こんにちは、時空の旅人です。TABIZINEの時間を遡り、今までのヒット記事を巡る旅をしています。今回は2013年11月16日に紹介された、外国人が来日時に見ている「日本ガイド」の記事をお伝えします。 |
海外で売っている日本のガイドブックには、どんなことが書かれているのでしょう?

海外からの観光客の皆さんは、日本に対してどのような印象を持っているのか気になりませんか?
やはり、日本人にとっては盲点となることが多いようです。意外なところに新鮮さを感じていたり、逆にやりにくさを感じていたり・・・。そこで、外国人旅行者が日本に対して感じている意外なことをピックアップしてご紹介します。
レストランのショーケースにある食品サンプルに感動
あるアメリカから出版されている日本の観光客向けガイドブックには、食品サンプルについての記述があるそうです。
日本の大抵のレストランには、ショーケースにカラフルな食品サンプルが展示してあって、どういう食べ物があるのか、そして値段がいくらなのかが一目で分かるようになっています。その為、ウェイターやウェイトレスを呼んで、自分が食べたいものを指差して簡単に注文できるといった内容で書かれています。
この食品サンプルは、多くの外国人たちを驚かせているようです。特に食品サンプルを作る様子は、アートだと絶賛されています。
日本人の感覚としては、食品サンプルなんてありふれていて、最近はちょっと古い社員食堂や公共の食堂でしか目にしなくなってきたな・・・という感じですが、海外では真新しい衝撃の品のようなのです。「食べたいものを指差すだけで注文できるのが嬉しい」という発想は、日本人と同じですね。
日本の電車は細かすぎる

また、ある台湾からの東京ガイドブックには、電車についての注意喚起がつづられているそうです。
電車には、「各停」「快速」「急行」「特急」「特快」などがあり、気をつけないと自分のたどり着きたい駅を通過してしまう、という内容です。
確かに、すごく細かい区分けですよね。これには日本人でも迷ってしまうことがあります。
また、海外では電車が時刻表通りに来ることは、非常に珍しいことなのだそうです。1時間に1本の電車なのに遅れて来るのは当たり前の国もあるそう。イタリアでは、かなり遅れているのにも関わらず放送も何もないというエピソードも見かけます。
特にヨーロッパでは日本のきっちりとした時間の感覚が絶賛されています。電車の停車位置までピタッと合わせる正確さにも驚きを隠せないようです。
駅前でティッシュを無料で配っているのが新鮮
アメリカはまだしも、ヨーロッパではティッシュや紙類の値段が日本に比べて高価であることもあり、日本の企業が広告入りのポケットティッシュを配っている様子は、とても贅沢に映るようです。
確かによく考えてみたら、すごく気前の良いサービスですよね。この、販促としてティッシュを配るというアイデアは、外国人にとっては盲点だったようです。
確かに、駅前で怒涛のように配れられるティッシュには、「こんなにもらっていいの?」「これをもらってしまったらどこかに連れ込まれてしまうのでは?」と、心配になってしまうかもしれませんね。
日本人に歓迎される話題と避けたい話題
アメリカとヨーロッパに拠点のあるコーポレート・トレーニング会社「Circles Of Excellence」のブログでは、日本人に対して歓迎される話題と避けたい話題について書かれていました。
■日本人に歓迎される会話のトピック
・相手の家族について尋ねること(良い会話のきっかけとなる)
・自分が感じているホスピタリティーを賞賛する
・日本の歴史や芸術的な成果
・日本経済についての肯定的なコメント
・ゴルフやスキージャンプなどのスポーツについて
■日本人に対して避けるべき会話のトピック
・第二次世界大戦
・ジョーク(よほどジョークを簡単に理解できる相手、自分自身の短所を自覚している相手、ビジネスというよりは社交という場でもない限り避けるべき)
・相手の対面を失わせる可能性のある批判
・日本の社会的なものや、ビジネスに関する儀式や規定を嘲笑うこと
・地元のスポーツチームに対する否定的なコメント
[Cultural Clues, Do’s & Taboos: Communication Guidelines for JAPANの記事より]
かなり研究されていて、とても興味深いです!
こうして見ると、日本にいるとなかなか気づきにくい日本の特徴がよく分かります。日本や日本人の特徴を映し出す鏡として、外国人旅行者の意見をもっと聞きたいものですね。
[All Photo by Shutterstock.com]
執筆者:石原亜香利

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