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冬の秘湯は最高のパワースポット(6)登別温泉 第一滝本館<北海道>

Posted by: 阿部 真人
掲載日: Jan 17th, 2020.

雪の季節。凍えた心と体を温めるには温泉が一番です。しかも秘湯で。旅立ちの期待と不安に道中の胸の高鳴り。そして到着した時の安堵感。しんしんと降り積もる雪の露天風呂。そして夕餉の鍋料理・・・心と体にじわりとエネルギーが満ち溢れていきます。大地の恵み、温泉はまさにパワースポット。今回の旅は北海道の名湯・登別温泉。巨大な浴場とグルメが人気の第一滝本館を訪ねます。

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第一滝本館食塩泉
(C)第一滝本館


冬の北海道は意外と暖かい

新千歳空港
(C)Masato Abe

新千歳空港に到着しました。じつは冬になると東京に比べて零下の北海道の方が暖かい気がします。乾燥した空っ風の吹く東京は風が痛いのです。それに比べると湿気のある北海道の方が心地よいのです。

直行バス
(C)Masato Abe

新千歳空港から登別温泉行の直行バスに乗り換えます。道南バスで1時間15分ほど、料金は1400円です。この日はアジアからの便の到着とかち合わなかったので空いていました。中国便やタイ便などがあると満員になります。そんな時は増便するようですね。

登別の街なか
(C)Masato Abe

そう、冬になると登別温泉はアジアからの観光客で大混雑になるのです。中国やタイ、台湾から雪と温泉を楽しむために大挙してやってきます。

店頭の行列
(C)Masato Abe

登別温泉の街なかの通りも、雪が降っていれば中国人やタイ人たちが夜遅くまで大喜びで歩き回っている光景を見かけます。また昼食時には美味しいと評判のお店の前に外国人たちの大行列ができるほど。ちゃんとネットで調べてくるのでしょうね。

行列②
(C)Masato Abe

居心地のよいホテル

第一滝本館
(C)Masato Abe

そして第一滝本館に到着です。いつもアジアからの観光客でにぎわっています。でも館内はロビー以外の場所でも天井も高く広々とし、いろんなところにソファや椅子があるので、居心地が良いのです。と同時に大浴場の解放感が素晴らしいのですが、それはのちほど。

ホテルロビー
(C)Masato Abe

第一滝本館は創業1858(安政5)年といいます。そもそもは江戸の大工職人であった滝本金蔵という人が北海道に渡り、この地で温泉を見つけ、皮膚の病を患う妻のために1880年代(明治20年ごろ)湯小屋を建てたのが始まりといます。妻への愛情がスタートだったとは素晴らしいですね。

ホテル内
(C)Masato Abe

観光経済新聞社主催の「人気温泉旅館250選」による5つ星の宿に認定されていますし、BIGLOBE主催の「第9回みんなで選ぶ温泉大賞」では東の横綱(第1位)に選ばれるほど人気も実力のある宿なのです。

西館バリアフリー
(C)第一滝本館

客室はいろんなタイプがあるようですね。今回はツインの部屋に宿泊しましたが、上の写真はバリアフリーの和洋室。外国人には畳の和室に浴衣が珍しく、喜ばれるようです。

これぞ温泉ワンダーランド

館内案内図
(C)Masato Abe

さあ、待ちに待った温泉です。大きなホテルですので、大浴場までが遠いのです。ですが、館内はセントラルヒーティングが効いているので浴衣に羽織でも寒くありません。

浴場入口
(C)Masato Abe

エスカレーター2つとエレベーターを乗り継いで大浴場にやってきます。24時間入浴が可能です。ちなみに朝10時からお風呂清掃がはじまりますが、大きな浴場なので、掃除に合わせて場所を変えて移動しましたよ。

浴室MAP
(C)Masato Abe

ちなみに男女合わせて35個もの湯舟があるといいます。ちなみに源泉は7つ、5種類もの泉質を同時に楽しむこともできる温泉ワンダーランドなのです。

大浴場イメージ
(C)第一滝本館

国内屈指の広さを誇る大浴場で、天上が高く広々。だから人が大勢いても、ゆったり入浴を楽しむこともできるのです。そして男性の浴場からは湯舟に浸かりながら真正面に壮大な地獄谷を眺めることができるのです。女性の浴場からも多少は見えるそうですよ。

