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【コメディ初挑戦!珠城りょうさんが語る】ミュージカル「20世紀号に乗って」と旅の魅力|インタビュー

Posted by: Miki D'Angelo Yamashita
掲載日: Mar 5th, 2024. 更新日: Mar 3rd, 2024

【TABIZINEインタビュー】ミュージカル『20世紀号に乗って』は1978年にブロードウェイで上演され、トニー賞5部門を受賞したコメディ・ミュージカル。日本では、2019年の公演以来、約5年ぶりに上演されることになりました。今回のヒロインのリリー役、珠城りょうさんに、豪華列車の旅を舞台にした本作品の見どころを語っていただきました。

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Story〜あらすじ〜

物語の舞台は、1930年代初頭、世界恐慌後、ブロードウェイに活気が戻り始めたアメリカ。NEWSの増田貴久さん演じる舞台演出家兼プロデューサー、オスカー・ジャフィは、珠城りょうさん演じる元恋人のリリー・ガーランドを大女優に育てたものの、リリーは、オスカーの独占欲と嫉妬に耐えられず映画界に転身。オスカーは、自分が手掛ける舞台にリリーを再び立たせることを目論んでいた。一方、舞台に戻ることを考えていたリリーは、世界一と謳われる豪華客室を備えた高級列車「特急20世紀号」に乗り、シカゴからニューヨークに向かう。リリーと偶然を装い豪華列車の中で出会うオスカー。ニューヨークまでは16時間、再会した二人の恋の行方は……?

今まで経験のない作品に挑戦!

ーこの作品に出演することに対してどのような思いをお持ちですか。

珠城:宝塚退団後、出演させていただいた作品は、比較的重い内容のテーマが多くて、コメディ作品は、舞台だけに限らず映像作品でも出演の機会がなかったので、”ザ・エンターテイメント”的なミュージカルに挑戦できることをとても嬉しく思います。

とはいえ、私にとっては、大きな挑戦です。ブロードウェイミュージカルは、過去に自分も出演したことはあったのですが、歌がとても難しい。特に今作は、ミュージカルが作られた時代が1930年代、今まで経験のないオールドスタイルにチャレンジすることになります。正直、自分に務まるのだろうか、と不安もありますが、私はお芝居が大好きなので、まずはそこを大事に作っています。

ー主演の増田貴久さんには、どのようなイメージを持っていらっしゃいましたか?

珠城:テレビなどを拝見して、とてもユーモアのある方という印象を持っていました。初めてご挨拶したときは、以前一緒にお仕事をしたスタッフの方から私のことを聞いてくださっていて、初対面から気さくに話していただけたのが嬉しかったです。

最初は良いコミュニケーションがとれるようにと、増田さんの出ていらっしゃる番組を事前に拝見して話題を用意していたのですが、増田さんのほうから話しかけてくださったので、あまり必要なかったです(笑)。相手を気遣ってくださる優しい方だと安心しました。

稽古が始まってからも、真面目に取り組まれる一方でおもしろいこともおっしゃるので、増田さんの一言で場の空気がなごみます。セリフが入っていないとき、間違えて1人で慌てていても、それを笑いに変えてくださって。稽古場の空気がとても温かいです。

肯定から入っていく演出でチャレンジできる

ー演出と振付のクリス・ベイリーさんとは、リリーという役柄について、どのようにお話されていますか。

珠城:リリーについては、きちんと自分の意思と意見を持っていて、それを明確に相手に伝える、それだけの強いエネルギーを持った女性だから、常に前に前に感情を爆発させてほしいとアドバイスいただいています。一歩引く選択肢はリリーの中には絶対にない感情だから怖がらずに、という言葉には、ハッとさせられました。

役者が表現したいことをやってみると、「グレート!」とチャレンジしたことを必ずほめてくださり、まず肯定から入っていただけることで、いろいろトライすることに恐怖心がなくなります。

ークリスさんとのコミュニケーションで新しい発見はありますか。

珠城:「すごく素敵だから大丈夫」といつも言ってくださるのが、私としてはありがたいです。クリスさんご自身が動いて見せてくださることもあるのですが、日本人にはない独特の体の使い方が魅力的で。その動きを自分の中に取り入れていけたら、よりアメリカのコメディらしさが出せるかと試行錯誤の最中です。

