福井発祥の名物焼き鳥店「秋吉」(あきよし)
福井県で生まれた名物焼き鳥チェーンで、地元では「福井県民のソウルフード」とも言われ、特製のタレと絶妙な焼き加減で仕上げられた焼き鳥が人気の理由です。
秋吉の特徴は、食べやすい一口サイズの串焼きと、温かいアルミプレートで提供される独自のスタイル。さらに、親しみやすい接客やリーズナブルな価格設定も魅力です。福井発祥という誇りを大切にしつつ、訪れる人々を魅了し続けています。
本店はない?
秋吉の発祥・つまり一号店として知られるのは今回取材に訪れた「福井片町店」。形式上“本店”という立場ではありますが、本店という名前は冠していません。
よく「秋吉の本店はどこ?」と調べている人を見受けられますが、「福井片町店=本店」という認識でよいでしょう。
注文方法は?秋吉ならではのスタイルで楽しむ
秋吉の魅力のひとつは独自の注文スタイルにあります。串焼きは基本的に5本から注文スタートで、小ぶりな一口サイズの串が目の前の温かいアルミプレートに提供されます。
これにより焼きたてのまま冷めずに美味しくいただくことが可能です。女性でも食べやすいサイズ感で気軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。
卓上には特製の「にんにくなんば」が用意されており、好みに合わせて味のアクセントを加えることができます。独自のタレやからしと組み合わせれば、秋吉ならではの味わいを堪能できるでしょう。
また、来店時に男性客には「社長」、女性客には「お嬢さん」と呼びかけるユニークな接客も人気のポイント。温かみのある雰囲気が、訪れる人を特別な気分にさせます。
初めての秋吉ならまずはこれ!おすすめの定番メニュー
秋吉に来たら外せないのが「純けい」(鶏もも)と「しろ」(豚小腸)。外はパリッと、中はジューシーで食べごたえのある「純けい」がなんとも絶品で、何本でも食べたくなる味わいです。箸休めにぴったりのキューリや、揚げたての串カツも忘れずに。
親鶏のメスを使用した「純けい」は、弾力のあるお肉の旨味と特製のタレが絡んで何本でも食べれる一品。「若どり」という雛鶏の肉を使用した串と食べ比べてみるのもおすすめです。
一人10本は普通で、慣れた方は最初から20本、30本を一気に注文するのだとか。
豚小腸を使用した「しろ」は、ぷりぷりとした食感がクセになります。香ばしく焼き上げられた風味が後を引き、一度食べるとリピート必至のメニューです。
串に刺さったキューリは箸休めにぴったり。特製タレやからしを付ければさらに美味しさが引き立ちます。
サクサクの衣とジューシーな中身が絶妙なバランス。揚げたての香ばしさがたまりません。
食後は福井県民の学校給食でお馴染みの懐かしデザート「お米のムース」をいただきます。優しい味わいのムースにドライマンゴーが乗っており、爽やかな甘さがクセになる福井ならではのデザートです。
秋吉に行くなら:予約方法とベストな来店タイミング
連日大盛況の秋吉は、特に週末や祝日は早い時間から長蛇の列ができ、待ち時間が1時間ほどかかる場合も。スムーズに入店するためには平日の開店直後や夜遅い時間に訪れるのがおすすめです。
予約することも可能ですが、曜日によっては数日前でも予約が埋まってしまっていることもあるので、確実に秋吉を味わいたいならいち早く予約を取るようにしましょう。
ちなみに筆者は、予約できなかったものの水曜日の19時頃訪問し、10分程度の待ち時間でカウンターに着席することができました。
福井の「秋吉」で本場の焼き鳥文化を体感しよう
福井駅前から徒歩数分の便利な立地にある秋吉。香ばしい焼き鳥の香りに誘われ、特別なひとときを過ごしてみませんか?伝統的な味わいと心温まる接客で、福井の焼き鳥文化を存分に堪能してください。
住所:福井県福井市順化2-7-1
電話:0776-21-3573
営業時間:平日 17:30~24:00/土曜 17:00~24:00/日曜・祝日 17:00~23:00
定休日:日曜日 ※月曜が祝日または振替休日の場合は営業
公式HP:https://www.akiyoshi.co.jp/
※2024年10月の情報です。最新情報は各店舗へお問い合わせください。
※テイクアウトの場合は税込み価格が異なります
[photos by はなすけ]