今地球で最も行ってみたい場所はどこですか? フランスやスペインなどヨーロッパの国々、ハワイなど南の島、アフリカの大自然などと答える人も少なくないと思いますが、南極に行ってみたいという人も居るのでは?
南極は国境もなく定住する人も居ない巨大な氷の島。旅に行きたいと思わないまでも、どんな場所なのかと興味があるはず。
そこで今回は日本の外務省や環境省などの情報をもとに、南極の大まかな情報をまとめたいと思います。
南極は年間3万人が訪れる観光地
世界各国から集まった研究者を除き、南極は定住する人が居ない巨大な島です。面積は日本の36倍の広さといいますから、その広大さが分かりますよね。
北極と違って陸地があるのですが、その陸の上に平均で約2.5kmの厚い氷が乗っかっています。2.5kmと言えば、新宿から初台くらいの距離。大阪で言えば阪急梅田駅から造幣局くらいになります。最も厚い部分では4.8kmに達するとか。
1820年ごろに「発見」されて、1911年にはノルウェーの探検隊が人類で初めて南極点に到着します。
地球で最も寒い場所と言われるロシアのボストーク基地の周辺は、最低気温が-89.2℃。筆者は北海道の十勝平野に暮らしているころ-35℃を経験して得意になっていましたが、その2倍以上の寒さ・・・。
さらに驚きは、こんな過酷な環境の島に毎年3万人近くの観光客が訪れているのだとか。むしろ人が集まりすぎて、手つかずの環境や生態系が破壊される恐れがあると言います。
南極旅行には事前の届け出が必要
とはいえ、雄大な自然や独自の生態系、地球で最も寒い場所など、旅を愛する人にとって南極は魅力的な条件がいっぱい。南極の環境を守り、旅人としてのルールを守るという固い誓いの下で訪れたいと思えば、どうすればいいのでしょうか?
大前提として、研究であれ、旅行であれ、探検であれ、目的に関係なく日本人の場合は上陸の前に環境省に届け出をして、環境大臣に確認してもらわないといけません。南極環境保護法第5条第3項に基づく届出書を書く必要があるのですね。
旅行プランは多くの場合、過去記事「人が住む地球最北端と最南端の町へ!アルゼンチンとノルウェーの旅 」でも取り上げた、アルゼンチンのフエゴ島にあるウスアイアやチリのプンタアレナスという南米大陸の南端にある町から、ドレーク海峡を越えて南極大陸に向かうツアーになると言います。
海外の旅行業者が行うプログラムに日本の旅行会社経由で申し込み、現地ツアーに参加するといったパターンが一般的。ツアーなどに申し込んでいく場合は、旅行代理店から届出書に関する説明があるはず。忘れずに行いたいですね。
以上、国境もなく定住者も居ない、世界で最も寒い島、南極について紹介しましたが、いかがでしたか? 空気が綺麗で、都会を1とすると1,000倍から10,000倍も空気が綺麗(微粒子濃度が低い)な場所だと言います。
氷の下で劣化をまぬかれた隕石も見つかると言います。日本の研究チームが発見した数は17,000個近く。
動物には近づかない、鳥の卵や石、植物を踏んだり持ち帰ったりしない、ごみを捨てない、特別保護地区に入らない、落書きやいたずらをしないなど、南極で過ごすときはマナーを守りたいですね。
[MAPS 新・世界図絵(徳間書店) – アレクサンドラ・ミジェリンスカ、ダニエル・ミジェリンスキ]
[南極をめぐる課題と南極条約 – 外務省 ] [南極地域の保全活動 – 環境省 ] [All photos by Shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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