第3位 アデレード(南オーストラリア州)
なだらかな丘陵と白い砂浜に挟まれる美しい街「アデレード」。ワインの産地としてその名を馳せ、バロッサ・バレーやマクラーレン・ベールなど……世界有数のワイナリーがなんと200件以上も広がります。
また「芸術と文化の街」と呼ばれており、開拓時代の面影残るレトロな教会や建造物も見どころ。筆者おすすめの観光コースは、まず南半球最大の室内市場「アデレード・セントラル・マーケット」から1日をスタート。コーヒー片手に、活気に満ちた市場内を散策。チーズ、シーフード、フルーツ……新鮮食材が何でも手に入る市民の台所です。
レストランや屋台も数多く入っているので、腹ごしらえもばっちり。午後はゆったりと美術館巡り、夜は裏路地でバーホッピングは外せません。
第6位パース(西オーストラリア州)
世界で一番美しい街と呼ばれる「パース」。目玉観光地「ロットネスト島」はマストビジット。世界で一番幸せな小さな動物「クォッカ」に会いに行きましょう。カンガルーの一種で体長は40〜50cmほど、つぶらな瞳と笑ったような口元がなんともキュート。人懐っこく人間に近づいてくることもしばしば。一度見れば、あなたの心を鷲掴みにすること間違いなし!
せっかくパースを訪れたなら、荒野の墓標こと「ピナクルズ」へぜひ足を伸ばしてみて下さい。砂漠の中に乱立する無数の巨大奇岩群。数千もの風化した石灰岩がそこら中に広がり、まるでアナザープラネット。SF映画さながらの光景に、度肝を抜かれるはずです。
第8位メルボルン(ビクトリア州)
過去7年連続1位に輝いた実績を持つ、世界で最も住みやすい都市ランキングの常連「メルボルン」。「アートとコーヒー文化」のイメージが強い、オーストラリアきってのオシャレタウン。なんと言っても街歩きが楽しい! レーンウェイ(裏路地)に迷い込み、カラフルなグラフィティ(落書きの壁)散策。カフェ激戦区のこの街で、ラテの飲み比べなんていうのも乙。
自然派のあなたにおすすめなのが「グレート・オーシャン・ロード」。見どころは「12人の使徒」と呼ばれる奇岩群。メルボルンCityから車で4時間となかなかの距離ですが、一見の価値ありです。海からそびえ立つ巨大な岩は、荒々しく力強い自然美そのもの。ヘリコプターの遊覧飛行ツアーで、空から眺める景色は涙ものの絶景です。
第10位ブリスベン(クイーンズランド州)
2032年オリンピック開催地にも選ばれた、オーストラリア第三の都市「ブリスベン」。一年中太陽が降り注ぐクイーンズランド州は、サンシャイン・ステートの異名を持ちます。街の全貌を掴むには、「ブリスベン川」のリバークルーズがおすすめ。重厚感のある大きな「ストーリー・ブリッジ」は、見ても登っても楽しめる絶景スポット。その橋のたもと「ハワード・スミス・ワーブス」で、スタイリッシュなランチをぜひ。
陽気なこの街の雰囲気を味わいたいなら、中心地「クイーンストリート」から、花と緑の楽園「サウスバンク」までゆっくりと歩いてみて下さい。ビクトリア調の気品溢れる建物と、近代的なビル群が混在するユニークな街並み。橋を越えると白い大きな観覧車、その先の美しいラグーン(人口プール)は地元民の憩いの場。近年目まぐるしい発展を遂げるブリスベンは、国内でもその存在感をますます強めています。
世界で最も住みやすい国オーストラリアで、暮らすように旅する
今回ご紹介した4都市の共通点は、”大都市過ぎないところ”。雄大なワイルドライフはもちろん、お洒落なアーバンライフも堪能できるバランスの良さが特徴です。こんなにも大自然と都会が隣り合わせの国って、世界中見てもなかなかないんじゃないかなぁと感じています。また観光観光し過ぎてないので、暮らすように旅するのにうってつけ。以上、暮らし旅ライター金子 愛がお届けしました。
【参照】
Adelaide is Australia’s most liveable city
【情報提供】
オーストラリア政府観光局
Ai Kaneko 暮らし旅ライター
【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。
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