楽しい言葉のキャッチボール、でもヒステリックに怒れない

ー役作りをしていく中で、一番楽しい点と一番苦労している点はどのようなところですか。

珠城:楽しい点は、増田さん演じられるオスカーや渡辺大輔さんが演じる恋人役のブルース、小野田龍之介さんが演じるマネージャー役のオリバー、上川一哉さん演じるオーエンなど、いろいろなキャラクターと絡むのですが、やりとりが非常にスピーディーかつコミカルなのでやりがいがあります。こういう言葉をかけたらどのように返ってくるのか、言葉のキャッチボールは特に楽しみながらやっているポイントです。

苦労している点は、リリーという女性は、ハリウッドスターになって一躍脚光を浴びているのですが、まだ自分を模索していたり、本当に自分はこのままでいいのか、どこか満たされていない部分があったり、かなり精神的に不安定なキャラクター。常に何かにイライラしたりヒステリックに怒っていて、ブルースともオスカーとも喧嘩ばかりなのですが、私は、育った環境からか比較的のんびりしているので、ずっと怒っているのが大変で(笑)。

気持ちが伴わないと芝居の感情で歌に入れないし、瞬時に沸騰しなければならない感情が自分には非常に難しくて。どうやったらカッと怒りを爆発させられるのか、そこに苦戦しています。

ー過去の舞台の映像や映画もご覧になっているかと思いますが、参考になるところはありますか。

珠城:このミュージカルのもとになった1934年の映画、「特急二十世紀」は拝見しましたが、映画のリリーとオスカーはかなり強烈で、最後に「なぜよりが戻ったの」というぐらい険悪な関係なんですよ(笑)。”喧嘩するほど仲がいい”、というほどお互いの印象が強烈だったのかもしれませんが、ミュージカルでは、よりロマンティックに映画とは違うエッセンスが加えられています。

オスカーもリリーも、まわりが「しょうがないな、このふたりは」と許してしまう魅力やチャーミングさがないと、お客さまに共感していただけない。その点を自分なりに深めていけたらと模索中です。

自分でもこんな声が出る!という発見

ーダンスシーンに関しては、いかがですか。

珠城:振り付けをいただいておもしろいなと思うシーンはいくつもあります。体の使い方が素晴らしく、リズムの取り方やビートの感じ方など、クリスさんが振りを踊ってくださったときは、絶妙なニュアンスが出るんですよね。そのグルーヴ感が自分にはないんです。久しぶりに踊るので、振り付けを受けて最初は息が上がって大変でしたが、やりがいを感じています。

ー長年ミュージカルに出演してきた珠城さんが、”今回は挑戦”とおっしゃっていますが、歌で苦労しているところはありますか。

珠城:今まで使っていた音域よりも高い音域で歌うことが多いのですが、発声練習ではその音域を使っていても、実際歌うときには使ったことがなかったので、高い音域を出すために声の大改造をしなければならない大変さがあります。ボイストレーニングに通って準備をしてはいたのですが、実際歌うとなるとすごく難しくて……、

朝起きて歌って、稽古に行って練習して、帰ってきてまた復習する。本当に寝ても覚めてもこの曲のことを考えています。その成果が少しずつ出てきて、自分でもこんな声が出るんだとか、こういう表現の仕方があるんだ、という発見ができたのもこのミュージカルに出会えたおかげと感謝しています。

友人と韓国弾丸旅行でグルメ三昧

ー宝塚を退団してからの生活は変わりましたか。オフの時間が少しできて、旅に行く機会はありますか。

珠城:退団してからは、いろいろなタイプのお芝居に出る機会をいただいているのですが、ゆっくりする時間もあるので、食事や買い物に行ったり、ピラティスに通ったりしています。

昨年の冬には、友人と韓国に行きました。弾丸で行ったのですが、電車でいろいろ移動しながらのグルメ旅でしたね。

1人だったら行き当たりばったりの旅。ある程度目星をつけておいて、この時間にここに着いたらこれをしよう、といったざっくりした感じが自分の旅のスタイルです。旅の中でもゆとりがないと。途中で疲れてしまってはもったいないですよね。

ケアンズが一番の思い出。旅したいのはペルー

ー今まで行ったなかで一番印象的な旅は?

