マルシェに行ってみよう
パリの観光地にあるレストランって、値段もそれなりの上に、びっくりするほど美味しくなかったと思ったのは、筆者だけではありません。観光地で売られているサンドイッチだって劇的にまずいのです。美味しいものは、パリのリッチなレストランだけではありません。パリジャンが買い物をするマルシェで、安くて美味しいものが食べることができるのです。
パリには多くのマルシェがあります。パリの中でも一番大きなマルシェがバステーユの朝市。ここでは、新鮮な牡蠣が食べられるバーやそば粉のガレットが食べれる屋台もあります。また、お惣菜なんかも売られているので、近くの公園でランチで食べるのもいいかもしれません。
またパリジャンも休みの日には訪れるMarché des Enfants Rouges/マルシェ・デ・ザンファンルージュもおすすめ。ここではフランスならではの多国籍料理を屋台で食べることができます。休みの日は人も多く、活気があるので、パリっぽさを体験できることができますよ。
パリのカフェを体験
フランスといえばカフェ文化が有名です。パリのいたるところにはカフェがあります。しかし、飲み物も食べ物も美味しいカフェって意外に多くはありません。カフェで美味しいケーキを食べようと思って注文してみても、これなら東京のカフェの方が美味しいわということもしばしば。おしゃれで美味しいカフェって、そんなに多くはないのです。
筆者のオススメは、シャトレにあるセレクトショップ兼カフェのSept Cinq/セット・サンクやサンマルタン運河沿いにあるSésame/セザムです。
パン屋巡り
フランスに来たんだから、美味しいパンが食べたい!と思う人も多いはず。フランスのパン屋は基本的にレベルは高いですが、あまり美味しくないパン屋があるのも事実。パン屋に列ができていれば、美味しいパン屋であることは間違いなし。ぜひ、パンを購入してみましょう。しかし、そんな列ができているパン屋なんてみたことないという方は、バゲットコンクールで優勝したお店のパン屋を巡ってみるのはいかがでしょうか。必ず美味しいパンを食べることができます。
またフランスで美味しいバゲットを食べたいと思い、バゲットを買うときは注意してください。日本人が美味しいと思うのは、トラディションと言われるバゲットです。バゲットコンクールでもこのトラディションが出品されています。
パリジャンに人気の地区に行く
パリに旅行に来たのなら、今ホットなパリジャンに人気のスポットを訪れてみることがオススメ。そこには、雑誌でみるような個性的なセレクトショップや美味しくておしゃれなカフェがあります。マレや北マレやバティニョール地区、サンマルタン運河などが、今おしゃれなパリジャンが集まるスポットです。これらのエリアでは、街の活気もみることができるので、観光地だけでは見えてこない、パリの違った一面をみることができます。
観光地には朝一番訪れてみましょう
エッフェル塔、ルーブル美術館、オルセー美術館など人気の観光スポットに入場するのには、列に並ばなければならないこともしばしば。入るのに1時間以上も並び、観光客だらけで、堪能せずただ疲れて帰っただけという人も多くいます。
観光スポットは、朝一で訪れるのがオススメ。筆者はルーブル美術館には、毎回朝一で入場するので、並ばず、人もあまりいない状態で、作品を堪能することができています。
隠れ家的な美術館もオススメ
芸術の都パリでは、ルーブル美術館、オルセー美術館以外にも、素敵な美術館が多くあるのです。以前紹介した「アンリ・カルティエ・ブレッソン財団」や「モンマルトル美術館」なんかもオススメ。静かな環境でパリっ子たちに混じって、美術品を鑑賞して見るのも、違った体験をすることができますよ。
パリ旅行では、観光地だけではなく、パリジャンが訪れる場所に行ってみることで、パリの魅力を発見することができるように思います。パリでがっかりしたけどまた行く予定があるという方、これからパリ旅行しようと思っている方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
[All photos by Nanako KITAGAWA]