ラーメンは今や日本のソウルフードと言っても過言ではないほど。街中には多くのラーメン屋さんに溢れています。特に東京は激選区。そんな中で特に外国人観光客に人気のラーメン屋さんをここで紹介していきたいと思います。9回目はあの「一蘭」を紹介します。
とにかく行列行列行列!の人気すぎるお店
「一蘭」といえば、外国人観光客に人気のあるラーメン店。看板にもあるように「天然とんこつラーメン専門店」です。特に渋谷駅からほど近い渋谷店は、常に行列ができているほどの人気です。
階段を降りていくと、長い列がありました。ドアの中にも実は列が。多い時は階段の上の方まで並んでいることもあり、お客さんの8割くらいは外国人の方。とにかく、日本人よりも外国人に人気があるお店という感じです。
お店に入るとすぐに券売機があるので、食券を買います。サイドメニューはありますが、基本的にはとんこつラーメンのみです。筆者は通常の「ラーメン 980円・税込」を購入。現金のみしか使えないのでご注意を。替え玉は席でも注文できるので、ここで買わなくても大丈夫です。
お土産のラーメンも販売していて、こちらはお土産で買って行かれる外国人の方を多く見かけました。作り方の動画もちゃんと用意してあるようです。
中に入ると「空席案内板」があって、ここで席の様子をうかがえます。青いランプになった席が空いている席のよう。席が空くとお店のスタッフの方が案内してくれるのでしばし待ちます。
席が空くのを待っている間にオーダー用紙に自分の好みのオーダーを書き込みます。筆者のオーダーはこちら。基本的な味は変えずに、にんにくなし、硬めの麺にしました。辛いものが好きな韓国人の方は、「赤い秘伝のタレ」をかなり多くするのだとか。
一蘭といえば、仕切り付きの一人用カウンター「味集中カウンター」ですね。「周りを気にせずにラーメンを召し上がっていただけるシステム」ということで、これのおかげで女性のお客さんのみならず、有名人の方も安心して来店されるのだとか。このカウンターは外国人のお客さんからはウケがよく、一つのアトラクションのように捉えられているようでした。
飲み干してしまうほど美味しい一蘭のとんこつスープ
しばらく待っていると、目の前の窓からラーメンが運ばれてきました。ラーメンが目の前にサーブされると、カーテンが閉められてさらに集中できる空間に。一蘭のラーメンはシンプルなとんこつラーメンです。
トッピングはシンプル。ネギとチャーシュー、そして一蘭秘伝の赤いタレです。キクラゲなどのトッピングが欲しい場合は、追加注文になります。
一蘭のとんこつスープは、100%豚の骨から抽出した天然とんこつスープ。全く臭みがないのが特徴。飲んでみるととてもクリーミーなんです。ラーメンのスープというにはもったいないくらいの味。
麺は一蘭が作り出した特製生麺を使用。一スープとの相性を考えた特別な小麦を独自にブレンドしているのだとか。プチプチとした独特な食感が気持ちいいのです。硬めで注文しておくと、麺があまり伸びずに美味しくいただけます。
一蘭特製の「赤い秘伝のたれ」を少しずつ混ぜながらいただきます。唐辛子をベースに30数種類の材料を調合・熟成させた「赤い秘伝のたれ」は、一蘭が生み出した調味料。かなり辛いのですが、これが深みを増してくれます。あっという間にスープまで飲み干してしまいました。
渋谷店は24時間営業。空いている時間を見計らって
渋谷店はどの時間に行っても混んでいるイメージがありますが、実は24時間営業なので、時間を見計らえば並ばずに入れそうです。飲みの後とかの締めのラーメンにも使えそうです。最後の一滴まで飲み干したくなるとんこつラーメンを食べに行ってみましょう。
[All Photos by Kaori Simon]