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塩コーヒーってなに?
コーヒーといえば、お砂糖。ですが、世界には、コーヒーに塩を入れて飲む習慣のある国もあります。日本人の私たちにとっては驚きの発想ですが、コーヒーのスペシャリスト「KEY COFFEE(キーコーヒー)」曰く、塩のおかげでコーヒー独特の酸味や苦味が和らぎ、まろやかになるのだとか。
理屈が分かったところで、今回ピックアップするのは、ベトナムで大流行中のそれ。コンデンスミルクやホイップクリームたっぷりの、見た目もおしゃれなスタバ風の塩コーヒーです。
昔からあるのに、どうして今ブームに?
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ベトナム中部の都市フエ生まれ、というベトナムスタイルの塩コーヒー。かれこれ10年ほど前から存在するようですが、爆発的な人気を得たのはつい最近のこと。
スマホ向け動画共有サービス「TikTok(ティックトック)」に、2023年2月に投稿された、ホーチミン市のある屋台で販売されている塩コーヒーの動画がきっかけで、ベトナム国内で一躍有名に。
一度味わうと病みつきになる人も少なくない、という塩コーヒー。コーヒーに塩を混ぜたもの、ホイップクリームに塩を混ぜたものなど、店によって作り方が違うようです。現地へ行く機会あれば、いろいろ試してみたいですね。
作ってみた! 塩コーヒーレシピ
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ホーチミン市に拠点を置くコーヒーブランド「90’s Coffee」のレシピを参考に、塩コーヒーにチャレンジ! 本来は「カフェ・フィン」という特別な器具で抽出したベトナムコーヒーを使って作るのですが、今回は、より身近なエスプレッソで試してみます。
エスプレッソ・・・100cc
塩・・・5g*
生クリーム・・・200cc
コンデンスミルク・・・25cc
氷・・・適宜
*元のレシピでは塩5gとなっていますが、あまりに多すぎます。味味しながら、0.5g〜1gの範囲で調整するのがよいと思います。
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【作り方】
1. エスプレッソを淹れる。※エスプレッソマシンがなければ、濃いめに淹れたコーヒーでも。
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2. ボウルに生クリームと塩を入れ、泡立て器でホイップ。もう少々、やわらかめにホイップしてもよかったかも……。
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3. グラスにエスプレッソとコンデンスミルクを入れて、よく混ぜる。
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4. 別のグラスに氷を入れ、3のエスプレッソミルクを注ぐ。ここにホイップクリームをたっぷりのせる。
飲んでみた。何これ!? おいしすぎる!!
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ベースのコーヒーは、コンデンスミルクの甘みとエスプレッソのほろ苦さがマッチした、ベトナムコーヒーの味。これに塩気のあるホイップクリームを混ぜると……。
何これ!? おいしすぎる!!
塩入りホイップでコンデンスミルクの甘さが際立ち、コーヒーの味わいはやわらかに。砂糖だけで作ったコーヒードリンクとは、別次元のおいしさ。スタバのメニューにあっても、普通に受け入れられるレベルのオシャレな味わいです。
考えた人、すごい! と、感激レベルのおいしさなのでした。ベトナムで本場の味を試してみたい!
生クリームをホイップするのが一手間ですが、その価値あり。温かい飲み物が欲しくなるこれからの時期には、塩入りミルクティーもおすすめですよ!
[keycoffee.co.jp]
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