海の宝石と呼ばれる「シーグラス」。海岸でみつかるガラス片のことですが、波にもまれて角がなくなり、丸く曇りガラスのような風合いが特徴です。お部屋におくと、涼しげな気分が演出でき、夏のインテリアにぴったり。今回は、シーグラスを使ったおしゃれなインテリアと、シーグラスが拾える世にも美しい海岸をご紹介します。
シーグラスを飾るとこんなにステキに!
海で拾ってきたシーグラスがおしゃれなインテリアに変身。ケースに入れて飾るだけでノスタルジックな雰囲気が楽しめます。 シーグラスをつないで、お手製のサンキャッチャーにしたり、キャンドルホルダーにすると幻想的な光が楽しめそう。 フワラーベースや空ビンにつめてもステキです。
貝殻と一緒に飾ってインテリアにしたり、ハートなどの形をコラージュしてアート作品のようにしてもよいですね。
次はシーグラスが拾えるスポットの紹介です。
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シーグラスが拾える、日本から一番近いヨーロッパのグラスビーチ
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世界最大級のシーグラス宝庫「米・グラスビーチ」
世界最大級のシーグラスの宝庫は、アメリカ・カリフォルニア州にあるマッケリッカー州立公園内(Mackerricher)の「グラスビーチ(Glass Beach)」。一面にカラフルなシーグラスが広がる美しい景観で知られる同ビーチですが、なんと昔はゴミ捨て場だったというので驚きです。
20世紀初頭には、大量のガラス瓶などの燃えないゴミが放棄されれていたそうです。1967年になり、市長によりビーチを美しくしよう!というプログラムが開始。数十年の閉鎖と清浄化運動を経て、現在は、波によって磨かれた丸いガラスが一面に広がる不思議なビーチに生まれ変わりました。
ころがるガラスのかけらは、まるで天然石のよう。のどかなビーチとして、観光客の方からも評価が高い同ビーチ。波の浸食によって自然にできあがった天然プールもあります。
ちょっと怖いですが、角が丸いので、はだしでも歩けるそうです。危険なゴミが自然の力によって、長いときを経て美しい宝石に変わったのです。グラスビーチが誕生する背景に、自然を守ろうとする人々の強い思いが隠されていた・・・なんてステキなお話だと思いました。
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最近では希少価値が高いシーグラス
他にも、ヨーロッパ各国、アジアなど世界中のビーチでシーグラスを見つけることができます。環境にとってはすばらしいことですが、近年のゴミ廃棄処分取締りのため、ガラス瓶を捨てることもなくなっています。ビンからペットボトル資源へと変化した今では美しい貝殻を拾うよりも難しいといわれています。もはや過去の産物となったシーグラス。見つけられたら「とてもラッキー」かもしれません!
日本で拾える確立が高いビーチは?
(写真はイメージです)
日本では房総半島、湘南~三浦半島にかけてのビーチで拾える確立が高いとされています。波に打ち上げられる自然の宝石なので、必ず見つけられるというわけではありませんが、散歩をしながらシーグラスを探してみるのも楽しそうです。日本中のどこのビーチにも打ち上げられる可能性はあります。 シーグラスは人が少ない奥まったビーチの方が、拾える確立が高いのだとか!自分だけの宝物を探して、夏の思い出として部屋に飾ってみたいですね!
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