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あなたも知っておいた方がいい、接着剤で空腹と寒さを凌ぐキベラスラムの真実

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そして毛布もない彼らが冷え込む夜にしていること、それは「近くの靴工場のゴミ箱から拾ってきた接着剤を何度も何度も吸い込む」こと。その工場で使われる接着剤には幻覚溶剤が使われているため、これを吸うことによって体の神経が麻痺し、寒さだけでなく空腹も紛らわすことができるのです。彼らを抱き寄せたときのゴミの匂いと接着剤のツンと鼻をつく匂いは、紛れもなく彼らの強いられている生活そのもの。実はこの行為によって、彼らの寿命は30歳前後にまで縮まってしまうのです。

あなたも知っておいた方がいい、接着剤で空腹と寒さを凌ぐキベラスラムの真実
(C) Saya Meguro

一食50円にも満たないご飯を振る舞うと一心不乱に食べ続け、「新鮮なご飯なんて食べるのいつぶりだろう。ありがとう」とお礼をいう子供たちの健気で真っ直ぐな目を見ていると、世の中の「平等」という言葉はどこで通用するものだのだろう? と疑問にさえ思い、現代の日本の持つ「幸せの形」に頭を傾げてしまいます。なんの罪もないはずなのに、産まれた場所と時代が違うだけでこんな生活を送っている子供たちが、世界中には山ほどいるのです。


それでも色眼鏡は必要ない

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(C) Saya Meguro

けれども、ここキベラスラムに起こることは悲観的なことばかりではありません。お金がなくても、住民が協力して子供たちを守っていこうとする姿勢は決して忘れていけないもの。実は昨今、徐々にではありますが学校を作る活動や炊き出しが行われています。ガイドのコリンズは言いました。「ケニアは助け合いの精神なんだ」と。

筆者がスラムを歩いていると、子供も大人もたくさんの住民が笑顔で ”Welcome!” と挨拶をしてくれました。色眼鏡をかけていては決して見られなかった、スラムの人たちの屈託のない笑顔。「今日を精一杯生きる」というシンプルな行為は、忘れてはいけないある意味で彼らから学ぶべき精神なのかもしれません。

向けるべきものは同情じゃない

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(C) Saya Meguro

筆者も最初は「現状を知りたい」という思いがありつつも「彼らの生活を邪魔しないのだろうか。プライドを傷つけないのだろうか」と、ただのツーリストが観光のスポットのひとつであるかのように立ち入ることに抵抗はありました。

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