出雲大社のウサギフォトスポットを探せ!
出雲大社の社務所の南東には、「ご慈愛のご神像」と呼ばれる大国主大神さまとウサギの青銅像があります。「いなばのしろうさぎ」がモチーフとなっていて、大国さまが白ウサギを助けた物語が刻まれた碑もあります。
境内にはこのほかにも、御本殿裏・神苑・神楽殿周辺・祖霊社など、多くのウサギの石像があるんです。出雲大社参拝の際には、あわせて散策して巡りたい、可愛いウサギの石像を現地からご紹介します。
勢溜(せいだまり)の大鳥居の左右
まずは「勢溜の大鳥居」。こちらの左右にも早速ウサギさんたちがいるんです。
世界の平和と安寧を願い、前足を合わせてお祈りしているのだそうです。
誘導棒を持って、みなが安全にお参りできるよう案内しています。
子うさぎを優しく包み込む親うさぎの暖かさが感じられ、「家族の幸せ」をイメージしています。
縁起を担いでハートのモチーフを持ったウサギさんの画像を待ち受けにする人もいるのだとか。
四つ葉のクローバーもてんとう虫も幸せの象徴。どちらも「幸せの縁結び」がイメージされていて、勢溜にて参拝する人々をお出迎えしてくれています。
鳥居をくぐると、参道がまっすぐと伸びています。祓社で自身のけがれを祓い、さらに参道を進むと、祓橋にたどり着きます。
祓橋(はらえのはし)のたもと
こちらの橋を渡った先には、筆者的注目度No.1のウサギさんがいるんです!
日本酒発祥の地とされる出雲にちなみ、日本酒を一生懸命醸造するウサギさんです。なんと可愛らしい。日本酒好きの筆者は一目で気に入ってしまいました。
一生懸命かき混ぜております。
後ろ姿にもキュンとします。
眉化粧が印象的なこちらは、映画『神在月のこども』に登場するウサギ「シロ」の石像です。
こちらのウサギさんは、「大神様と人々が深い御神縁で結ばれる事を願い、日本と世界の平和を祈り歌い続けるとの想いが込められて」いるとのこと。
西神苑・縁むすびの碑
橋を渡って左手の西神苑には、多くのウサギさんたちがいらっしゃいます。こちらにもハートを持つウサギさんがいたので、探してみてくださいね。
誰かが頭に乗せたのでしょうか? 松ぼっくりを上手にバランスとって乗せている子ウサギさん。
まっすぐ見つめる姿がいじらしい。「ご慈愛のご神像」のウサギ青銅像にも通じるポーズです。
松ぼっくりでサッカーをしているようにも見えるのが微笑ましい。
西神苑には様々なポーズでたたずむウサギ石像があるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
そしてこちら、縁むすびの碑の傍らにも、夫婦の契りの盃をかわしているらしき2羽のウサギさんがいます。
縁むすびの碑には、、大国主大神と須勢理毘売神が出雲大社に仲睦まじくお鎮まりになられた由縁を語る『古事記』の神話の一文がに綴られていました。
杵那築森(きなつきのもり)
橋の右手奥には杵那築森(きなつきのもり)があり、お餅つきをしているウサギさんを発見!
杵那築森と隣り合う「ムスビの御神像」を眺め……
銅鳥居をくぐると、拝殿と御本殿が見えます。
左手に神牛と神馬の像も。ウサギではないけれど、こちらも印象深い。「神様の使い」「神様の使者」として、牛も馬も神聖な動物とされています。
御本殿裏
さて、御本殿の外をぐるりとまわり、素鵞社(そがのやしろ)があるあたりにも、ウサギさんたちがいました。ハートのモチーフを持っている子もいますよ!
このほかにも、神楽殿奥の天満宮にはウサギが筆を持ち書道をしているデザインのウサギ像、金刀比羅宮のご社殿前には『こんぴら船』に、こんぴら犬と白うさぎが乗船しているデザインのウサギ像なども。
全羽制覇できたら、きっと達成感がありますね!
島根県出雲市大社町杵築東195
0853-53-3100(お問い合わせ時間: 8:30~17:00)
※番号をよくご確認のうえ、お掛け間違いにご注意ください。
・JR出雲市駅から一畑バス[出雲大社・日御碕・宇竜行き]で25分
・出雲縁結び空港からは車で約30分
拝観時間:6:00〜18:00
拝観料:無料(宝物殿:大人300円、学生200円、小中学生100円)
無休
駐車場あり
[All Photos by Aya Yamaguchi]