
私たち日本人は、よくも悪くも治安がいい環境に慣れています。アメリカ人の危機意識が世界標準なのでは?と考えたので、旅行におけるセキュリティ対策を、アメリカ人の旅行アドバイザーから学びましょう。日本人からすると驚く発想も!?
パスポートにカバーをする
どこの国民かは知られない方が無難。空港で、人のパスポートの表紙を見かけることって意外とあるのでは?特に日本人の場合、バレない方が安心です。日本のパスポートはビザなしで180か国に行ける世界最強のもの。闇では高く売買されているとか。スキミング防止のカバーなら完璧です。
移動中は、伸びるウェストポーチに入れて服の下に隠す

目立ちにくく、盗みにくいのがこの保管方法。ちょっと取り出すとき恥ずかしいですが、一番安心です。もしくは、ジップ付のショルダーバッグの内ポケットに閉まって、ななめがけにして体の前側にバッグを置いておくこと。絶対に体から離さないことが大切です。
パスポートのバックアップを取っておく

全部のページをスキャンし、オンラインストレージにそのデータを入れて、世界中どこにいても取り出せるようにしておくこと。旅行中に紛失や盗難が起きたとき、自身の身元が証明できて、再発行が早く済むそうです。また、誰か信頼のおける人で、何かあったときに動いてくれる人にもそのデータを渡しておくとさらに良いです。その上で、同行者がいる時は、相手の紙のコピーを持ち合うと何かあってもすぐ対処できると。
筆者は、顔写真のページのコピーさえあればいいと思っていました。全ページの情報が必要って発想は無かったです!
パスポートの中に緊急連絡先を入れておく
最終ページに、「事故の場合の連絡先」の欄があります。病気で倒れたときなど、緊急連絡先があれば、誰かが連絡してくれるはず。筆者は空欄にしていました。
一人がまとめて家族分を持つのは危険
大人は自分の分をもってリスクを分散した方がいいでしょう。全員分無くなると厄介です。
ホテルでは、金庫に取り付ける鍵を推奨

コンシェルジュが預かってくれればいいですが、普段どうしていますか?ホテルの金庫に預けるとき、ちょっと不安がよぎります。「Milockie ホテルセーフロック」という、ホテルの金庫やロッカーに取り付けるダイヤル式の鍵がお勧めだそう。「LOCTOTE」というメーカーの、ロックできて、切り裂き、スキミング防止の特殊な巾着もあります。
ハードタイプのスーツケースに入れて、スーツケースを柱などにくくりつけるという手もあります。パスポートは超貴重品ですから、自分が安心できる保管方法を選びましょう。
何か一つでも、取り入れてみようかと思う対策があれば幸いです。
参考
[CORPORATE TRAVEL SAFETY.COM BLOG]
[HUFFPPOST]
[All Photos by shutterstock.com]

あなたが知りたかったことが、この記事で参考になりましたか?
Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
【世界の立入禁止スポット人気記事ランキング】遺跡や聖地・心霊スポットまで
Jan 2nd, 2023 | TABIZINE編集部
遺跡や宗教の聖地、人が住まなくなった廃墟の街、心霊スポットなど、世界のミステリアスで美しい立入禁止スポットを紹介する連載「世界の立入禁止スポット」。これまで公開した記事の人気ランキングを発表します。
【世界の立入禁止スポットvol.8】坑内火災の恐怖!50年以上燃え続ける
Dec 25th, 2022 | あやみ
フィラデルフィアから北西に約2時間。ペンシルバニア州「セントラリア」では、現在もなお、坑内火災が続いています。今回は、そんな立ち入ると危険な町、セントラリアにフォーカス。なぜ火災が起こったのでしょうか? いつまで火災は続くのでしょうか? 詳しく紹介します。
【世界三大瀑布】「ナイアガラ滝」とあと2つは?新宿ー原宿の距離より長い南
Dec 23rd, 2022 | 坂本正敬
世界を代表するとされるものを3つ取り上げて、「世界三大〇〇」と呼ばれるさまざまなものがありますよね。そこで、どんな事物がそういわれているのか調べてみました。あなたはどれだけ知っているでしょうか? 今回は、見る人を圧倒する観光スポット「世界三大瀑布」を紹介します。
【今行ける海外2022】「アメリカ」の渡航条件情報・ワクチンやパスポート
Nov 19th, 2022 | TABIZINE編集部
新型コロナウイルスに関連して、海外への渡航条件や入国制限措置は刻々と変化しています。海外旅行の際は、最新情報の事前確認が必須です。世界各国・各エリアの入国に関する情報から、帰国の際の水際対策までをまとめてお届け! 今回は2022年11月時点でのアメリカの情報を紹介します。
【世界の立入禁止スポットvol.4】米政府が存在すら認めていなかった軍事
Oct 30th, 2022 | あやみ
UFOやオカルト好きなら一度は興味を持ったことがあるであろうアメリカ・ネバダ州にあるエリア51。実は2013年まで米政府はこの軍事施設の存在を認めていませんでした。今回は、そんな世界的に有名な立入禁止スポット「エリア51」の秘密に迫ります。なぜ米政府から「存在しないもの」とされてきたのでしょうか?
【ニューヨーク旅学事典19】911の記憶「ワールドトレードセンター」
Sep 11th, 2022 | 青山 沙羅
アメリカのニューヨーク。訪れたことがなくても、聞いたことがあるでしょう。でも、実際どこにあるの? どんなところ? 「ニューヨーク旅学事典」は、ニューヨーク市在住の筆者が名所や歴史、雑学、小話などを綴っていく連載です。今回は「ワールドトレードセンター」について。
今行きやすい国ランキング!外国人観光客訪問数ランキングTOP10の入国緩
Aug 28th, 2022 | あやみ
欧州を中心にコロナによる入国規制がなくなりつつある今。円安、燃油高、物価上昇率などの影響が少なく、もっとも行きやすい国はどこでしょうか? 今回は、まさに今、行きやすい国TOP4をご紹介。また、2019年の外国人観光客訪問数ランキングTOP10と、それぞれの国の現在の入国緩和状況もあわせてご紹介します。
【2022年最新版】日本が1年ぶりに単独1位に!世界最強のパスポートラン
Aug 25th, 2022 | あやみ
ビザなしで渡航できる国・地域の数をランキングにした、イギリスのコンサルティング会社「ヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)」の最新版が2022年7月19日に発表されました。最強ランキング常連の日本。さて、今回のランキングにはどんな変動があったのでしょうか?
【ニューヨーク旅学事典17】世界経済の震源地「ウォール街」
Aug 3rd, 2022 | 青山 沙羅
アメリカのニューヨーク。訪れたことがなくても、聞いたことがあるでしょう。でも、実際どこにあるの? どんなところ? 「ニューヨーク旅学事典」は、ニューヨーク市在住の筆者が名所や歴史、雑学、小話などを綴っていく連載です。今回は「ウォール街」について。
【ニューヨーク旅学事典16】アジアの熱気「チャイナタウン」
Jun 13th, 2022 | 青山 沙羅
アメリカのニューヨーク。訪れたことがなくても、聞いたことがあるでしょう。でも、実際どこにあるの? どんなところ? 「ニューヨーク旅学事典」は、ニューヨーク市在住の筆者が名所や歴史、雑学、小話などを綴っていく連載です。今回は「チャイナタウン」について。