台湾各地に店舗を持つ駅弁チェーン店「福隆月台便當」

台湾の鉄道駅でもいろいろな駅弁が販売されていますが、「福隆便當」は台湾鉄道・福隆駅で販売されている駅弁です。福隆駅周辺には福隆便當を販売するお店が多くあるのですが、この駅弁を気軽に味わえるのがチェーン店「福隆月台便當（フーロンユエタイビエンダン）」です。

同店は台湾各地に店舗があり、福隆駅まで足を運ばなくても福隆便當を味わうことができます。

筆者が訪れたのはすぐそばには華西街夜市もある、台北MRT龍山寺駅近くの店舗。テイクアウトだけでなく、簡単なイートインスペースも設けられていました。タイミングがよければ店内でいただくことも可能です。

具沢山でリーズナブルな価格設定がうれしい

お弁当は全部で4種類あり、どれも70元（約310円）とリーズナブル。2種類の豚肉がメインの「福隆便當」、豚の赤身肉がメインの「全瘦肉便當」、タイがメインの「鯛魚便當」、鶏もも肉がメインの「滷雞腿便當」です。

今回は、看板メニューの「福隆便當」をテイクアウトしてみました。

看板メニュー「福隆便當」のお味は？

駅弁の蓋を開けると、白いご飯の上にたくさんの具がのせられていました。

福隆便當のお肉は2種類。豚の赤身肉は身がしまっていて、しょうゆベースの味がしっかりと染み込んでいます。小さな角煮肉は脂身が含まれているので、やわらかくてちょっぴりこってりしていました。同じくしょうゆベースの味がしっかりとついていて、ご飯がすすみます。

横に添えられたウインナーは台湾ならではの甘いタイプで、お肉がぎゅっと詰まっていてジューシーです。

ご飯全体には、キャベツの煮物と高菜漬けのようなものものせられています。他には煮玉子と干し豆腐の煮物も。やさしい味付けで箸休めにぴったりです。

福隆便當はリーズナブルでありながらもご飯の上にたくさんの具材がのせられていて、簡単なランチやディナーにぴったりです。台湾の駅弁を味わってみてい！という人は、ぜひいつか試してみてくださいね。

[All photos by Yui Imai]
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Yui Imai

Yui Imai ライター

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。