
観光の合間に寄りやすい「鼎泰豊」101店

台北のランドマークともいえる「台北101」は、台湾旅行で定番の観光スポットです。実は台北101には小籠包の名店「鼎泰豊」が入っていて、展望台からの美しい景色とともに効率よくランチやディナーを楽しむことができます。

店舗は台北MRT台北101/世貿駅4番出口を出てすぐ、台北101の入り口のすぐ近くにあり、迷うことなく見つけることができるでしょう。
まずは待ち時間を確認!その間にお土産ショッピングを

鼎泰豊が観光客でも利用しやすいポイントの一つが、待ち時間がはっきりと掲示されていて、番号が書かれたレシートをチェックすればよいということ。
順番がくると、モニターに番号が映し出されるのも便利です。

筆者は平日ランチで訪れ12時頃受付をしたのですが、その時の待ち時間は20分でした。2022年7月現在は新型コロナウイルス流行の影響で外国人観光客はほぼいませんが、休日は1時間以上待つことも多々あります。

待ち時間が長い場合は、その間にぜひお土産ショッピングを。実は鼎泰豊のすぐ横には、お土産店がずらりと並んでいます。パイナップルケーキやヌガー、台湾烏龍茶やお酒類など、定番のお土産がそろっています。

鼎泰豊にもパイナップルケーキなどのお土産が販売されているので、何種類か購入して食べ比べを楽しむのもよいかも。ある程度お土産の目星をつけておいて、観光を終えると同時に一気に購入して帰るスタイルが、時間を有効活用できておすすめです。
スマートフォンで楽々注文

店内は広々としていて、ゆったりと食事ができる雰囲気です。

テーブルの上には既に小皿や箸などがセットされていて、あたたかいお茶もいただくことができます。お茶は「雨林香片」というジャスミン緑茶で、爽やかで香りがよいです。
注文は伝票についているQRコードをスマートフォンで読み取り、注文したい料理を選んで送信します。もちろん、店員さんに直接注文を聞いてもらうことも可能です。今回は、小籠包と蝦仁蛋炒飯(海老チャーハン)、辣味黃瓜(きゅうりに鼎泰豊の特製ラー油をかけたもの)を注文しました。合計価格はサービス料込みで621元(約2,860円)です。
まずは前菜を「辣味黃瓜」

鼎泰豊は前菜の種類も豊富なのですが、なかでもおすすめは「辣味黃瓜」です。きれいに積み上げたきゅうりに、鼎泰豊特製のラー油がかけられています。きゅうり自体からもほんのり甘さと塩気を感じ、あとからラー油がピリッと追いかけてくるのがたまりません。
スープたっぷり!熱々の小籠包は欠かせない

続いては、看板メニューの小籠包! セイロの中にはきれいなひだがついた小籠包が整然と10個並んでいます。ちなみに、小籠包をはじめとする蒸し物は5個のみのハーフサイズでも注文できますよ。

レンゲにのせ、小籠包の皮を少し破ってみると、中からスープがじゅわ~っと溢れ出てきました。さっそくタレと刻み生姜をつけていただきます。
ひとくちいただいた瞬間、肉のおいしさが口の中いっぱいに広がります。刻み生姜のピリッと感もアクセントになり、なんとも上品な味わいです。やっぱり鼎泰豊に来たら小籠包は欠かせない!と思わされます。
海老がたっぷりでご飯パラパラ!海老チャーハン

