旅に出ると、目にするものすべてが新鮮に見えますよね。まるで、物語の中に迷い込んだような気分になることもあるのではないでしょうか。イギリス人フォトグラファーのリッチ・マクコールさん(Rich McCor)がディズニーとコラボレーションした写真は、そんな「旅マジック」の世界観で話題を呼んでいます。
ディズニーとコラボレーションした切り絵のフォトアート
ロンドンの時計塔ビッグ・ベンの写真に、ピーターパンのシルエットがフレームイン!
そして同じく英国リバプールの港には、「美女と野獣」のベルと野獣のシルエットが。
29歳のリッチさんは切り絵と風景を融合させたフォトグラファーとして主に「paperboyo」名義で活動されています。以前から作品のテーマにディズニー映画を選ぶこともあったのですが、この一連のアートはなんとディズニー側から「コラボレーションしませんか?」とオファーがあったのだというから驚きです。そのワクワクする申し出にリッチさんが「YES!」と即答したというのも納得ですね。
通行人も興味津々? 英国各地でアート撮影
そしてこのコラボ作品たちが素晴らしいのは、撮影が意外な場所で行われているところ。
イギリス南西部、ウェールズのカーディフにある20mものウォーター・タワーは、「モンスターズ・インク」サリーの休憩所に。
そしてリッチさんの手にかかれば、スコットランドのグラスゴーにある劇場だって途端に「ファインディング・ニモ」に早変わり! この建物だけを眺めていたら、なかなか「魚に見立てよう」なんて思いつきませんよね。さすがの着眼点です。
この一連の作品の撮影秘話として、切り絵を持ってカメラを構えるリッチさんに通行人が「何してるの?」と不思議がって話しかけてきたと語っています。そしてその都度「ああ、ディズニーのために仕事しているんですよ」と答えたのだとか。聞いた人は、驚いたでしょうね! でも確かに、撮影風景だけを傍から見たら、こんなに素敵なアート作品を撮影しているなんて思いつかないかもしれません。
コラボ企画前の作品も
リッチさんのインスタグラムには、ディズニーとのコラボを始める前の作品も残されています。
例えば、マルタ島の切り立った崖は「ライオン・キング」のプライドロックに。旅先の光景に、好きなキャラクターを登場させるなんてなかなか無い発想です! そしてリッチさんは今後も香港やNY、更にはオリンピック期間中のリオに旅する計画があるのだとか。そういう異国の光景を、彼がどのように生まれ変わらせるのか楽しみですね!
[paperboyo]
[Artist Transforms Famous Landmarks Into Disney Scenes Using Only Paper]
[These iconic UK city scenes have been altered to look like Disney characters are playing in them]
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