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【日本三大清流】高知「四万十川」・岐阜「長良川」・静岡「柿田川」の特徴と見どころ

Posted by: あやみ
掲載日: Oct 8th, 2023. 更新日: Oct 11th, 2023

「清流」と聞いて、どこが思い浮かびますか? 「日本三大清流」として挙げられるのは、高知県「四万十川」、岐阜県「長良川」、静岡県「柿田川」です。しかし、厳密には環境省が選定を行っている「名水百選」しか存在しません。そのため、日本三大清流は誰が決めたのかは不明です。とはいえ、いずれも美しい川であることに間違いはないため、今回はそれぞれの特徴と見どころをご紹介します。

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富士山と柿田川(静岡県)
 


 


沈下橋が美しさを際立てる! ゆっくりと流れる「四万十川」(高知県)

高知県・四万十川
高知県を流れる全長196km、流域面積2,186平方キロメートルの「四万十川」は、標高1,336mの不入山(いらずやま)の東斜面が水源とされています。四国では最長の大河です。四万十川という名称の由来は、四万余りの支流をもっているからという説や、アイヌ語の「シ・マムタ」(はなはだ美しい)からという説があり、ユニークです。

四万十川を大別すると、津野町の源流点から四万十町の佐賀取水堰までが「上流」、佐賀取水堰から四万十市の広見川合流点までが「中流」、広見川合流点から四万十市の河口までが「下流」となります。上流の一部を除き、蛇行を繰り返しながらもゆっくりと流れているのが四万十川の最大の特徴です。

高知県・四万十川の流れ
四万十川の見どころは、上流では緑豊かな山々に囲まれてゆっくりと流れる様子です。また、下流では川岸の緑と砂州のコントラストに溶け込む様子が風光明媚。さらに本流に大小合わせて22カ所ある欄干のない「沈下橋」が四万十川の美しさを際立たせています。なんと「沈下橋」は、増水時に川に沈んでしまうように設計されているそうです。

高知県・四万十川にかかる橋
かつて四万十川は、天然繁殖魚が94種で全国1位、藻類収穫量も全国第1位に輝きました。しかし、現在は鮎や藻類の不漁が続いているといいます。原因は明らかになっていないそうですが、環境の悪化がその一因になっていることは否定できないとのこと。

とはいえ、今も四万十川の原風景を楽しむことはできます。最下流に位置する最長の沈下橋(全長291.6m)を訪れて、四季折々の情景を眺めるのもよさそうですね。

四万十川
住所:高知県津野町・中土佐町・四万十町・四万十市
公式サイト:https://www.pref.kochi.lg.jp/info/shimanto.html

ダムや大工場群がない、鵜飼で有名な「長良川」(岐阜県)

長良川(岐阜県)
幹川流路延長(本川の上流端から下流端までの長さ)166kmにわたる「長良川」は、源流を郡上市高鷲の大日ヶ岳に発し、いくつもの支流と合流した後、木曽三川のひとつとして伊勢湾に流れ込みます。

岐阜市長良橋から上流約1kmの水浴場は「日本の水浴場88選」で、全国で唯一の河川の水浴場に選定されているほか、長良川中流域の水は「名水100選」に選ばれています。さらに1300年以上の歴史を誇る、皇室御用の「長良川鵜飼」としても有名です。

また、「清流長良川の鮎」は、2015年に里川における人と鮎のつながりとして世界農業遺産に認定されました。

長良川の鵜飼
一番の見どころは、長良橋から上流へ1.3kmの川沿いの道「長良川プロムナード」。季節によって表情を変える金華山と長良川の情景を眺めながら散策ができます。

鵜飼は毎年5月11日~10月15日の期間で実施。鵜飼の開催期間中はライトアップされた岐阜城や、鵜飼を間近で見ることができます。観覧船に乗って、食事を味わいながら鵜飼を楽しむことも可能です(要予約)。

岐阜県・長良川
鵜飼を実施している長良橋沿いのエリアには「長良川温泉」も。鉄分を多く含む赤褐色の温泉で、サラサラとした湯触りです。川の南側には「川原町」と称される古い格子戸の町並みも広がっていて、風情があります。

長良川を訪れる機会があったら、長良川温泉に立ち寄ったり、宿泊したりして、旅疲れを癒やしたいですね。

長良川
住所:岐阜県郡上郡高鷲村・美濃市ほか
交通アクセス(鵜飼):JR・名鉄「岐阜駅」からバス約20分「長良橋」または「長良川温泉(岐阜グランドホテル前)」下車、徒歩約5分
公式サイト:https://www.gifucvb.or.jp/sightseeing/detail_kankou.php?eid=00012

東洋一の湧水! 富士山の雨水や雪解け水が湧き出す「柿田川」(静岡県)

静岡県・柿田川
静岡県清水町のほぼ中心部を南北に流れる、延長1.2kmの狩野川の支川「柿田川」。この川は、富士山周辺で降った雨水や雪解け水が地面にしみ込み、地下水となって湧き出したものです。

富士山全体の地下水の量は、1日当たり約450万立方メートルとされていますが、その約2割もの水が柿田川から湧き出しているため、「東洋一の湧水」と呼ばれています。

そのため、清流として国指定天然記念物に指定されているほか、「日本名水百選」「21世紀に残したい日本の自然百選」などにも選ばれています。

静岡県・柿田川の水
柿田川の水温は1年を通して15℃前後と一定で、夏は冷たく、冬は温かいのが特徴です。晩秋になると狩野川のアユが大量に柿田川に入ってくるのも、柿田川の美しく温かい水が、狩野川に流れ込んでくるからだといわれています。

静岡県・柿田川公園
柿田川の清流を思う存分、堪能したいのなら「柿田川公園」へ。園内に設置された「第一・第二展望台」からは、「湧き間」と呼ばれる青く透き通った水が湧き出る様子を眺めることができます。さらに「湧水広場」では、足や手を水につけて、その冷たさを体感できますよ。

また、遊歩道は散策やピクニックに最適。ミシマバイカモ、ゲンジボタル、カワセミといった珍しい生き物が見つけられるかもしれませんよ。

園内にある「貴船神社」もぜひチェックを! 「恋を祈る神社」として知られていて、石碑上の紅白の丸い石「おむすび」に触れると恋愛運がアップするといわれています。

柿田川
住所:静岡県駿東郡清水町
交通アクセス(柿田川公園):JR「三島駅」南口から沼津箱根登山東海バス「沼商・藤井原(サントムーン経由」)行き 「柿田川湧水公園前」下車、徒歩で1分
公式サイト:http://www.kakitagawa-kanko.jp/sightseeing/kakitagawa/

[参考]
四万十川財団

[All photos by Shutterstock.com]

あやみ

Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。


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