古都金沢の雅を守り続ける、老舗和菓子店

昭和21年に創業し、4代に渡りその伝統を受け継いできた「清香室町」。昔ながらの製法にこだわる和菓子から、現代にも親しまれる味覚や商品作りを続けています。

中でも、もなかやまんじゅうで餡とくるみを包んだ「銘菓 くるみ」は同店を代表する作品です。
6個入りから36個入りと幅広く展開しているので、用途に合わせて選べるのも◯。

もなかも餡も自家製

“お菓子のオリンピック”とも呼ばれる「第22回全国菓子大博覧会」では名誉総裁賞を受賞。さらに金沢市のふるさと納税返礼品にも選定されているそうです。

包み紙を開けてみると、コロンとした丸いフォルムがお出まし。くるみの殻のゴツゴツ感も見事に表現されていて、思わず目を奪われます。

もなかは生地の風味を楽しめるようにと自家製。サクサク感を追求すべく、餡を包む直前に焼くのがこだわりです。近年では自社でもなかを作っている和菓子店は珍しいとのことで、その本気度が伝わってきますね。

断面はこんな感じ。北海道産小豆を伏流水で炊き上げるという餡はシルクのようなキメの細かさ！ くるみの香ばしさも際立ち、サクッ、カリッ、なめらか…と、口にするたび多彩な食感が楽しめるのも魅力です。

おいしさに奥行きがありつつも、甘さは控えめ。緑茶はもちろんのこと、コーヒーに紅茶、ミルクにもよく合います。

賞味期限は30日と日持ちするのもうれしいところ。家に常備しておくだけで、いつものティータイムが格上げされること間違いなしでしょう。金沢の伝統を守り続けてきた老舗の技をぜひ堪能してみませんか？

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。