バンライフで日本旅(8)|たった500円で入浴可能!旅の疲れを癒す至極のワンコイン温泉7つ

Posted by: SAWA

掲載日: Dec 10th, 2019

かつては貧乏旅行の代名詞だった車中泊が昨今、「バンライフ(VAN LIFE)」と呼び名を変えて、旅のスタイルや新たな暮らし方としてフォーカスされるようになりました。今回は、筆者がバンライフで出会った至極の温泉をご紹介します。

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バンライフで出会う、至極の“ワンコイン温泉”

秋から冬へと季節が移ろう頃、バンライフにおいても寒さを感じるようになります。そんななか、寒さと旅の疲れを癒してくれるのが温泉です。寒い季節、身も心も癒してくれる湯の力。いにしえから、この地に住む人々に欠かせない存在だったことが解ります。

ここでは、筆者のバンライフの記憶に残る温泉をお伝えしたいと思います。500円で入浴可能な温泉をピックアップしたので、お財布にも優しいはず。

【1】コタン温泉露天風呂|北海道 道東

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言わずと知れた観光名所、屈斜路湖。その湖畔にある野湯が「コタン温泉露天風呂」です。屈斜路湖の景色を眺め、清々しい空気を感じながら、ゆったりとお湯に浸ることができます。ここは水着での入浴もOK(開放感溢れる野湯なので、女性は水着の持参をお勧めします)。野湯の管理も行き届いており、これで無料だなんて有難い!としか言えません。
 

コタン温泉露天風呂
住所:〒088-3341 北海道川上郡弟子屈町屈斜路古丹
電話:015-482-2940(弟子屈町役場 観光商工課)
営業時間:24時間営業
休日:なし
※定期清掃のため、以下は入浴不可。
5月~10月…毎週 火曜・金曜 / 11月~4月…毎週 金曜
入浴料:無料
HP:https://www.masyuko.or.jp/introduce/kotannoyu/

【2】恵山温泉|北海道 道南

函館から東へ走ること約50kmに恵山(えざん)という山があります。この山の中腹にある秘湯が「恵山温泉」。国内でも珍しい、源泉掛け流しの酸性明ばん・緑ばん泉の温泉です。強酸性の泉質ゆえに、この温泉には高い殺菌効果があるのだそう。ちなみに、石鹸類の使用は禁止となっているので、お気をつけください。
 

恵山温泉旅館
住所:〒041-0523 函館市柏野町117-150
電話:0138-85-2041
営業時間:6:00~20:00(日帰り入浴)
休日:要問い合わせ
※2020年冬季休業予定
入浴料:大人(中学生以上)300円、子供(小学生)150円、幼児(小学生以下)無料
HP:http://www.n43.net/esan/

【3】モッタ海岸温泉|北海道 道央

モッタ海岸温泉

道央と道南の境目に位置し、日本海を臨む「モッタ海岸温泉」。知る人ぞ知る、源泉掛け流しの天然ラジウム温泉です。北海道随一との呼び声が高い泉質はさることながら、ここは、露天風呂からの景色も最高。露天風呂の先には、日本海が広がります。入浴する時間を選べば、海に沈む夕陽を眺めながらの入浴が楽しめます。
 

モッタ海岸温泉
住所:〒048-0634 北海道島牧郡島牧村字字栄浜362-1 モッタ海岸温泉旅館
電話:0136-74-5336
営業時間:要問い合わせ
休日:要問い合わせ
入浴料:大人(中学生以上)500円、子供(4歳~12歳)3000円大人(中学生以上)
HP:https://www.vill.shimamaki.lg.jp/category/detail.php?category=tourism&content=110

【4】 温泉津(ゆのつ)温泉 元湯|島根県

温泉津(ゆのつ)温泉 元湯

湯治の湯として知られている温泉津(ゆのつ)温泉の「元湯」。世界遺産に登録されている石見銀山を構成するエリアにある温泉です。元湯は、遡ること約1300年前、タヌキがこの湯で傷口を治していた場面を僧侶が発見し、湯治場として今日に至るのだそう。源泉に手を加えていない湯治の湯とあって、薬効効果をもたらすと県外からも多くの人が訪れるのだとか!入ってみると、とても熱い、とにかく熱い。湯上りには温泉だけでなく、国の重要伝統的建築物群にも指定されている温泉津温泉のレトロな街並みを散策するも良し。ただし、湯冷めにはご注意を。
 

温泉津(ゆのつ)温泉 元湯
住所:〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津
電話:0855-65-2052
営業時間:6:00-20:00
休日:年2回臨時休業(※要問い合わせ)
入浴料:大人370円、小人200円
HP:https://www.all-iwami.com/spot/detail_1060.html

