見た目のインパクトがすごい!
近所に住むフランス人の友人宅で、ランチをご馳走になったときのこと。今日の前菜と言って出されたのは、缶詰のモモにツナマヨを入れただけの、ちょっと不思議なサラダでした。「シロップ漬けのモモに、塩辛いツナマヨ!?」と驚く筆者に「食べたことない? すごくおいしいのよ」と、友人。
口に運んでみると、ジューシーなモモと塩気のあるクリーミーなツナマヨの味のバランスが絶妙で、後をひくおいしさ。見た目のインパクトとは裏腹に、優しい味がしました。
ベルギーやフランスの定番サラダ「モモのツナマヨ詰め」
缶詰を買い置きしておけば、食べたいときにいつでも作れるのが、上述の「ペッシェ・オ・トン(pêches au thon)/モモのツナマヨ詰め」。用意するのは、ツナ缶にモモ缶(黄桃)、そしてマヨネーズのみ。フランスでも親しまれている料理ですが、もともとはベルギー生まれだそうです。
ところで、フランスではマヨネーズ入りのツナ缶が販売されているほど、ツナマヨは大変ポピュラーな食材です。そして、モモのシロップ漬けも、ホイップクリームやアイスを添えたり、夏の定番デザート「クラフティー」に焼き込んだりと、こちらではよく使用される缶詰のひとつ。
ペッシェ・オ・トンの作り方
オイル漬けのツナ缶・・・1缶(70g)
マヨネーズ・・・大さじ1
マスタード ・・・小さじ1
黄桃の缶詰・・・1缶(半割りのもの4切れ)
※モモは冷蔵庫で冷やしておきましょう。
【作り方】
ボウルに油を軽く切ったツナ缶、マヨネーズ、マスタードを入れて、スプーンでなめらかになるまで混ぜる。
2. シロップを切った半割りのモモをに、1のツナマヨを詰める。
盛り付ける際に、サニーレタスやベビーリーフ、今回使用したルッコラ(ロケット)などを敷いても。
葉野菜と濃厚なペッシェ・オ・トンを一緒に頬張ると、口の中がさっぱり。見た目だけでなく味のバランスもよくなります。お好みで、食べる直前に黒コショウを挽いてボナ・ペティ(召し上がれ)!
[All photos by sweetsholic]
Please do not use the images without permission.