【フランス現地ルポ】「バゲット自販機」で焼き立てパンを買ってみた

Posted by: sweetsholic

掲載日: Dec 13th, 2016

今すぐ食べに旅立ちたい!オランダの絶品B級グルメおやつ4選」でご紹介したオランダのコロッケ自販機にアメリカのカップケーキ自販機など、世界にはさまざまな自販機が存在します。筆者の暮らしているフランスにも、なかなかユニークなものがあります。さて、何が購入できると思いますか? 答えはフランスの食卓に欠かせないバゲット!

焼きたてバゲット自販機が人気!「フランスパン豆知識」でもわかるようにパリには数年前から存在するようなのですが、筆者が住む南西部トゥールーズには今年10月に新登場! そこで早速、バゲット自販機「Côté Pain」を利用してみることにしました。

焼き立てパンを買いに、自販機へ!

「パリパリの本格的なバゲットを1分で焼き上げます」という謳い文句が目を引くバゲット自販機。

フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語の4か国語に対応しています。これはすごい! 1本230gのバゲットが1分で焼きあがるそうです。予め半焼きにした(半焼性)バゲットを自販機で焼き上げる、という仕組み。

小銭だけでなく、紙幣にも対応しています。お値段は1本1ユーロ。

「こんがりの一歩手前」または「こんがり」のいずれか、お好みの焼き加減が選べます。パンの焼き加減にこだわるフランス人ならではの発想かも。

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焼き時間のカウントダウンが始まります。あと7秒!! 

待ちに待ったバゲットが焼きあがりました。

パン屋の「こんがり」よりは色が薄めだけれど、上出来です。焼き立てはとっても熱い! そして、とてもよい香りがします。

焼きあがると同時に、自販機から紙袋が出てきました。2ユーロのコインや5ユーロ紙幣を入れた場合、このあとにお釣りが出てきます。

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フランス人の友人と試食してみました!

割ってみると、中はふわっとした仕上がりです。皮のパリパリ感と中身のふわっとしたコントラストは、自販機ながらさすが!

気になる味は? ということで、早速味わってみることに。フランス人の友人は「焼き立てはおいしいね」というシンプルな感想です。筆者はフランスに住み始めてから舌が肥えたせいか、おいしいけれど、スーパーなどで売られている半焼性のパンの味。ブーランジェリー(フランスのパン屋)で買う出来立てのパンとは、口中に広がる小麦の旨みが違うかな・・・という気がしました。

筆者がバゲット自販機を撮影しているときのこと。地元の人たちにとってもパンの自販機は珍しいためか、パンが焼けたときには周囲にいた人たちから歓声が上がりました。その後、自販機を観察していると、物珍しさから写真を撮る人たちも。

焼き立てがいつでも楽しめる、24時間営業のバゲット自販機。今後の行方が楽しみです。

バゲット好きのあなたは【現地ルポ】2016年パリバゲットコンクールで優勝したバゲットを実食!も要チェックですよ。

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sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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