘアゴム・カミソリ・シャワーキャップです。
部屋着も作務衣が用意されているので、自分に合ったサイズをピックアップしてくださいね。ちなみに館内のほとんどで作務衣を着用しての移動が可能になっています。
会津漆器をイメージした温泉で癒しの時間を
館内には、会津漆器をイメージしたモダンなデザインの温泉「朱嶺の湯」を完備。地下1階にあり、光を落とした落ち着いた雰囲気になっています。
温泉は、磐梯山麓から湧き出る炭酸水素塩泉。ヒバを使った浴槽になっており、木の香りを感じながらお湯にゆったりと浸かれます。朝は5時から夜は25時までオープンしているのもうれしいところ。旅の移動の疲れや、日々の疲れを温泉で癒すことができますよ。
風呂上がりには、自由に食べることができるアイスバーが用意されています。ほてった身体に冷たいアイスは格別です!
夕飯はビュッフェレストラン「kisse・kisse」で郷土料理に舌鼓
ゆったり温泉で身体を休めた後は、食事に向かいましょう。レストラン「kisse・kisse」では、ビュッフェ形式で会津の郷土料理を中心にした料理をいただくことができます。
できたての料理を提供してくれるコーナーがあるのもワクワクしますね!
お店のおすすめは、茹でたての「手打ちそば」。その場で作られたそばには、天ぷらをつけて「天ぷらそば」にしたり、鴨鍋と合わせて「鴨南蛮」にしたりと、好きな組み合わせで楽しめます。
熱々の「わっぱ飯」や「ステーキ」も人気のメニュー。ピークには長い行列ができてしまうほど。おかわりを何回もする人もいるのだとか。
ほかにも、会津の郷土料理や、漬物、サラダなどのサイドメニューも豊富にそろっているので、時間いっぱいおいしいご飯を堪能できます。
また、朝食には「朝ラーメン」を用意。実はラーメンどころである福島県喜多方市では朝にラーメンを食べる「朝ラーメン(朝ラー)」という習慣があるのだとか。小さいサイズながらも本格的な味です。
会津ならではの豊富なアクティビティを用意!
「磐梯山温泉ホテル」では、ホテルにいながら会津の文化などを感じられるアクティビティを多数用意しています。ここではそのアクティビティの一部を紹介しましょう!
あいばせ!踊らんしょ
「磐梯山温泉ホテル」で一番おすすめのアクティビティが、「あいばせ!踊らんしょ」。民謡「会津磐梯山」生演奏に合わせ、「Book & Cafe」に用意された「赤べこやぐら」の周りを、スタッフと一緒に踊ります。
お囃子や笛に合わせて踊ったり手拍子をしていると、どんどん楽しい気分になってきますよ。毎日20時30分から開催され、ホテルをお祭りムードに一気に変えてしまいます。
会津てわっさ
「てわっさ」とは、会津弁で「手わざ」という意味があるのだとか。「会津てわっさ」は、会津の郷土玩具である「赤べこ」や、「起き上がり小法師」の絵付け体験ができるアクティビティです。
筆者は、「赤べこ」の絵付けに挑戦(税込1,600円)。簡単にできるかと思いきや、思った以上に難しく時間はかかりましたが、愛着のある「赤べこ」を作ることができました。絵付けした「赤べこ」や「起き上がり小法師」は持ち帰ることが可能です。
日本酒のすゝめ
日本酒やお酒が好きなら絶対に参加して欲しいアクティビティが「日本酒のすゝめ」です。会津の地酒を中心に、日本酒の種類やおいしい飲み方などを、日本酒に詳しいスタッフが丁寧に教えてくれます。
おちょこサイズの日本酒の試飲もあるので、実際にお酒を飲みながら、うんちくを聞いて知識をより深めたら、もっとおいしく日本酒をいただけそうです。アクティビティの後は、「会津SAKE Bar」でさらに気になる日本酒を試飲してもよいですね。
薬研こしぇる茶
「薬研こしぇる茶」では、会津藩で盛んに栽培されていた薬草を使用した「薬草茶」づくり体験ができます。冬は9時から17時まで、それ以外の期間は7時から11時までの朝限定になります。
数種類の薬草を選んだら、薬を作る道具「薬研(やげん)」を使って、粉にしていくのですが、薬研で薬草をすりつぶしていると、薬草の香りがしてきて、それだけでも身体によさそうな感じがします。しっかり薬草茶を飲めば、一日元気に過ごせそうです。
ほかにも、会津のおいしいものを集めた「会津の朝市」や、ホテル周辺で星や自然を巡る「磐梯星あるき」などの毎日開催されているアクティビティをはじめ、足湯に浸かりながらゆっくりと本を楽しむ「湯っくら赤べこブックテラス」や、あったかい味噌汁を提供する「ウェルカム味噌汁(芋煮)」などの季節限定のアクティビティも用意。
訪れたタイミングで参加したいアクティビティを選んで、観光以外のホテル滞在をしっかり楽しむことができますよ。
磐梯山の麓ならではの会津滞在を
冬とは全く違った姿を見せてくれる磐梯山の麓での1泊2日の宿泊でしたが、どこにも出かけなくてもホテル内だけで十分楽しむことができました。ちょっと足を伸ばせば、猪苗代湖もあるので、車をお持ちの方は湖まで行くのもよさそうですね。
住所:福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
電話番号::0570-073-022(星野リゾート予約センター)
アクセス::東北自動車道郡山JCT経由磐越道「磐梯河東IC」より車で約15分
宿泊料金:1泊2食付き 2名1室利用時 17,000円〜(税・サービス料込)
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/bandai/
[All Photos By Kaori Simon]
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