馬来西亜
今回もちょっと難易度が上がります。「馬来西亜」こちらはどこを意味すると思いますか?ヒントは近年、日本からも移住者が多くいる場所。前回のタイと実は国境線をわずかに共にしている国でもあります。
TABZINEでも繰り返し取り上げていて、筆者も何度か取材に訪れました。「馬」の字が印象的ですが、「馬」を「うま」ではなく「マ」と読めば解決の糸口になるかもしれません。
「マ」が「来(ライ)」です。「マライ」。「西」は「にし」でも「セイ」「サイ」でもなく、「にし」の一部を使って「シ」です。「亜」はそのまま「ア」ですね。
「マライシア」
どうでしょうか。東南アジアのイスラム教国マレーシアですね。
個人的なマレーシアの思い出は「カニンガ」です。ヒアリなのかアカカミアリなのか、正直どちらでもいいですが、現地の農村地帯でヤシの実取りの体験をさせてもらった時、長い棒でヤシの実をつつくと何か小さい粒が腕に落ちてきました。間もなく激しい痛みが走ります。
何事かと見れば、赤い色をした大きなアリです。がっぷりと肉に食らいついていました。「痛い」と慌てていると現地の人が指で弾いてくれました。さらに「カニンガ」だと顔をしかめて教えてくれます。
その出来事以来、同国を訪れるたびにアリの存在に注意するようになりました。よく見ると、そこかしこにいて、例えばクアラルンプール近郊のモダンな行政都市・プトラジャヤの街路樹にも同じアリがいました。
マレーシアでジャングルトレッキングする際や芝生の上に寝転ぶ時などは、十分に注意してくださいね。
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