今はお金がないから海外旅行は無理、という方はたくさんいらっしゃるかもしれません。でも、台湾なら上手にプランを練れば少ない予算で観光や台湾グルメを思いっきり堪能することができます。
まずはLCCのセール等を狙ってお得なチケットをゲットし、無事ホテルの予約を完了したら、こんなコースで台北観光を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
この記事では、1日の予算1000元で台北観光を満喫できるモデルコースをご提案します。1000元は、2017年8月現在のレートで計算すると日本円で約3600円です。この予算でも台北をしっかり観光しつつ、台湾朝ごはんも小籠包もマンゴーカキ氷もタピオカミルクティーも各種B級グルメも全部味わえます!
9:00 台湾朝ごはんを味わう(予算60元)
台湾では多くの方が朝ごはんを外で食べるため、街には朝ごはん屋さんがたくさんあります。しかもお値段もとってもお手頃。
写真はMRT中正紀念堂駅から歩いてすぐの「鼎元豆漿」という朝ごはん屋の「鹹豆漿(シエンドウジャン)」と「飯團(ファントゥアン)」です。このように、定番の豆乳系のメニューを一つとメインのお料理を一つ頼むスタイルなら、一食60元前後でいただくことができます。
住所:台北市大安區金華街30-1號
10:00 中正紀念堂へ(無料)
「鼎元豆漿」から台北の人気観光スポットである「中正紀念堂」は歩いてすぐです。間近で眺める建物は迫力満点ですよ。敷地はとても広く、記念堂の中を無料で見学することもできます。
12:00 永康街の好公道で小籠包ランチ(予算200元)
「中正紀念堂」から、数々の飲食店や雑貨屋が立ち並ぶことで人気の「永康街」は徒歩圏内です。有名な鼎泰豊での小籠包ももちろん良いんですが、地元の方に親しまれている「好公道(金雞園)」というお店の小籠包もリーズナブルでありながらなかなかのおいしさです。一人200元もあればお腹いっぱいになることでしょう。
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住所:台北市大安區永康街28-1號
次は食後のマンゴーかき氷やタピオカミルクティー!
13:00 食後にマンゴーかき氷(予算210元)
夏に台湾に訪れたらぜひ食べたいのがマンゴーかき氷。「永康街」にはマンゴーかき氷がいただけるお店が何軒か点在しています。写真のお店は、常に多くの観光客でにぎわっている「思慕昔(スムーシー)」というスイーツ店です。かき氷は一つ一つがとても大きいので、1つ頼んで2人でシェアするのがちょうどいいかもしれません。そうすると予算は半分で済みますね。
タピオカミルクティー飲み歩き(予算40元)
観光しているときっと喉が渇いてくることでしょう。そんな時は街の各所にあるドリンクスタンドで飲み物を注文してみてはいかがでしょうか? 定番の50嵐のタピオカミルクティー(珍珠奶茶)は40元で購入できます。喉が潤ったら永康街の最寄り駅であるMRT東門駅へ移動しましょう。
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15:00 MRTで淡水へ!老街散策&食べ歩き、夕日を観賞(予算100元)
「淡水(タンスイ)」は、地下鉄MRTで行ける観光地として人気です。開放的な景色の中をゆっくりと散策したり、 老街散策や食べ歩きを楽しみましょう。
淡水ならではのB級グルメもたくさんあるのでぜひ試してみては。写真は「阿給(アーゲイ)」という淡水名物で、厚揚げのようなものに春雨がたっぷり詰まっています。
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また、淡水は美しい夕日が眺められることでも有名です。ぜひ沈みゆく夕日をゆっくりと眺めてから、次のスポットがある雙連駅までMRTで移動しましょう。
さて、次は寧夏夜市へ!
19:00 寧夏夜市で食べ歩き(予算200元)
台北観光の締めは、夜市でのB級グルメ食べ歩きが定番! 食べ物系の屋台が所狭しと並ぶ「寧夏夜市(ニンシアイエシー)」は、台湾のおいしいものをとことん味わいたいという方にぴったりです。手ごろな値段の食べ物ばかりなので「これ、おいしそうだな」と思うものを見かけたらぜひ挑戦してみてくださいね。
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このルートで観光した場合の交通費の合計
では、このルートで観光した場合の交通費は合計いくらになるでしょうか。仮に台北駅を出発地点としてこの観光ルートをまわった場合にかかる交通費は以下の通り。
中正紀念堂から永康街エリアは徒歩で移動可能
東門駅から淡水駅 MRTで55元
淡水駅から雙連駅 MRTで45元
雙連駅から台北駅 MRTで20元
交通費合計は140元(日本円で500円前後)と、日本の交通費と比較するとずっと安いと感じることでしょう。
1000元でも十分楽しめる!
このルートでめぐった場合の観光にかかる費用、食費、交通費を合計すると950元となり、1000元札でお釣りが出ます。食べ物を何人かでシェアしていただくなら、実際にかかる費用はもっと少なくて済むでしょう。
低予算でも台北の観光名所を楽しみつつ、むしろ食べすぎというくらい台湾グルメを味わうことができるのは台湾旅行の魅力の1つだと感じます。お金があまりないので海外旅行は難しいかな、という方がいらっしゃるなら、こんな観光プランで台湾旅行を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
[All Photos by Yui Imai & shutterstock.com]