第10回目は「ここは日本のスーパー?」と思うほど、日本の食材が充実している「シンガポール」編です。
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シンガポールのスーパーは日本と似てる?
シンガポールのスーパーでは、お隣マレーシアのスーパー同様のローカル食材から、オーストラリアやニュージーランドからの輸入品が目立つ乳製品、オーガニック食品まで、ありとあらゆるものが揃います。肉や魚も丁寧にパッケージが施されていることが多く、日本国内のスーパーに近い雰囲気です。
シンガポールには「Fair Price」や「Cold Storage」「Sheng Shong」などのスーパーがあり、国内を網羅するMRTと呼ばれる地下鉄各駅の周辺及びショッピングモール内、HDBと呼ばれる公共住宅やホーカーセンター(屋台街)付近に集中しています。「Fair Price」や「Sheng Shong」はローカル色が濃く、「Cold Storage」は欧米の食品なども充実、ワインやリカーなども豊富に揃います。多くは22〜23時頃までの営業となっていますが、24時間営業のスーパーもあります。
ローカルスーパーは日本の食料品が充実!
トムソン・プラザショッピングモール内の「Fair Price Finest」 (C)sweetsholic
和食の人気の高さからか、シンガポール国内のスーパーは日本食品が充実しています。味噌やしょう油などの調味料、パスタソースにカレールウ、日本のレトルトや日本のスナック菓子に緑茶などが揃います。ご察しのとおり、日本国内よりもお値段は少々高めです。
日本のカレーはシンガポールでも人気 (C)sweetsholic
日本のコンビニ並みの品揃え! 柿の種は1袋5シンガポールドル(約370円) (C)sweetsholic
筆者は2008年〜2010年までシンガポールで暮らしていたのですが、その当時に日本のドリンクやスナック菓子を買うには「Meidi-Ya(明治屋)」または「Isetan(伊勢丹)」へ足を運ぶ必要がありました。ところが今年6月にシンガポールのローカルスーパーを訪れてビックリ! ローカルスーパーとはいえ、日本国内の小規模なコンビニ並みです。
ポッキーやキットカットは安定の人気
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シンガポールを始め、東南アジア各地でグリコのポッキーは人気が高いため、一見するとポッキーと見間違うほど類似している似非商品「Chocky Stick」なども。日本のお菓子を連想させる、なんちゃって商品を見つけてみるのも楽しかったりします。
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酸っぱくて辛い刺激的なタイのスープ「トムヤムクン」、ひき肉にハーブやスパイスを加えたラオス料理「ラープ」の味付けをしたご当地プリッツなども手に入ります。さすが東南アジア!
お土産にしたい食品あれこれ
ココナッツミルクと卵、砂糖が主原料の「カヤジャム」や、「チキンライス」や「ラクサ」などシンガポールの味が気軽に楽しめる料理の素はいかがでしょう? シンガポールならではの味が楽しめるインスタント麺もオススメですよ。辛いものがお好きな人には、唐辛子とエビの発酵調味料などでできた「サンバル」などのチリソースも喜ばれるはず!
シンガポール旅行中に日本の味が恋しくなったときにも利用できそうな現地のスーパー。旅行や出張の際には、ぜひ覗いてみてくださいね。
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