
台湾のマスク事情

2020年3月現在、台湾では身分証の番号を元に1週間に3枚までマスクを購入できるようになっています。1週間に3枚買えるだけでも助かるのですが、毎日マスクをするとなると1枚を2、3日間使うという計算になり、同じマスクを何日も繰り返し使うのは抵抗を感じるという方は多いと思います。
いま台湾で流行っている!?マスクの寿命を延ばす「マスクカバー」

マスク不足は世界中で深刻ですが、台湾ではここ最近、手作り雑貨店を中心にマスクカバー(口罩套)を販売するお店がどんどん増加しています。筆者は屋外の観光地を散策していた時に、たまたま見かけた出店でマスクカバーを発見! ずっと気になっていたため、この機会に購入してみることにしました。

このマスクカバーはオーナーの方の手作りで、三層になっているマスクに合わせてサイズを調整できることにこだわって作ったとのことです。1枚80元、2枚150元(約550円)で販売されていました。洗い替えに2枚買っていく方が多いようなので、筆者も柄違いで2枚購入。シンプルなものからかわいいものまで、色々な柄のマスクカバーが販売されていましたよ。
マスクカバーってどうやって使うの?

マスクカバーと聞いて真っ先に思い浮かぶ疑問が「どうやって使うの?」かもしれません。今回筆者が購入したマスクカバーは薄い布で作られていて、中が空洞になっています。

その空洞に、この使い捨てのマスクを入れ込んでいきます。

台湾製のマスクがぴったりと入る大きさです。

これだけで準備OKです! マスクそのものの機能を活かしつつもマスクが直接顔に触れないため、カバーを洗えばマスク自体は繰り返し使えるという仕組みです。結果的に、1枚のマスクの寿命を延ばせるということですね。
実際にマスクカバーを使ってみた感想

実際にこのマスクカバーを付けた状態で外出してみたのですが、マスクが布で覆われているぶん若干の息苦しさは感じたものの、まずまずの付け心地でした。使っていくうちに慣れるかなぁと思います。
筆者は1日はカバー有りでマスクをし、次の日はカバーなしで普通にマスクをしようかなと思っています。1枚のマスクをカバー有りと無しで2日間ずつ使っていけば、マスクが足りなくなることはなさそうです。
台湾は現在、外国人観光客の入国は事実上不可能であるため、日本の方が台湾のマスクカバーを手にするのは難しいかもしれません。でも作り自体はシンプルなので、手芸が得意な方であれば応用して作れてしまうかもしれませんね。
はやくマスク不足が解消してほしいなぁと思いつつ、このマスクカバーを最初に考え出した人ってすごい! と思ったのでした。
[All photos by Yui Imai]
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Yui Imai ライター
語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。
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