五勝手屋本舗「雪ぼうし」は冬限定の最中
五勝手屋本舗の「雪ぼうし」は冬の季節のみ販売される、雪だるまの形の最中です。ばら売りと箱入り(3個・5個・10個)とあり、今回筆者は3個入りのものを取り寄せました。販売期間は、3月上旬頃まで。
3個入りは、小豆こしあんの「赤」が2つと、白小豆つぶあんの「白」が1つ入っていました。
筆者が驚いたのは箱のたたずまいです。包装紙を開くと現れる白と金の和紙をあしらった箱はしっかりとした作りで、高級感があります。
さらに蓋を開けると、中箱は金色の和紙が上品な輝きをはなっています。3個入りは税込756円なのですが、この価格でこの高級感は本当に素晴らしい。お店の和菓子に対する愛を感じます。雪の降る日や、薄曇りの日などに眺めると、静謐ささえ感じる美しさです。
最中をいただいた後この箱に何を入れようかなあと考えながら、しばしうっとりと眺めてしまいました。ちょっと雪の結晶のようにも見えますね。
そして1つ1つの最中を包んでいる個包装は、この通り、なんとも可愛らしいデザインなんです。このギャップがまたたまりません。雪だるまの表情がまたいいですね。何かを考えているような、何かを見つけたような。しんしんと降る雪を眺めているのかな。
可愛すぎる雪だるま最中。あなたは赤派?白派?
雪だるま最中の「雪ぼうし」は2種類あります。写真左が小豆こしあんの「赤」。そして右側が白小豆つぶあんの「白」です。
大きさは手のひらに乗るくらい。ころんと可愛い。真っ白な最中の皮が新鮮です。
中はちょっと珍しい白小豆のつぶあん。豆の風味をしっかりと感じます。
そしてこちらはおなじみの最中色。中はこっくりとなめらかな小豆のこしあんです。
最中のすみずみまでみっちりと詰められたあんは、羊羹を流し込んだかのような濃厚で深みのある甘みが、パリッとした最中の皮とよく合います。ほんの少し加えられた塩味が、最後の余韻を引き締めてくれる。
可愛くて高級感もある、冬のとっておき土産
その類まれな愛らしさに、思わず笑みがこぼれる、五勝手屋本舗の最中「雪ぼうし」。冬だけのお楽しみにしておくのはもったいないくらいです。可愛いだけでなく、高級感のある美しい箱入りなので、目上の方へのお土産にもよさそう。キュートな雪だるまはお子さんにも喜ばれそうですし、老若男女におすすめできますね。
五勝手屋本舗(ごかってやほんぽ)とは?
函館空港から車で約1時間30分、明治3(1870)年創業の五勝手屋本舗。独特の語感をもつ屋号【五勝手屋】は、和菓子の素材である豆がとれた五花手地区にちなんでいるそう。当初は五花手屋と名付け、やがて地域が五勝手村へと変遷するのに合わせ、屋号も【五勝手屋】となりました。
丸缶羊羹(1本)324円(税込)賞味期限:製造より90日 © GOKATTEYA HONPO
看板商品は「五勝手屋羊羹」。食べたい分だけ繰り出し糸で切る【糸式羊かん】で、北海道民なら一度は食べたことのある、古くから愛される羊羹です。お皿や包丁がなくても食べられるので、旅のお供にもぴったり。
小豆ではなく金時豆を使っているのも特徴で、五勝手屋本舗では金時豆を「主張せず、ほかの素材の味わいを活かし、まとめるちからをもっているもの」と捉えているそう。そんな金時豆の特徴はそのまま、五勝手屋本舗が心がけ、そして目指すものでもあるとのこと。気になった方は、「雪ぼうし」とともに、「五勝手屋羊羹」もぜひ。

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Aya Yamaguchi 統括編集長
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「
イエモネ」を立ち上げる。現在は「イエモネ」「TABIZINE(タビジン)」「novice(ノーヴィス)」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。
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