フランス在住者が教える、上手なフレンチピクニックの楽しみ方

Posted by: sweetsholic

掲載日: Jul 9th, 2016

肩肘張らずに楽しみたい、フレンチピクニック
サマータイムを採用していることもあり、夏場は21時過ぎまで明るいフランス。そう、フランスの夏の日中はとても長いのです。このため、夏の楽しみのひとつといえばピクニック。多くの場合はひとり1〜2品の持ち寄り形式なので、準備もラクラクです!

肩肘張らずに楽しみたい、フレンチピクニック

ピクニックのデフォルトメニュー:食事編

肩肘張らずに楽しみたい、フレンチピクニック
どのピクニックにも必ず登場するのが、フランス人の主食のバゲット。サンドイッチにするのではなく、プレーンのものがデフォルトです。2〜3人のピクニックなら1本、4〜5人なら2〜3本というように、人数が増えるとバゲットの数も増えます。バゲットと共にいただくチーズ、ハムとソーセージの盛り合わせ「シャルキュトリー」もデフォルトメニューです。これらは買うだけでOKなので、とてもラク。

また、ポテトチップスなどのスナック類も外せません! フランスにはヤギの「チェーブルチーズ」味やガーリックマヨネーズ「アイオリ」味などのグルメチップスも揃いますが、ピクニックで人気が高いのは塩味やBBQ味のようです。

肩肘張らずに楽しみたい、フレンチピクニック
定番のお惣菜メニューは、冷やして食べる爽やかな味わいの「クスクス」、パイ生地に卵液と具材を焼き込んだ「キッシュ」や「お惣菜タルト」にサラダなど。フランス料理ではないのですが、予め作り置きできる「ブルスケッタ」の具を用意して、その場でカットしたバゲットにのせて食べることもあります。

桃やアプリコットなどのフルーツ類、そしてもちろんデザートも欠かせません。デザートといっても手の込んだものではなく、その場でカットして食べられる焼きっぱなしのケーキを用意するなど、ゆる〜いところがフレンチピクニックの良さでもあります。もっとも、フランスのスーパーには、卵とバターを混ぜ込めばすぐにパティスリー顔負けのスイーツができるケーキ・ミックスが充実しているから、という背景もあるのですが。

ピクニックのデフォルトメニュー:ドリンク編

肩肘張らずに楽しみたい、フレンチピクニック
ビールにソフトドリンク、ワインなど。アルコール度数が低くて飲みやすい、レモネードなどの柑橘系飲料とビールを割った「ラドラー」、りんごの発泡酒「シードル」もピクニックでは人気の高いドリンクです。フランスでは春から初夏にかけて毎年、趣向を凝らしたラドラーやシードルが登場します。今年はノンアルコールのラドラーが大人気!

肩肘張らずに楽しみたい、フレンチピクニック

フランスの公園にはピクニック用のテーブルとイスが用意されていることも多いため、ピクニック用のテーブルクロスを敷いて料理やドリンク類を並べる人もいます。そんな光景を見かけると「フランスの人たちは、やっぱりオシャレだな〜」と感心。

今年の夏は、みなさんもフレンチスタイルのピクニックを楽しんでみませんか?

[All Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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