「エッフェル塔のないパリはパリではない」というぐらい、今やエッフェル塔はパリのシンボル。エッフェル塔が建設されて、悠に100年は超えました。そんな長い歴史の中で、少し奇妙で面白いエピソードがいくつも生まれました。エッフェル塔のトリビアを紹介します。
エッフェル塔建設は意外にも反対派が多かった ?
エッフェル塔は現在市民権を得ていますが、建設当時は芸術家、作家などの著名人たちは建設そのものに反対しました。その理由は「パリの景観を壊す」から。その中でも作家モーパッサンのエッフェル塔嫌いのエピソードは少し強烈。モーパッサンはエッフェル塔のレストランによく通っていたそうです。普通はエッフェル塔から見える景色が好きだからなど、好意的な理由からこのレストランで食べているように考えますね。しかし、モーパッサンは違うのです。エッフェル塔のレストランで食事をするのは、ここが唯一エッフェル塔を見なくて済む場所だから。フランス人らしいユーモアと皮肉たっぷりな行動です。
エッフェル塔と結婚したアメリカ人女性
「エッフェル塔は美しい」、誰もがこの鉄の貴婦人を見ると漏らす言葉です。そんな美しいエッフェル塔に恋をした女性がいました。2004年にエッフェル塔を初めて訪れたアメリカ人女性、Erika LaBrie.は、この鉄の塔に一目惚れ。その後、エッフェル塔と結婚をして(誓約式というかたちとして)、 Erika la Tour Effelになったのだとか。ネットでMarried to the Eiffel Towerというドキュメンタリーが発表され、話題になりました。
エッフェル塔の色は茶色じゃなった ?
現在のエッフェル塔の色は赤みがかかった茶色のような色ですが、エッフェル塔建設時はは違う色をしていたのだそうです。まず、最初は、赤色! その後、黄色、青色に塗り替えられていったのだそうです。個人的には黄色のエッフェル塔というのが気になります。当時エッフェル塔はどっしりとしたタワーというよりも、カラフルな可愛らしい塔だったのかもしれませんね。
エッフェル塔の階段の数は ?
エッフェル塔は115メートルの高さまで登ることができます。ここまで登るのに、階段をいくつ登らなければならないのでしょうか。なんと1665もの階段があるのだそう。気が遠くなるほどの階段の数です。体力にぜひ自信がある方はどうぞ。ぜひ、階段を使ってエッフェル塔を登ってみてください。
エッフェル塔のイルミネーションに必要な電球の数は ?
夜は美しいエッフェル塔のイルミネーションに誰もがうっとりとなります。そして1時間に一度エッフェル塔のライトアップが行なわれます。毎回、「わーっ」という歓声が聞こえてくるほど、エッフェル塔のイルミネーションは多くの人を惹きつけます。そんなエッフェル塔のイルミネーションに必要な電球の数を知っていますか。全てを使う訳ではないそうですが、2万個の電球がエッフェル塔には備わっているそうです。大きなイベントの時などに、様々なカラーのライトアップをするために、常備してあるとのことです。
世界一有名なタワー、エッフェル塔のトリビア、いかがでしたか。こうしたエッフェル塔のトリビアを知ることによって、このパリのシンボルの鉄の塔の見方も変わってきますね
[PARIS ZIGZAG]
[news.com.au]
[All photos by Nanako Kitagawa]