重曹泉
(C)第一滝本館

ちなみに上の写真は肌をきれいにしてくれる重曹泉(ナトリウム・カルシウム・マグネシウム—塩化物・炭酸水素塩温泉)。下の女性露天風呂は硫黄泉(酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉)。そのほか、食塩泉(ナトリウム・カルシウム—塩化物温泉)、酸性緑ばん泉(酸性・含硫黄—単純温泉)、芒硝泉(酸性・含鉄(II、III)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉)の5種類。もちろん露天風呂やサウナも完備されています。

女性露天
(C)第一滝本館

親切なのは、それぞれの湯舟の横に泉質だけでなく、「あつめ」「ぬるめ」の表記、そして「冷えに効く」など効能が日本語と英語、中国語で書いてあることでなんです。

成分分析表
(C)Masato Abe

また大浴場の入り口には、上掲のようにそれぞれの成分分析表がありますのでご覧になってください。これまでいろいろな温泉地を訪ねましたが、これほどの泉質を1か所で目撃する機会はなかったのです。

北海道の幸をいただきます

ダイニング
(C)Masato Abe

そして待ち遠しかった食事。お部屋や食事処で和食を頂くこともできますが、ビュッフェダイニングでの食事は楽しいものです。

甘えびといくら
(C)Masato Abe

特に北海道ならではの、大好きな海の幸、山の幸を自分の好きな分、いただくことができるからです。イクラにカニに甘えびにステーキ・・・隣の若者カップルはカニとステーキを何度もお替りしていました。

カニ
ステーキ
(C)Masato Abe

北海道の大地で育てられた野菜、とくにジャガイモやニンジン、玉ねぎなども甘くておいしいんです。

海鮮丼
(C)Masato Abe

最後の仕上げは、イクラやカニ、マグロなどを酢飯に盛り付けた海鮮丼。自分で好きなものを自由に盛り付けて作ることができるんですよ。

デトックスウォーター
(C)Masato Abe

ちなみに朝食もビュッフェダイニングで。おすすなのが、野菜やかんきつ類を使った4種類のデトックス・ウォーター。たとえば「お目覚め」はレモンにオレンジ、グレープフルーツ、「腸すっきり」はニンジンやリンゴ、セロリ。ミントやレモンなどを使った「ストレス解消」、小松菜とグレープフルーツの「免疫力アップ」もありますので、ぜひ試して下さいね。

必見 冬の地獄谷めぐり

地獄谷入口
(C)Masato Abe

冬の登別温泉の散歩もおすすめです。なぜなら雪の地獄谷はまた格別の絶景なんです。壮大で荒涼とした雪景色が目の前に広がります。温泉で体が温まっているのであまり寒さを感じません。

地獄谷
(C)Masato Abe

地獄谷には遊歩道が整備されていて、谷あいの「鉄泉池」まで散策できます。周囲の遊歩道も歩いて楽しめます。雪が積もっているときはそれほど足元は滑りませんが、アイスバーンになっているときには気を付けて歩いて下さい。

第一滝本館方向
(C)Masato Abe

上の写真は鉄泉池に向かう途中、第一滝本館を見た景色です。第一滝本館は絶景を独り占めして建っているのですね。

雪の中行列
(C)Masato Abe

第一滝本館は人里離れた秘湯ではありませんが、とても雪景色が似合います。しかも雪景色を見ながらぬくぬくできるのです。そしてなによりも素晴らしい温泉とグルメが心と体に活力を与えてくれる、オススメの冬のパワースポットなのです。

第一滝本館
住所:北海道登別市登別温泉町55
電話:0120-940-489
https://takimotokan.co.jp/ja/

阿部 真人

Masato Abe 還暦特派員
大学を卒業後、およそ30年間テレビ番組を作ってきました。57歳の時に、主夫となり、かつ自由人として旅に生きることを決意して早期定年退職。登山を始め、東京の街歩きガイドや温泉めぐり、豆大福探訪などなど60歳の還暦を迎えて好奇心が高まっています。


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