大人気の「東京豆漿生活」台湾式の朝ごはんを実食ルポ!整理券・混雑情報も
台北MRT西門駅から徒歩圏内「張記鍋貼牛肉麵」
台北の西門町は、台湾の原宿とも呼ばれる賑やかなスポットです。でも、「張記鍋貼牛肉麵(ジャンジーグオティエニウロウミエン)」があるのは、観光客が多いエリアとは逆方向の路地裏にあります。MRT西門駅周辺は賑やかなのですが、歩き進んでいくと、どんどんローカルな雰囲気に。
あれ、お店はどこ? と若干心配になったところで、「張記鍋貼牛肉麵」と書かれた小さな看板を発見! 延平南路101巷という細い路地を曲がったところにあります。
平日午前11時45分頃に訪れたものの、テイクアウトの注文がどんどん入り、店員さんはまさに大忙しという雰囲気。店の外では多くのお客さんができあがりを待っていますが、イートインの場合は直接お店に入店して大丈夫です。
店内は2人掛けのテーブル席が7つと4人掛けのテーブル席が2つのみで、こじんまりとしています。筆者が訪れた時は半分ほど席が空いていましたが、12時を過ぎるころにはあっという間に満席になりました。
注文は口頭で!筆談を活用したほうがいいかも?
注文は店員さんに直接口頭で伝えるスタイルでした。言語が心配な場合は、店に掲げられているメニュー表を参考にしながら筆談を活用するとよいかもしれません。
今回筆者は、店名にもなっている鍋貼10個(焼き餃子10個)と、牛肉湯(牛肉スープ)を注文しました。台湾で餃子といえば水餃子や蒸し餃子を提供するお店が多いのですが、焼き餃子もよく食べられているんですよ。
そして、本当は牛肉麺も同店の看板メニューなのですが、焼き餃子と麺類を1人で食べきるのは大変なので、麺が入っていない牛肉スープで注文してみました。小食だけどいろいろな種類の料理を食べたいという方に、おすすめの注文方法です。合計価格は160元(約736円)。
焼きたての餃子のおいしさに食べる手が止まらない!
焼き餃子は、一つ一つが細長いタイプ。焼き色がきれいです。では、さっそくひとくち……。
薄めの皮は表面はパリッとしているものの、食感はもちもち、そして中から餡の旨味がじゅわっと広がります。
ここの焼き餃子の特徴は、ニンニクを使わず黄ニラ(韭黃)で旨味を出しているということ。豚肉のジューシーさに黄ニラが加わることで、ほんのり甘みを感じます。塩気もちょうどよく、タレがなくても大丈夫なくらい。何個食べても飽きないという評判のよさを実感しました。食べる手が止まらなくなります……!
大きな牛肉が入ったスープもボリューム満点
続いては牛肉スープをひとくち。しょうゆベースのスープの中には大きな牛肉が4つ入っていて、口に入れた瞬間ほろっと崩れるやわらかさ。青菜やザーサイもたっぷりと入っていてボリューム満点です。
「張記鍋貼牛肉麵」の焼き餃子を実際に食べてみて、日本で人気が出るのも納得のおいしさだなと感じました。ニラではなく黄ニラを使うことで、こんなにも旨味が出るものなのかとびっくり。いつか日本に帰国したときには、日本の店舗にも訪れてみたいなぁと思ったのでした。
住所:台北市中正區衡陽路79-1號
[All photos by Yui Imai]
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