珠城:写真集の撮影で行ったオーストラリアのケアンズが一番思い出深いです。大自然の中を走る「キュランダ高原列車」に乗って、その中で撮影したり、空き時間にはコアラを抱っこしてきました。スタッフさんたちと朝食を一緒に食べたり、ホテルの下のカフェで売っているベーグルサンドを部屋のベランダで食べたり、楽しい思い出でいっぱいです。

ー今、一番行ってみたいところはどこですか?

珠城:基本的に日本がすごく好きなんですが、海外に行くとしたら、ペルーのマチュピチュには行ってみたい、とずっと言ってるんです。ナスカの地上絵も死ぬまでに一度見てみたい。歴史の雄大さのなかに身を置いてみたいです。遠くて時間がかかりますから、なかなか実現できません。

ー今回のような豪華列車に乗って行きたいところはありますか。

珠城:今、新しいタイプの豪華列車がたくさんあり人気ですよね。「乗りたいね」と友人と話していて、まずは、長距離ではない列車から試してみたいです。浅草から日光・鬼怒川温泉に行ける特急スペーシアXに興味があります。飛行機より新幹線が好きなので、時間がゆったり感じられる電車旅はいいですよね。

ー最後に、豪華列車のなかでも「特別室」という贅沢を極める旅をするリリー役をどのように極めていきたいですか。

珠城:とにかくエネルギーがあり、感情の爆発をどんどん相手にぶつけていく、彼女の思いをきちんと表現していきたいですし、1人の女性として、女優としてこうありたいと突き詰めている姿をお客様に伝わるようにお届けしたいです。コメディ作品ですから、とにかく笑っていただけるように出演者一丸となって作り込んでいますので、ぜひ、豪華列車の旅を一緒に楽しんでいただければと思います。

珠城りょうさんは、とても穏やかでゆったりお話をする方ですが、今回は、ヒステリックな女優役。あまり人に怒ったことがない、という珠城さんがどのように豹変するか、楽しみですね。

珠城りょう(たまき・りょう)

1988年10月4日、愛知県蒲郡市出身。08年宝塚歌劇団に入団。月組に配属され、16年に月組トップ男役に就任。21年に退団。退団後は、舞台「8人の女たち」「マヌエラ」「天翔ける風に」と舞台で活躍するかたわら、、TBS系連続ドラマ「マイファミリー」「VIVANT」、映画「わたしの幸せな結婚」など映像作品に多数出演し、活躍の幅を広げている。2024年4・5月には、東京・兵庫の2都市でACOUSTIC LIVEを開催。

ミュージカル「『20世紀号に乗って』」

2024年3月12日(火)~31日(日) 東京都 東急 シアターオーブ
2024年4月5日(金)~10日(水) 大阪府 オリックス劇場

脚本・作詞:アドルフ・グリーン、/ベティ・カムデン
作曲:サイ・コールマン
原作:ベン・ヘクト、/チャールズ・マッカーサー、/ブルース・ミルホランド
演出・振 付:クリス・ベイリー
演出補・共同振付:ベス・クランドール
出演:増田貴久、珠城りょう、小野田龍之介、上川一哉、渡辺大輔、戸田恵子 /可知寛子、斎藤准一郎、武藤寛、横沢健司 /植村理乃、小島亜莉沙、坂元宏旬、咲良、篠本りの、田川景一、田口恵那、東間一貴、長澤仙明/、MAOTO、増山航平、吉田萌美、米島史子、玲実くれあ

 

ヘアメイク:河上智美(Rouxda.) スタイリング:長谷川めぐみ
衣装クレジット:ワンピース¥271,700(ファビアナフィリッピ/アオイ(TEL 03-3239-0341)、イヤリング¥9,000、ネックレス¥38,500(ともにジェンマ アルス(TEL 03-6438-0178)、パンプス¥23,100(リミット ティル トゥエンティスリー フィフティナイン/TOKEN(TEL 03-3840-2505)、その他<スタイリスト私物>
撮影:吉原朱美
 


 

Miki D'Angelo Yamashita

Miki D'Angelo Yamashita ジャーナリスト
コロンビア大学、パリ政治学院修士。新聞社勤務、記者、週刊誌、書籍編集者歴任。外交、国際政治、舞台芸術、食、旅、映画、アートなどを担当。旅ガイド本多数編集。親の転勤が多く、国内外の各地で育つ。世界の島巡り好き。


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