続いては台湾人の友人が絶賛していた「蝦仁蛋炒飯(海老チャーハン)」を。チャーハンの中には海老がたっぷり10個以上は入っています。

ご飯はパラっときれいに炒められていて、プリップリな海老は新鮮さと旨みをしっかりと感じます。海老以外の具材が玉子とネギのみという、このシンプルさがおいしさを引き立てているのかもと感じました。
久しぶりに鼎泰豊で食事をしてみて、値段は安くはないものの、一つ一つの料理のレベルが高く接客はていねい。総合的な満足度が高いなと感じました。特に台北101店は観光の合間に寄りやすく、お土産ショッピングも効率よく楽しめるのが魅力的です。いつか台北に来られた時には、ぜひ小籠包だけでなくいろいろな料理を味わってみてくださいね。
[All photos by Yui Imai]
Do not use images without permission.
あなたが知りたかったことが、この記事で参考になりましたか?
Yui Imai ライター
語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。
【台湾】ドリアンのスムージーはにおわない?初夏限定ドリンクを「功夫茶」で
May 20th, 2023 | Yui Imai
果物の王様ともいわれる「ドリアン」。東南アジアでは人気のフルーツですが、日本では、においが強烈なイメージという人が多いのではないでしょうか? このドリアンのドリンクを、台湾のドリンクスタンドチェーン店「功夫茶」で飲むことができます。2023年5月12日(金)から6月30日(金)までの期間限定で「榴槤莎莎優格(ドリアンヨーグルトスムージー)」が販売されているのです。いったいどんな味なのか、台湾現地からお届けします。
【台北で食べるべきグルメTOP10】台湾在住ライターがおすすめ店も厳選!
May 7th, 2023 | Yui Imai
台湾旅行の楽しみのひとつが、食べ歩き。短い滞在では胃袋のスペースが足りないと思ってしまうくらい、台湾にはおいしいものがたくさん! この記事では、台湾北部に暮らす筆者が厳選した「台北で食べるべきグルメTOP10」を、現地で取材したおすすめ店情報もあわせて紹介します。
【豆花おすすめランキング】台北のお店10選を台湾在住ライターが実食で紹介
Apr 2nd, 2023 | Yui Imai
やさしい味わいとふるっとした食感が特徴の台湾スイーツ・豆花(ドウフア)。甘いシロップがかかったもの、豆乳がかかったもの、冬は生姜シロップ入りと、いろいろな楽しみ方ができる点も魅力のひとつです。今回は、味はもちろん、立地やお店のきれいさを含めて、台湾在住の筆者が「また行きたい!」と思ったおすすめ店を、ランキング形式で紹介します。
台湾在住ライターが案内する【九份とレトロスポットを3,915円で巡る台北
Sep 29th, 2022 | Yui Imai
台湾で大人気の観光地といえば、赤提灯がともるノスタルジックな街並みが美しい「九份(キュウフン)」。今回は、九份をメインで観光しつつ、台北周辺のレトロスポットやグルメ・スイーツを思う存分満喫できる台北1日モデルコースを提案します。
【台湾現地ルポ】黄金色シロップの豆花に舌鼓!台北・寧夏夜市近く「豆花莊」
Sep 27th, 2022 | Yui Imai
台湾のお豆腐スイーツ豆花(ドウフア)は、やさしい甘さで老若男女問わず親しまれています。今回筆者が訪れたのは、台北・寧夏夜市のすぐ近くにある「豆花莊」というスイーツ店。ふるっとやわらかい豆花にお好みで選んだトッピングをのせ、その上から黄金色のシロップをたっぷりとかけてくれます。
台湾在住ライターが案内する【北投温泉と淡水を観光!予算1日5,000円の
Sep 23rd, 2022 | Yui Imai
温泉観光地・北投と、夕日スポットとして知られる淡水は、台北MRTでアクセス可能な人気観光地。この二つの観光地は距離も近いため、半日ずつ一度に観光しちゃうのがおすすめです。今回は朝の市場散策から北投温泉での足湯、淡水のご当地グルメや美しい景色などを盛りだくさんで楽しめる、台北1日モデルコースを紹介します。予算は1日5,000円!
【台湾現地ルポ】日本にはないメニューはどれ?本場の台北「春水堂」で飲茶と
Sep 7th, 2022 | Yui Imai
タピオカミルクティー発祥のお店として知られている「春水堂」は、台湾だけでなく日本でも人気のレストランです。今回は、台北101近くのショッピングモールにある店舗をディナータイムに訪問。日本にはない「もち米肉団子と海老焼売の盛り合わせ」や「カリカリ黄金チキン」などの飲茶や麺料理を、タピオカミルクティーと一緒に味わってきました!
台湾在住ライターが案内する【王道をめぐる!台北1日モデルコース】
Sep 1st, 2022 | Yui Imai
台湾に行ったら小籠包や魯肉飯、マンゴーかき氷を食べたい、有名な故宮博物院は一度行ってみたい、台北101展望台から台北の景色を一望したい……! そんな台湾の王道グルメや定番スポットを効率よく観光できる1日モデルコースを、台湾北部で暮らす筆者が考えてみました。
【台湾・台北現地ルポ】タクシーでわざわざ訪れる観光客もいるほど!中正紀念
Aug 29th, 2022 | Yui Imai
鹹豆漿(シェントウジャン)や蛋餅(ダンピン)など、台湾の伝統的な朝ごはんメニューは日本人にも人気です。今回は、台北の定番観光スポット・中正紀念堂近くにある朝食店「鼎元豆漿」を訪問。おぼろ豆腐のようなやさしい食感の鹹豆漿に加えて、ふかふかのネギパンに玉子焼きを挟んだ蔥花餅夾蛋を味わってきました。
【台湾現地ルポ】台北101徹底攻略!予約や展望台の登り方・グルメ・お土産
Aug 19th, 2022 | Yui Imai
台北のランドマークともいえる台北101は、台湾旅行の定番観光スポット。展望台から台北の景色を一望できるのはもちろん、レストランやフードコート、お土産ショップも充実しています。今回は台北101の楽しみ方について、2022年7月現在の最新情報をお届けします!