【連載】海外一人旅！初心者・女性にもおすすめの国はどこ？／第２回「台湾の魅力がギュっと詰まった街、台北」

一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第2弾。今回おすすめする旅先は、台湾の首都・台北です。

台北が海外一人旅におすすめなワケ

治安が良く公共交通機関が整っているので、一人旅に不慣れな女性でも安心して旅行ができます。さらに、親日家で親切な人が多い台湾なら一人でも寂しくありません。

首都の台北は一人でも遊びつくしたくなる台湾の魅力がギュっと詰まった街。

顔もファッションも日本人と似ている台湾なら、日本人女性が一人で歩いても変に目立つことはありません。地元っ子気分で台北の街をどんどん歩いてみましょう。

龍山寺

台湾最強のパワースポットといわれているのが、創建270年の龍山寺。「ここでお願いごとをすればご利益がある」と地元の人々からの信頼も篤い由緒あるお寺です。

細部まで技巧を凝らした装飾は迫力満点。
境内には学問の神様、恋愛の神様、安産の神様など、たくさんの種類の神様が祀られているので、気になる神様にお参りしてみては？

霞海城隍廟

見落としてしまいそうな小さな廟ですが、実は縁結びで有名なパワースポット。「油化街」と呼ばれる下町の雰囲気が色濃く残るエリアにあります。

霞海城隍廟にはさまざまな神様が祀られていますが、なかでも恋愛の神様である「月下老人」が有名。婚姻簿と赤い糸を手にしている月下老人は男女を結婚に導くといわれています。

霞海城隍廟がある油化街は、台湾茶などのお土産を買うのにぴったりの乾物屋が並ぶほか、古い建物を改装したおしゃれなショップも登場している散策が楽しいエリアです。

(C) Haruna Akamatsu

中正記念堂

台湾のシンボルといってもいい中正記念堂。「中正」とは、台湾の初代総統である蒋介石の本名、「蒋中正」からとられています。

まず目に飛び込んでくるのは高さ30メートルの巨大な真っ白の正門。思わず圧倒されてしまうスケールです。

八角形の屋根をもつ本堂には高さ6.3メートルの蒋介石のブロンズ像が鎮座しています。
日中一時間ごとに本堂で行われる衛兵交代式も必見で、台北観光の目玉に数えられています。

士林夜市

台北最大の夜市で、初めて台湾を訪れるなら外せないスポット。「夜市」の名前通り、夜に開かれるマーケットで、だいだい夕方5時ごろから露店がオープンし始めます。

的あてなどのゲームから、洋服や雑貨、パイナップルケーキなどの台湾土産まで、なんでもあり。「次は何があるかな」と散策しているだけでワクワクしますよ。食べ物の屋台もたくさん出ているのでB級グルメやスイーツの食べ歩きもできちゃいます。

占い

人々の信仰が篤い台湾では占いがさかん。行天宮というお寺の近くに広がる地下道は「占い横丁」として知られており、四柱推命や手相占い、顔相占いなど、さまざまな種類の占いが受けられます。

日本人観光客の利用も多いため、日本語が通じる占い師さんも少なくありません。普段は占いに興味がない方でも、本場での占い体験は一味違う旅の思い出になるはずです。

グルメ

美食天国・台湾は日本人が大好きなグルメが目白押し。日本でも大人気の定番、小籠包をはじめ、牡蠣の台湾風お好み焼き「蚵仔煎」、牛肉麺などの台湾名物を味わい尽くしましょう！

マンゴーかき氷などのスイーツや台湾発祥のタピオカミルクティーもお忘れなく。

マッサージ

台湾といえば足ツボマッサージ。強い力で押されるとかなり痛いこともありますが、一度は本場の足ツボを試してみたいものですよね。

筆者が台湾で受けたマッサージ師さんによると、「痛い箇所はそのツボと関連している体の部位に不調がある」のだそう。簡単な日本語や英語が通じるお店も多いので、痛い箇所があれば何のツボなのか聞いてみるといいですよ。

九份

台北から一足のばすなら、なんといっても九份がおすすめ。
台北からバスで一時間半ほどのところにある山あいの小さな街で、石段や赤いちょうちんがノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

狭い路地には食べ物屋さんやお土産物屋さんが軒を連ね、活気にあふれています。かつては金鉱開発で栄えましたが、映画「非情城市」の舞台となって以降は観光地として注目を集めるようになりました。

ここにある「阿妹茶芸館」はジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも噂されていて、日本人にも大人気のスポットです。日中や日が暮れたばかりの夜早い時間は混雑するので、一泊して夜や早朝の静かな九份を感じてみるのもおすすめです。

初めて訪れた人でもなぜか落ち着く、不思議な懐かしさを覚える街。

行くとみんな好きになる台湾。2泊3日から気軽に行けるのも魅力です。あなたも次のお休みにふらりと出かけてみませんか？
（静岡から台北の航空券情報はこちらから）
（広島から台北の航空券情報はこちらから）

[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。