映画『翔んで埼玉』の波及効果で盛り上がる滋賀県
あれ、とび太くん。そんなに急いでどこに行くの? 飛び出したら危ないよ! 「とび太くん(とびだしとび太)」とは、滋賀県発祥の“飛び出し注意”を啓発する男の子。滋賀県民にとっては通学路などで、小さなころから慣れ親しんでいる交通安全看板のひとつなんです。
そんなとび太くんが向かった先は、滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」。映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では、「琵琶湖が大きくて陸地がない!?」と東西ディスり合戦が勃発! と思わぬ映画波及効果で盛り上がる滋賀県の名産品やお土産を大調査!
ベスト1 滋賀県の人気商品・お土産「サラダパン」
そんな「ここ滋賀」で、販売個数第1位に輝いたのは「サラダパン」240円(税込)。お昼ごろに来たのに、あと4個しか残っていない大盛況ぶり! 「サラダパン」は、毎週金曜(約50個)・土曜(約100個)・日曜(約50個)に限定入荷。お昼ごろには売り切れてしまうこともあり、必ず手に入れるなら午前中に行くのがおすすめです。
滋賀県長浜市の町のパン屋さん「つるや」が作る「サラダパン」は、マヨネーズとたくあんの細切りをコッペパンにサンド。カリッ、ポリッ、の小気味よい食感にほのかな酸味がアクセント。レンジで20秒ほど温めると、手作りのコッペパンもふんわり、マヨネーズも溶け出しておいしさがアップ! 温めすぎには気を付けて。
元々は「おにぎり代わりになるパン、甘くないパンを」という要望を受けて作られた「サラダパン」。当初はマヨネーズ+キャベツというスタイルだったのですが、キャベツの水が染み出しべちゃべちゃになってしまうことからたくあんを思いつき、1962年に新「サラダパン」として誕生したロングヒット商品。
ベスト2 滋賀県の人気商品・お土産「近江牛小間切」
第2位は、近江牛専門店・千成亭の「近江牛小間切」1,296円(250g・税込)。千成亭は、滋賀県彦根市などを中心に、懐石料理やステーキなどのレストラン、精肉店などを展開し、自社牧場までもっている近江牛の専門店。
近江牛のおいしさを気軽に味わえるのが、お手軽価格の小間切れ。バラや赤身などが合わせて入り、その甘みやジューシーな旨み、口どけのよさなどを実感できるおいしさ。未経産牝牛のみを使用し、そのやわらかさと風味をご賞味あれ!
ベスト3 滋賀県の人気商品・お土産「味付赤こんにゃく」
どうですかこの赤色! まるでレバーを思わせるような色合いと形なのですが、実はこれ「味付赤こんにゃく」540円(税込)。赤こんにゃくは、滋賀県近江八幡市の名物! 地元民にとってこんにゃくと言えば、赤色が一般的で家庭料理にものぼる食材。とくに祝い事やお正月などには、赤こんにゃくが好まれるんだとか。
少々グロテスクさを感じてしまうのですが、三二酸化鉄という成分で赤く染められているんです。なぜ赤なのかというと、諸説あるそうですが、歴史は戦国時代まで遡り、織田信長の派手好きが昂じて赤く染められたとか。
インパクト絶大のこんにゃくですが、風味もピカイチ! 醤油だしが優しく香り、一般的なこんにゃくに比べて弾力があり、プリプリッとした食感はおつまみにもなりそう。赤色だから辛いというわけではないのでご安心を。
スタッフがイチオシする滋賀県の商品・お土産「とび太くんチャーム」
スタッフの牧谷さんがおすすめしてくれたのは、店頭にもいた“とび太くん”!
“飛び出し注意”を啓発する男の子が、こんなに小さな「とび太くんチャーム」330円(税込)に大変身! 全長は約3㎝。
穴の開いたサンダルやジャケットのフラワーホール(ボタンホール)などに付ければ、交通安全祈願にも。複数付ければその効果も、インパクトも絶大なり!
ライターが思わず買った滋賀県の商品・お土産「おきしまえびせんべい」
日本で唯一、淡水湖に浮かぶ有人島って知っていますか? それが琵琶湖にある沖島。琵琶湖最大の島ですが、面積は約1.53平方キロメートル、周囲は約6.8キロメートル。約240人が住んでいるそう。
そんな沖島の漁師さんが琵琶湖で獲ったスジエビを使ったお菓子が「おきしまえびせんべい」713円(税込)。使用されている天然スジエビの量は、一般的なえびせんの倍以上なのだとか。
厚みがあり、しっかりした歯ごたえのある真っ白なせんべいには、ところどころにエビの姿が。塩味の中に広がるエビの風味が優しい一品です。
住所:東京都中央区日本橋2-7-1
営業時間:10:00~20:00
定休日:年末年始
アクセス:東京メトロほか「日本橋駅」B6・B8出口よりすぐ
URL:https://cocoshiga.jp/<
[Photos by ©︎tawawa]