国内外から注目を集めるうどん店
新宿駅南口から歩くこと約5分、甲州街道を一本入った裏路地にある「慎」。うどんの鮮度にこだわり、“打ちたて・切りたて・茹でたて”を徹底とするうどん専門店です。オープンの2011年以来、近隣のビジネスマンはもちろん、遠方からもファンが足繁く通う人気店に。SNSでも話題となり、海外からのお客さんも多いとか。
店内は、カウンターとテーブル合わせて12席とこじんまりした雰囲気。通し営業なので、遅めのランチや早めのディナーと、何かと使い勝手がよいのもうれしいポイントです。
店主の楢原慎司さんは、もともと飲食とは無関係の会社に就職したものの、うどんが好きすぎてうどんの道へ。いくつかの店で研鑽を積む中で、理想のうどんを追求し、コシとノビの中間にあたる舌触りと歯応えを実現したのだそう。
毎日直送で仕入れる小麦を練った生地は一晩寝かせて熟成させ、水分や塩分を最適な状態に。究極のうどんを楽しんでほしいと、注文が入る度にのして切り、茹でたてを提供するのが同店のこだわりです。ランチメニューはなく、メニューは終日同じというわかりやすさも◯。それでは、人気ランチランキングを発表しましょう。
第3位 温しょうゆ+バター・ペッパー+温泉卵+めんたいこ(1280円)
バターと卵の濃厚なコク、めんたいこの旨味が見事なハーモニーを奏でる一品。思わず写真に収めてみたくなる、うどんの巻きは同店のシンボル。聞けば、盛り付けの美しさを追い求める中で、このスタイルにたどり着いたとか。
第2位 上天ぷらかけうどん(1980円)
天ぷらは海老2本、野菜2種に魚、イカという贅沢なラインナップ。温かいうどんながら、つるりと力強い弾力が際立ちます。
第1位 海老と季節の野菜天ざる(1690円)
そして1位は天ざる。天ぷらは海老2本と野菜4種がセットに。初訪問ならばぜひオーダーしたい看板メニューです。
流水でぬめりと粗熱を取ってから、冷水で締めるといううどんは、見事なまでつるっと滑らか。もちもちでぷりっとした歯応えもたまりません。
数種の削り節と釧路産昆布からとる関西風の出汁は淡く、上品な味わい。主役であるうどんを輝かせるような、名脇役っぷりを発揮しています。
カラリと薄衣で揚げられた海老天は外側は香ばしく、中はふっくらジューシー。サクッ、ジュワッというリズミカルな食感は極上です。
筆者のお気に入りはミニトマトの天ぷら。口の中で凝縮した甘みと酸味が広がり、えもいわぬおいしさです。
このほか、「かけ+丸天」(1240円)といった定番から、「釜たま+十勝パルメザンチーズ+バター・ペッパー+ベーコン天」(1380円)というオリジナルまで、うどんの種類は実に多彩。次の新宿ランチは、五感で楽しめる至福のうどんに酔いしれてみてはいかがでしょうか?
住所 東京都渋谷区代々木2-20-16 相馬ビル1F
TEL 03-6276-7816
営業時間11:00~22:00LO(金・土は~23:00LO、麺切れ次第終了)
定休日 無
https://www.udonshin.com
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