【5】 杖立温泉 薬師湯|熊本県

杖立温泉郷

渓谷に佇み、昭和の風情を残す杖立温泉。そのなかの「薬師湯」は、源泉がそのまま注がれている共同湯。共同湯は地元の人が普段使っているお風呂でもあるため、邪魔にならないようにひっそりと入浴させていただきますが、フレンドリーな地元の人と話に花が咲くこともしばしば。旅の醍醐味を感じられる瞬間です。ちなみに、杖立温泉には蒸し場があり、お風呂に入っている間に野菜の蒸し料理が完成、ご飯のおかずができてしまいます。
 

杖立温泉 薬師湯
住所:〒869-2503 熊本県阿蘇郡小国町下城
電話:0967-48-0206(杖立温泉観光協会)
営業時間:要問い合わせ
休日:要問い合わせ
入浴料:大人200円
HP:https://tsuetate-onsen.com/Facilities/425

【6】 霧島温泉 旅の湯〈旧・野々湯温泉〉|鹿児島県

霧島連山の標高700mに位置する「旅の湯〈旧・野々湯温泉〉」。敷地内から自然湧出している摂氏66~70度の湯を常時かけ流しているのだそう。開放感ある空間に岩造りの温泉が、癒しの時間を与えてくれます。さらに、ログハウスなどの宿泊施設が併設されているのも嬉しいポイント。筆者が訪れたときは、敷地内に蒸し場があり、温泉の蒸気でつくった蒸し料理がバンライフの食卓に彩りを与えてくれました。
 

霧島温泉 旅の湯(旧・野々湯温泉)
住所:〒899-6602 鹿児島県霧島市牧園町三体堂1824-41
電話:0995-76-9336
営業時間:9:00~21:00(日帰り入浴 受付時間)
休日:要問い合わせ
入浴料:大人500円、小人300円(3歳以下無料)
※オートキャンプ場は地熱発電工事のため閉鎖中
HP:http://nonoyu.daa.jp/

【7】 湯穴(つあな)温泉|宮崎県

湯穴(つあな)温泉

鹿児島県にほど近い、宮崎県都城市にある「湯穴(つあな)温泉」。褐色のお湯が特徴で、鉱泉を加温しているのだそう。泉質は炭酸水素塩冷鉱泉。湯に浸ると炭酸が皮膚を巡るのがわかります。地元の人曰く、“ここに入ると元気になる”そうで、足繁く通う人も多いのだとか。そして、なんとこの鉱泉、“飲める”ということで、浴場で一緒になったご婦人は、湯上りにコップいっぱいに注いだ源泉をグビグビと飲み干していかれました。
(※源泉の飲料については、ご自身の判断でご自身の責任においてお願いします)
 

湯穴温泉(つあなおんせん)
住所:〒885-0223 宮崎県都城市吉之元町4518-9
電話:0986-33-1380
営業時間:7:00-19:00(※変更があるため要確認)
休日:要問い合わせ
入浴料:大人300円

 
施設によっては改修工事などの理由から一定期間の休業をしていることもあるので、自身での事前確認はお忘れなきようお願いします。

本州の温泉もいくつか紹介したかったのですが、筆者のおすすめ温泉は閉館。残念です・・・ ワンコインで温泉を楽しめるのは、本当に有難いこと。自分の旅路が、じつは、たくさんの人々や様々な物事に支えられていた、ということを実感します。すべてに感謝!
 
※当記事は旅の回想となります。各所における最新の情報は、ご自身でご確認ください。
[All Photos by YONEVANLIFE]


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PROFILE

SAWA

SAWA

ときに、バン(車)暮らし。地味に夫婦ふたりでバンライフを実践して早数年。当初、キャンピングカーでバンライフを始めるも、行き着いたのはバン(VAN)。素人ながらも車内を自力で改装して、家と同様に車内で自炊し、仕事をし、眠りにつく。長期にわたるバンライフに満腹感を得た現在は、車暮らしと家暮らしのバランスをとりながら、人生の旅路を歩んでいます。波を求めて旅をするサーファーでもある(ヘタレだけれども)。

ときに、バン(車)暮らし。地味に夫婦ふたりでバンライフを実践して早数年。当初、キャンピングカーでバンライフを始めるも、行き着いたのはバン(VAN)。素人ながらも車内を自力で改装して、家と同様に車内で自炊し、仕事をし、眠りにつく。長期にわたるバンライフに満腹感を得た現在は、車暮らしと家暮らしのバランスをとりながら、人生の旅路を歩んでいます。波を求めて旅をするサーファーでもある(ヘタレだけれども)。

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